死刑台に立つ日
迫り来る 死刑執行の日
そこから先は闇だと
そこから先は地獄だと
先を行く亡霊達が 僕を手招きする
確実に定められたその日
時間から逃げられるわけも無く
ゆっくりと しかし確実に
――絶望は近付くのだ
猶予は 発狂を誘発する
今日の喜びは 明日の悲哀を浮彫りにする
生きているのではなく 生かされているのだと
屈辱と共に 思い知らされる
いっそ狂ってしまえれば良いのに
半端な理性は それを許さない
亡霊の声がアタマに響く
臆病な僕は それだけで眠れなくて
恐怖に怯え 一人震えたまま
怯えを抱いて 貴重な朝を迎える
死刑台に立つ自分の姿が 焼き付いて離れない
自らの命を 絶たれる瞬間が――
どれほど足掻いても 決して逃げられない恐怖
「さあ こちら側へおいで」
生者を妬む亡者の声
僅か未来の 僕の声
そして僕は――あの死刑台に立つ
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