大根役者

 あなたは大根が好きですか? めっきり寒くなってきたこの季節、おでんの大根を食べていると、体も心も温かくなってきます。今回は、そんな大根のちょっとしたお話です。

 というか、「大根」という言葉についての話ですけどね。

 「大根役者」という言い方があります。「大根役者」とは、演技が下手な役者の事を言いますが、どうしてそれが「大根」となってしまうのでしょう。
 
 これにはいくつかの説があります。まず、大根という食べものはめったなことでは食当たりしません。ここから、下手な役者の芝居は当たらないにもじって、大根が使われたという説。

 次に、下手な役者はすぐに芝居からおろされてしまうからという説。こちらは、大根おろしとかけられているのです。

 他には、下手な役者はとてもプロには見えず素人っぽいことから、この素人という語句が「白い」という語句と似ているということで、白い大根と重なって呼ばれたという説。
 
 どれが本当かは分からないのですが、大根にとって見たら大きな迷惑です。大根は、煮物には欠かせない大切な食材の一つです。そういう意味では、大根は名脇役なのかもしれませんよね。