陸の王者「ツクシ」

 
荒川の土手にツクシが顔を出したとニュースで聞きました。春はもうそこまで来ているようです。

 厳密に言うと「ツクシ」という名前の植物はありません。「スギナ」というシダ植物の胞子を作る茎、つまり生殖器が「ツクシ」なんです。
 
 約3億年前、巨大トンボやゴキブリがいた頃、高さ30mもあるスギナのご先祖が林立していました。しかし種子植物が誕生すると、胞子で増えるシダ植物は急速に衰退しました。

 さて、シダ植物には他に「ワラビ」があります。じつはワラビにはプタキロサイドという強力な発癌物質を含む猛毒植物なのです。大量に食べると腫瘍ができたり血尿が出たりします。

 最近の研究で、高温でのアルカリ処理、つまり伝統的な「アク抜き」により発癌物質は完全に分解されることが証明されました。昔の人の知恵の影には無数の試行錯誤と犠牲があったのでしょう。

 ワラビはこのように毒で防衛していますが、ワラビハバチの幼虫のように毒を克服して食べてしまうような敵も存在します。ではワラビはどうやってそれらの敵から身を守るのでしょう。

 じつは芽に蜜腺をつけ、甘い汁でアリを誘うのです。アリは勤勉で攻撃的なため、蜜の周りを忙しく徘徊し他の虫を追い払うのです。つまり「蜜」という報酬を払って「アリ」というボディーガードを雇っているのです。

 3億年の時を生き抜いてきたシダ植物・・・お見事です。



若いパパ

 翁は大の子供好き。翁がまだ中学、高校生だった頃、親戚が遊びに来ると小さい子と一緒によく遊んだものです。

 親戚の両親が帰ろうとしても子供は、「帰んない、けんぼう(翁の愛称)と一緒にいる!」と言って両親を困らせ、結局泊まっていったことも多かった。

 あとビックリしたことでは、高校生の翁が小さな妹をダッコして大売出しの抽選を引かせてあげている姿に惚れたと、後日会ったときに女子高生から告白されたこともあった。(そんなのに惚れるか、普通?)

 そんな翁はずっと「若いパパ」になりたかった。18歳でパパなら子供が小6でもまだ29歳、22歳の大学卒業と同時にパパになってもまだ若い。

「おめ〜の父ちゃん、若いな〜」って子供の友達に言わせたかったけど・・・

 現実は厳しいもんですなあ、相手あっての若いパパだし・・・(笑)



いろはにほへと

 いろは歌を7文字で折り返した時に、行の終わりに並ぶ文字を順に読んでみましょう。
 
 
すると、「とかなくてしす」つまり「咎無くて死す」という、無実の罪を着せられて死んだという意味が現れます。

 じつは、いろは歌の作者は万葉の歌人・柿本人麿呂であるという説があり、無罪の罪で死罪となった人麿呂が、獄中で冤罪により死にゆく心境を込めて作った遺書であるというのです。

 更に驚くことに、「へ」は当時「上」を表わしたことから「へ」の上段を読んでみると、「ほをつのこめ」(本を津の己女)となります。これはどういう意味でしょう?

 人麿呂には津の里に愛する女性がいたそうで、その女性に彼の歌が編纂された万葉集・巻二を届けて欲しいとの願いを込めたものだというのです。なるほど色々な解釈があるんですね。

 ちなみに無常感を歌う「いろは歌」の解釈は普通次の通りです。

「色の匂う名声も、いつかは散り果てる。この世は無常である。このはかなさを乗り越えるには、浅はかな栄華の夢をみたり酔いしれてはいけない」