太陽光線の秘密

 
太陽の半径は約70万Km、単純計算では光速で約2.3秒かかる長さです。とすると、太陽の真中で発生した光は2.3秒後に表面に達すると思えるが、実は約1千万年もかかるのです。

 太陽の中心部は温度が1千万度以上もありエネルギーが高すぎるので、赤外線や紫外線ではなく電磁波の一種であるガンマ線が放射されます。

 ところが太陽の中で電磁波は真っすぐに進めず、最寄りのガスに吸収されては再び放射される過程が繰り返され、こうした「寄り道」が過ぎて、表面に達するのに2.3秒どころか1千万年もかかってしまうのです。

 この間、エネルギーは次第に低くなり、最初のガンマ線がやがてX線になり、太陽から外に出る頃には主に可視光、一部は赤外線や紫外線になっています。

 ひとたび宇宙に出たら後はもう一直線。地球に届くまでは約8分です。結局、私達が浴びている日光は1千年前に太陽の中心で発せられたものと言えます。

 つまり、太陽が光り輝いていても、今現在、太陽の中心部で光が発せられているとは限らないのです。そうかもしれないし、そうでないかもしれません。確実なのは、1千万年前には太陽の中心部でエネルギーが発生していたということだけです。



混雑のストレス

 朝の満員電車の中。隣の人と顔をつき合わせないよう、注意深く体の向きを変える。小さくたたんだ新聞が誰かをつつかないように。大きな動作をしないよう、みんなが気をつかっている。こうした振る舞いは「エレベーター効果」と呼ばれる。

 短時間狭い場所に閉じ込められると、人は他者との接触を減らし、動作や物音を控えようとする。もめ事や余計なストレスを避ける手段で、チンパンジーなどの類人猿にも見られる。

 チンパンジーは一般に、近くの集団が声を上げると、それにこたえるように叫んだり派手な動作をしたりする。野生の場合、この行動が縄張りへの侵入を防ぐ。

 しかし狭い場所で興奮して反応すれば、混乱を招きかねない。そこで飼育下のような閉鎖環境では、大きな物音を出さないように努める。感情のコントロールができるようだ。

 一方、狭い部屋にネズミをすし詰めにすると、部屋の中央に置かれた餌に群がり、やがて殺し合いや共食いを始めるという。これと同じく人間も過密状態では無秩序や暴力行為がはびこるという説が信じられてきた。

 だが少なくとも人やチンパンジー、アカゲザルなど霊長類では、過密が暴力を引き起こす明確な証拠はない。むしろ逆に、チンパンジーやアカゲザルでは固体密度が高まるほど毛づくろいなど他者との交流を頻繁にして、緊張や争いを避ける傾向がある。

 過密状態での行動だけでなく、争いの後の和解、食べ物の分配といった霊長類特有の様々な行動は、最近「道徳性」の存在として考えられはじめている。文化や宗教の視点から論じられてきた「道徳」が、脳という肉体の所産として解明される日がくるかもしれない。



でんしんばしら♪

 「日本の風景をぶち壊しにしているのは、電柱だね」と、ある風景カメラマンがこぼしたそうだが、たしかに良い風景だと思いカメラを向けると、日本では電柱が邪魔になってしまう。

 欧米では電線や電話線を地中に埋めるのが常識である。しかしこれにはコストがかかるわけで、結局日本のインフラはほとんど発展途上国並であることを、電柱君たちが証明してくれているわけである。

 電力会社の説明によると、これからは積極的に電柱を地中に埋めていく方針だという。ちなみに電気事業連合会によると、平成11〜15年度に、全国で3000Kmの地中化を進める計画があるそうだ。

 3000Kmと言われても、いまいちピンとこないけど、今後21世紀の日本では電柱はだんだんと姿を消していくわけで。そうなると今度は電柱が無くなるのが寂しいような気がする。「昔は電柱っちゅ〜もんがあってなぁ・・・」なんて話になるのかも。

 ただし全ての電柱を地中に埋められるわけではないようだ。地上部分にある変圧器の設置場所の確保が必要だし、保守点検などが確実にできる場所でないと地中化は難しい。やはり完全に電柱が姿を消すわけではないらしい。

 ちなみに電柱って広告があるけど、あれっていくらくらいだと思う?電柱広告には1m60cmくらいの高さにある巻き広告と、3.5〜4mくらいの高さにある掛け広告の2種類があるよね。

 看板制作費はどっちも1万円くらいで、あとは月々1600円〜2600円の広告費を払う形になっているんだって。