マレーシア警察をなめるな!!!

去年の夏休みに初の海外旅行(シンガポール)に行ってきた。でも何か
とトラブルが起こりがちな海外で、僕らもやっぱりトラブルを起こして
もーた。

1998年9月

旅行最終日、僕らはシンガポールでショッピングをしたいという派と、
マレーシア行きたい派に分かれて行動した。シンガポールは島国だが、
マレーシアと一本の土手で結ばれているので、歩いて国境渡りたい、第
三の国マレーシアにいってスタンプを増やしたいと思っているやつら4
人で行くことになった。歩いて国境渡るなんて、日本では絶対にできっ
こないから。ほんで、地下鉄、バスを乗り継いで、シンガポールの出入
国管理事務所まで来て、シンガポールは簡単に出国できた。そして、車・
バイクがびゅんびゅん走って行く横を四人は歩いていった。半分くらい
さしかかったところで、道の舗装が変わっているのに気付いた。ガイド
ブックによればそこがまさに国境線らしい。「いち、にの、さんで入ろ
うぜ」と言う前に一人がさっさと入ってしまったので、僕らもさっさと
マレーシア側に足を踏み入れた。「これで歩いて国境を渡ったんだな」
でもぴんと来ない。そりゃそうだ、マレーシアの町はまだ海の向うにあ
るのだから。「せっかくやからマレーシアの町並みを見て帰ろうぜ。」
と僕が発言した。これがハプニングの始まりになろうとは・・・。15
分ほど歩いてマレーシア側についた。国境管理所はシンガポールに比べ
ると粗末なものだ。いや、アジア的とでも言うのか。車がどんどん入っ
ているのを見て、高速道路の料金所みたいにも見える。歩いてきた人間
や、バスの乗客は別にブースが2つある。ひとつは「for Malaysian」と
あり、もう一つは「Singaporian Others」とかいてある。僕らは日本人
なので、後者のブースに並んでいた。ところが後ろのオバハンが「こっ
ちこっち」と「for Malaysian」のほうを指差すので、そっちにいったら、
出入国カードもパスポートの提示も不要であり、そのまま検問を通過し
てしまったのである。
「なんだ、あっけねえ」マレーシアに入国してからはタクシーのおっち
ゃんの勧誘を避け、風景をちびっと見てから、シンガポールに帰ること
にした。しかし、反対側にあるマレーシアの出国管理所でパスポートに
判を押してくれるはずの監査員がなかなか押してくれない。そして彼は
もう一人の警察官らしき人物と相談した後、僕らに「ついて来い」と指
示した。僕はまだこの段階では事の重大さを飲み込めてなかった。つい
ていって入ったのが、警察官の駐在所みたいなところ。そこで駐在所の
ボスが登場して英語でなぜ君らのパスポートにははんが押されていない
のか?」とたずねてくる。僕はまだその段階で事の重大さを飲み込めず、
しかもそのおっちゃんのしゃべり方が面白かったのでつい顔をにやつか
せてしまった。すると突然僕に向かって、
"Why are you laughing?!!!!!!"
僕はギクッときて、ようやく事情を飲み込み、それと同時に一気に緊張
が走った。向こうが疑うのは当然だろう。パスポートの入国スタンプが
押されていないのだから。密入国されたと思ってもおかしくない。その
後英語のできる二人がそうなった理由を何とか説明した後、再び入国管
理所に行くように指示され、車の列をかき分け、反対側の入国管理所に
ついた。そこでスタンプを押してもらい、また車の列をかきわけ、出国
管理所についてスタンプを押してもらってや―――っと出国することが
できた。時刻は17時、マレーシアに入ってから1時間半ほどたっていた。
そうして、また車やオートバイがビュンビュンとおる道を歩いて帰り、
ようやくシンガポールに帰ってきた。シンガポールの入国スタンプを押
してもらった時、僕は思わず他の三人と握手を交わしていた。    
              完

↑シンガポール・マレーシア国境にて友人と。(後ろはジョホールバル)。
まさか、この後に事件が起ころうとは・・・