決断


いつの間にか 僕らは壊れてしまっていて
狂った君は 狂った僕を ただ嘲笑う

可笑しいねえ
最初は小さな亀裂だったのに
簡単に 二人を壊し尽くした

きっともう 僕らは一緒にいられないから
――僕から 君に告げなきゃいけない

僕の「決意」を知った途端
ヒステリックな声を上げ 君は僕を糾弾する
あんなに僕を罵ったくせに
きっと 君のプライドが許さないんだね

そして 泣き叫ぶ君に
僕はもう一つの決断を下す

二度と 僕を嘲笑えない様に

二度と 僕を罵れない様に

ああ やっぱり僕も壊れきっていたんだね
だってほら・・・
声を失った青白い君が こんなにも美しい




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