裏紙芝居 第1作



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今日の話の始まりは、とある呉服問屋から。

今日も忙しそうに位の高い人を相手に売っている、店の奥にボーッと座っている老人が一人。
彼の名は「幻風老」この店を弟子に任せて隠居の身で監視をしている。
その店の入り口を、行ったり来たり覗いてみたりしている一人のおなごが居た。
彼女の名は「雅」幾度となく助けられた白頭巾に秘かな想いを抱いているのである。
その雅がなぜこんなトコでウロウロしているのかといえば、話は数日前に戻る。

数日前、例のごとくゴロツキの二人に襲われていたところを助けられた時、去り際にチラッと見えた、いや見えた気がした顔がここの御隠居に見えたのである。
ただの見間違いかも知れないが、気になったので確認しに来たのである。
さすがに目立った雅、店員に見つかり問い詰められる。
店員:何だお前は!?ここでなにしてた、ここはお前見たいな貧乏人がこれるところじゃないぞ!さっさと消えないと番屋につきだすぞ!
雅:あぁ、スイマセン、ここに知り合いが入った気がしたので見てただけです、でも気のせいでした、スイマセン。
っといって、まだ気になりながらもシブシブ帰ることにした雅。
幻風老:どうした?大きな声を出して。
店員:いえ、どこぞの貧乏長屋の変な女が覗いてたんで追い返したんですよ。
幻風老:女?・・・まさか!・・・いや、まさかな。
表の通りをじっと眺める幻風老。
雅:あ〜あっ、結局何も判らなかったなぁ〜・・・でも気になるな〜、あのおじい様・・・ふぅ〜。
その後ろに、忍び寄る影二つ!!
例によって、言わずと知れたあの二人「めぷちん」と「子願」である。
そっと、あとを付け人気のないところまで来た。
その時!!背後から襲いかかり気絶させ連れ去ったのである!
子願:やっぱりやばいよぉ〜やめようよ〜、ねっ?
めぷちん:今更何をいてるんだ!これもあの忌々しい白頭巾をおびき出し倒す為だろ!
それに、今度こそしとめてやる!って意気込んでて次はただで手を貸してやる!
と言っている「金」と「おはな」を使わない手はないだろ? だから、今がチャンスってことなんだよ。
それに、今度は隠し玉も用意してるしな!
今度こそ、奴の息の根を留めれるってもんだ!ハッハッハッ。
だから、お前は心配せずに着いてくればいいんだ!
子願:うん、わかった!!今度こそ倒せるだね!やるぞぉ〜!
めぷちん:おうっ!その意気だ!
そして、雅を連れてどこかに消える二人。

その頃呉服問屋前
呉服問屋の店先では、まだ何かを考えている幻風老の姿があった。
その店の前の家の陰に一つの人影があった。
謎の影:あぁ〜、ついに見つけましたわ幻風老様ぁ〜
いえ、白頭巾様(ニヤッ)
もう離しませんわ!これからはズット一緒ですわ!

どうなる雅!今度の二人は本気みたいだぞ!
お前たちは、漫才コンビじゃなかったのか?「めぷちん」「子願」(笑)
そうとは知らない幻風老こと白頭巾、今度の闘いは一筋縄じゃ行かない気配、勝てるのか白頭巾!
それにそれに!最後に出てきた謎の影!
影の正体は?言葉からすると女か?なぜ正体を?

以上、第二部前編「雅の疑惑、サイは投げられた!?」をお送りしました!

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