戦争モノの映画って割とよく見たりします。
映画というものを一番最初に見ておもしろい!!と思ったのが「大脱走」。
テレビの洋画劇場で見たのですが。
あの中ではスティーブ・マックイーンが好きでした。私のアゴの尖ったサル顔好きのルーツを辿れば、マックイーンかもしれない。なんで、戦争映画が好きか。やはり「生と死」の極限に立たされた人間の姿ほど凄いものはないと思うから。
さて、そんなわけで「シン・レッドライン」もかなり期待して見ました。
たしかに「生と死」を描いてはいた。
でもね〜、なんか物足りない。「死」に拘りすぎて「生」が見えてこなかったように思います。
戦闘シーンもありましたが、「プライベート・ライアン」ほどの迫力もなく。(でも、ライアンの冒頭の戦闘シーンは、「ジュラシック・パーク」の残虐性と似通ったものがあって好きではない)
モノローグというか、語りが多すぎてだんだん気分が重くなってくるし。
「なにが言いたいんじゃーー!」と叫びたくなるようなウダウダ。
そして、私が日本人だからでしょうか。第二次大戦中の話なので、戦闘相手が日本人ってことが引っ掛かる。
内藤剛に似た日本人俳優が「貴様もいつか死ぬんだよ」と主人公の男に日本語でボソっと言うのですが、あまりにもストレートじゃないかい? あとの伏線としては。
捕虜になったり、戦闘で死んだりした日本人もなんか無様に描かれていて・・・。う〜〜ん、同じ日本人としては、ちょっとね。みんなもっと潔く死んだんじゃないかなぁ。
アメリカの戦争映画を見ていていつも思うのですが、ベトナムにしろ第二次世界大戦にしろ、戦士、戦争そのものが描かれていますよね。
結構、リアルに。
日本映画で、あの戦争の残酷さ死んでいった人達の無念さ、不条理を描いたものってあるのでしょうか。
「ひめゆりの塔」にしても、「海ゆかば」や「戦艦大和」みたいな海軍物にしても、どっか浪花節的というか、情の部分で捉えているように思うのですが。
そろそろ、「太平洋戦争」の本当の姿、みんながみんな「天皇陛下ばんざ〜い!」を信じていたのではない「死ぬのイヤだ。コワイ。オラやだよ〜!」という本当の所どうだったのかを総括してほしいと思う。
シベリア抑留、満州からの引き上げ、原爆・・・負けたんだからしょうがないかもしれないけれど、「悲話としての美しさではない戦争物語」がそろそろ日本で作られてもいいのではないでしょうか。
なんか、「シン・レッドライン」の感想から外れてしまいましたが、出てくる「敵」が日本人であったせいか、見ながらそんなことを考えてしまいました。
「和製・DEER HUNTER」みたいな映画が見たいと。
ビデオの感想、もうひとこと。
主人公に感情移入しにくかった原因のひとつ。主人公の目のあたりが沢田亜矢子の元・ダンナに似ていたから・・・。(なんちゅう感想や!)