映画「エリザベス」を観に行きました。
おもしろかったよ〜ん。豪華絢爛な中世ヨーロッパ映画って衣装を見るだけで見ごたえありますね。
全編通じて音楽もよかった。クラシックはよくわからないけど、最後のシーンで使われているのが「レクイエム」だってことだけはわかりました。
モーッアルト、ベルディ、フォーレ・・3大レクイエムの・・誰のかはわからなかったが、一人の女性としての「エリザベス」から「女王エリザベス」への転換のシーンあたりに、曲がはまってました。
あのレクイエムは、「ひとりの女性」としてのエリザベスへの鎮魂歌でもあり、女王としての再生のテーマでもあったと思う。
ただ悲しいかな、いまいち歴史がわかってないので、スコットランドのメアリー・オブ・ギーズとメアリー女王を同一人物だと思っていた。最後まで。
「なぁ、メアリーってエリザベスより美人やったんちゃうん?」と友達と映画館のロビーで話し合ってる後ろで、微笑む一人のおじさま。
もう、私達に真実を言いたくてしょうがなかったんでしょうね。笑うんなら教えてくれよう!
見知らぬ人から歴史のご教授を受けても「変なオッサン!」って顔しないから。
帰りに丸善で原作を買って、さきほど読み終わりました。
そっかー。メアリー・オブ・ギーズってメアリー女王の母親だったんだ。どうりで老けてるはずだ・・。
これからご覧になる方、この辺を把握してから観たほうがよろしいかと。
って、みんな知ってるか。後にロンドン塔に幽閉され、エリザベスに殺されるメアリーはスコットランドの女王であり、フランス王妃のメアリー。
そして、まだ幼い娘の摂政として権力を握っていた母親のメアリー。
さらに、エリザベスの腹違いの姉でプロテスタント虐殺で有名な前・イングランド女王「ブラッディ・メアリー」(血まみれメアリー)と3人のメアリーちゃんが登場します。
映画の感想としては、一人の女性が逆境から女王として生きていくことを決意するまでのドラマあり、恋愛あり、陰謀あり・・。
見ごたえあります〜。
人間エリザベスの葛藤、女王としての頭の切れ、背後で蠢く男達の権力欲と陰謀。
話が国レベルになると全然違ってくるけれど、"男社会に投げ入れられた女社長の物語"という見方も出きると思います。
今回、主役のエリザベス役だった人(名前忘れたけど)、典型的なルネッサンス美人の顔だとか。
カトリーヌ・ド・メディチもこんな顔だったのかな〜。
ポイントとしては、まだ少女のエリザベスの頃は襟の開いたドレス姿、野生美さえも感じさせる。
そして、女王としての葛藤が深まり権威が高まるにつれ、ドレスの襟がだんだんスタンドカラーになっていきます。
そしてラストは、肖像画でお馴染みのスタンドカラーで下からブラウスの襟がヒラヒラしている姿に。全身に真珠、ダイヤを散りばめまぶしいような威厳です。
・・・昔、占い師さんにインタビューしたときに聞いた「こういう仕事をしてるとねー、いろんな人がいろんな気を連れてくるから、それから身を守るために"占い師"ってのは、だいたい派手なヒカリモノを身につけてるのよ」って言葉を思い出しました。
美は装うものなれど、己を防御するものなり。