solitude


僕が涙を流したのは 悲しいからじゃなくて
純粋に――君が恐かったから

声を上げて泣き続ける僕を見て
君は困った顔をした
僕が怯えているとも知らないで

それは 圧倒的な孤独感
気持ちを微塵も共有できない
言葉が一語も通じない
最も近しい君ですら・・・

まるで異国の人のよう
通い合わぬ想い 解った振りをして
僕だけ置き去りに

君、生まれて最初に出会う他人
僕の全てを見て来た人
お願いだから
僕を独りにしないでよ――――。

僕が涙を流したのは 悲しいからじゃなくて
お母さん、貴女がとても恐かったから




「狂記」のトップへ