ブレーク72-5・阪神大震災の死者数を過大に統計するな
(なんでも掲示板 01年9月 投稿済)
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阪神大震災の犠牲者は、現在は6,308人〜6,345人、とされています。
しかし、震災後しばらくは、犠牲者数5,502人、の状態が続いていました。
なぜ800人増えたのか?その要因としては、
*避難所で発病し死亡した(神戸市だけで?98人)
*震災による停電、断水で病院の診療機能が低下したため病状が悪化、
*近くの病院が被災しなかなか治療を受けることができなかった
*診療活動に奔走し過労で死亡した(医師)
*震災当日に発病し5月中旬に亡くなった
*地震で家族が死亡したり家屋に被害を受け、心的外傷後ストレス障害
(PTSD)によるうつ病になって自殺したケース
といった死者を「震災死」のカテゴリに含んだため、とされます。
震災死のカテゴリを増やした理由としては、「震災弔慰金支給」の対象と
するため、とされています。
「震災弔慰金支給」者を増やすのには異存はないのですが、どうもこの800人を
震災死のカテゴリに加えるのには、小生は抵抗があります。
というのも、震災死者数、というのは、いわば、災害の強さを示すメルクマールの数字です。
震災死者数で、大体その被害の規模を推し量ることができます。
その場合で、一方の災害、たとえば伊勢湾台風で震災関連死を「災害犠牲者」のカテゴリに
含めず、他方阪神大震災ではカテゴリに含める、と言ったことをされては、災害研究の
場において、不都合を生じさせかねない、と思います。
正しくは「犠牲者5,502人、その他関連死者800人余」とすべきでしょう。