腕を伸ばし 口づけた君が霞んでいく
声を枯らし叫び続けても 戻らないの?

そう、亡くした悲しみに 耐えきれず
後悔だけが今 僕に残された

冷たくなる 君の頬に触れてみた
愛しい君の流した涙が 赤く染まる

そう、誰より大切なはずなのに・・・
せめて 僕の腕で眠らせてあげる

小さく咲く あの桜の花弁に
君のかけらが今も咲き誇っている
涙の色に染まる 美しい花は
眠る君の輝きをたたえている様で・・・

どうしてあの時 許せないままで
繋いだ手を離してしまったの?
首に回した 僕の手の平には
君への想いが こもっていた・・・

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