独り言


そっとそっと 誰にも聞こえないくらい小さな声で
囁いた 呟いた
とても悲痛で 全く無意味な独り言

いつもいつも 僕は一人ぼっち
暖かな陽のさすこの場所で
優しい空気の満ちたこの場所で
僕だけが一人ぼっち

とてもとても ステキな被害妄想
誰の目にも 僕の姿は映らない
誰の耳にも 僕の声は届かない
酷く孤独な被害妄想

めまぐるしく移り行く世界で
僕一人 おいてけぼり
――僕も一緒に急いだら 僕に気付いてくれるかな?
滑稽な妄想に自嘲する

だから僕は 囁く 呟く
誰にも聞こえない とても切ない独り言
別に 聞いて欲しいわけじゃないから
耳を塞いだって良いよ

「・・・・・・・・・」




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