++痕―きずあと―++


舞い落ちる
紅い花は
時に 私を
埋め尽くす


愛が夢となった日
深く刻まれた十字

忘れたはずのあの日を
記憶の彼方から
呼び掛ける声が蘇らせる

モノクロームな記憶の世界

なのに

そこだけ切り取られた
空間のように
色鮮やかで
私はまた
囚われる

振り向いた先に
ある現実を
見つめ続けるには
弱すぎて

現実と幻想の狭間に
置いてきたソレは
色褪せることを知らない

癒されたと信じていたソレは
今もまだ私の中にあって
深く刻まれた十字からは
紅い花が散り続けている

信じること恐れ
諦めること知った
仮面を身に付け
私は…逃げた…


否定することで
守り続けたモノ
それは自分


気付けばソレは
紅い花で埋め尽くされ

私は また
囚われる…
心の十字は罪の証
散る花は心の涙

愛が夢となった日
深く刻まれた十字

その痕が私を囚えて
離さない…



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