++野良猫の夢++
野良猫は
愛に憧れてた
冷たい雨の日
凍えた夜に見た夢は
大嫌いなハズの人間の
優しいぬくもり
野良猫は
愛に憧れてた
だから
どうすれば
愛を貰えるのか考えた
触れられること怖れて
近づくものには爪を立て
全てを拒絶していた
いつも独りで
強がってた
だから
今度は甘い声で
すりよって
優しさをおねだりした
でも
撫でてくれる手はあっても
この汚れた体を
抱きしめる手は
何処にも無かった
野良猫は
寂しかった
”誰も僕を必要としない”
”誰も僕に名前を付けてくれない”
絶望にも似た
虚無感の中
それでも
冷たい雨の日
凍えた夜に見る夢は
諦めきれない
優しいぬくもり
野良猫は
愛に憧れてる
今も…
これからも…
ずっと…
優しいぬくもりを夢見てる