八重桜(やえざくら)(賞) 【東京】
バラ科サクラ属の樹木の中で、花が美しく観賞用にされるものを一般に桜と呼ぶ。桜はアジア東部からヒマラヤで咲くが、日本では山桜系が主流で、ほかに里桜系などがある。一方、桜には一重咲き、八重咲き、菊咲きなどがあり、八重桜は里桜の八重咲き種をさし、ボタンザクラともいう。花は新葉と同時に咲き、花期はやや遅い。色は、淡紅色・紅色など。八重桜の花弁は塩漬けにして食用に供される。
八雲(やくも)(特別) 【函館】
渡島支庁山越郡の町。軽種馬の生産地として知られている。町は内浦湾西岸と背後の山地を占め、沿岸に函館本線が通じている。遊楽部(ゆうらっぷ)川下流の八雲平野は北海道の酪農先進地域で、牧草地や飼料畑が広がっており、付近の乳製品工場ではバターやチーズを生産している。また、ジャガイモの生産量も多く、沿岸漁業も盛ん。
矢車(やぐるま)(賞) 【京都】
ヤグルマソウは楔形の大きな5枚の葉を矢車形につけ、深山に生えるユキノシタ科の多年草。日本列島、朝鮮半島に分布する。高さ1メートル以上に達し、根茎も太い。6〜7月ごろ、花茎の上部に円錐状に小さな花が集まって咲く。葉は乾燥させてタバコの代用とされる。俗にヤグルマソウと呼んでいるのは、キク科のヤグルマギクのこと。
八坂(やさか)(特別) 【京都】
京都市東山区祇園町北側にある元官幣退社。例祭は祇園祭。
八瀬(やせ)(特別) 【京都】
京都市左京区の郊外にある地名。高野山の渓谷部を占め、比叡山へのケーブルカーの起点に当たるレクリエーション地帯で、八瀬遊園地がある。京都と若狭を結ぶ交通の要衝を占め、住民は古くから駕輿丁として朝廷に仕え、行幸時には牛車を奉仕するので「八瀬童子」と呼ばれた。夏目漱石『虞美人草』には「棚引く霞はとこしへに八瀬の山里を封じてのどかである」と描かれている。
八ヶ岳(やつがたけ)(特別) 【東京】
長野県南東部の佐久盆地と諏訪盆地を分かつ富士火山帯の一部で、南部は山梨県境にある。標高2899メートルの赤岳を主峰に、硫黄岳・横岳・阿弥陀岳・権現岳などの火山が南北に並び、これを総称して八ヶ岳という。八ヶ岳の山頂部は針葉樹の森林に覆われ、山腹と裾野は草原で、清里高原、野辺山高原などが広がり、高冷地野菜の栽培地、牧場などに利用されている。
柳川(やながわ)(特別) 【小倉】
福岡県南西部にある旧城下町で、昭和26年(1951年)市制施行。有明海に臨み、筑後川と矢部川に挟まれた三角州に位置する。クリークが発達し、水郷として有名。また、有明海岸には雄大な干拓地が広がっている。詩人・北原白秋の生地として知られ、詩碑「帰去来」が立ち、井上靖の『あすなろ物語』、壇一雄の『リツ子その死』などの一舞台となっている。
矢作川(やはぎがわ)(特別) 【中京】
愛知県中部を流れる全長137キロの川。木曾山脈の南部に発し、三河高原を横切って南西に流れ、豊田市から南に転じて巴川、大平川を合わせ、広大な段丘を形成している。下流では旧本流の矢作古川を分けて知多湾に注ぐ。豊田市内で明治用水に取水されるほか、西三河地方の上水道や工業用水に利用されている。
耶馬溪(やばけい)(特別) 【小倉】
山国川その他が大分県北西部の台地をきざんで作った渓谷で、岩石美・森林美・渓流美がそろい、しかもその調和がすばらしい名勝の地。菊池寛の『恩讐の彼方に』で有名な青の洞門がある。
弥彦(やひこ)(特別) 【新潟】
新潟県中西部の日本海岸近くにあり、標高638メートル。佐渡弥彦国定公園に属する。東麓には弥彦神社、国民保養温泉の弥彦温泉と岩室温泉がある。ロープウェーの通じる弥彦山山頂からは、日本海や佐渡を眺望することができる。
山国川(やまくにがわ)(特別) 【小倉】
大分県北西部を流れる川。全長56キロ。英彦山の東に発し、中津市の北方から周防灘に注ぐ。中流に耶馬溪がある。
山桜(やまざくら)(賞) 【中山】
桜の一種で、高さ約20メートルになる。日本の国花。春、新葉と同時に淡紅白色の花を開き、関東以南の山地に自生し、材は堅く家具・器具・定規などに利用。
山科(やましな)(特別) 【京都】
京都市南東部、東山区の近郊地区。昭和6年(1931年)に京都市へ編入。戦前は近郊農業地帯だったが、近年は市街地化が進み、工場進出が目立つ。古くから大和と近江を結ぶ交通の要衝で、平安京の近郊農村としてウリ、ナス、染料用のアカネ栽培などが盛んだった。藤原鎌足創建の山階寺跡、天智天皇陵、安祥寺、本願寺跡、大石神社、勧修寺など史跡が多い。
山城(やましろ)(特別・ステークス) 【京都】
旧国名。五畿内の一つで、いまの京都府南部。
大和(やまと)(特別) 【京都】
五畿内のひとつで、奈良県全域を占める旧国名。飛鳥京、藤原京、平城京など古代の都が置かれ、室町時代初期までは寺社が大きな勢力を誇っていた。明治9年(1876年)に大阪府と合併、同20年に奈良県として分離し、9市8郡で現在に至っている。
山中湖(やまなかこ)(特別) 【東京】
山梨県南東部の湖、富士五湖のひとつで、最東端に位置している。面積6.4平方キロ、水深13.3メートルは五湖の中で最も浅い。湖型は単調な三日月形で、湖岸線にはカラマツ林などがあり、湖水は北西端から流出して桂川となる。避暑地として人気があり、冬にはスケートやワカサギ釣りもできる。また、フジマリモの世界最南の生息地としても知られる。
やまなみ(ステークス) 【小倉】
「山並み」。山の並んでいること、山脈を意味する。なお、スポーツニッポン新聞西部本社からは、昭和43年以降の小倉競馬に寄贈賞を受けていたが、63年以降は創設したやまなみステークスに同社賞が贈られることになった。
やまびこ(ステークス) 【福島】
昭和57年6月に開通した東北新幹線のやまびこ号にちなんで命名された。
山吹(やまぶき)(賞) 【中山】
バラ科の落葉低木で、高さ約2メートル。葉は卵型で長さは3〜7センチ。春、枝頂に黄色の五弁花を開く。一重のものは、山野に自生し、八重のものは多く庭園に栽植。やまぶき色といえば黄金色の代名詞。
山藤(やまふじ)(賞) 【中山】
マメ科のつる性落葉樹で、4月ごろ新緑とともに鮮紫色の大きな花を総状につけ香気が高い。つるは左巻き。(フジは右巻き。)
やまもも(ステークス・賞) 【阪神】
関東以南の暖地の海岸に近い山地に野生するヤマモモ科の常緑高木で、樹高は15メートルにも達する。雌雄異株で、3〜4月に花をつけ、梅雨ごろに暗紅色球形の苺に似た実をつける。生のままでは保存も輸送も難しいため、塩漬けや砂糖漬けにしたり、果実酒に加工したりする。せんじ汁は昔より染料として有名で、漁網などを染めるのに使用される。ヤマモモの産地としては、徳島県や和歌山県などが有名で、中でも高知県では郷土の花に選定されている。漢名は「楊梅」。
やまゆり(ステークス) 【中京・阪神】
ユリ科の多年草で高さ約1メートル。夏、茎頂に六弁白色で、内面に赤褐色の斑点のある大形・有香の花を開く。東北地方から近畿地方の山野や草地に自生。
八女(やめ)(特別) 【小倉】
福岡県南西部の商業都市。昭和29年(1954年)に福島町が川崎・忠見の2村と岡山村の一部を編入し、改称・市制施行。矢部川の扇状地に位置し、中心の福島は城下町・市場町として発達した。農産物集散のほか、仏壇、ちょうちん、和紙、竹製品などの農村副業的工業が盛ん。
槍ヶ岳(やりがたけ)(特別) 【中京】
岐阜県上宝村と長野県安曇村との境に位置し、日本アルプスの名付け親であるウイリアム・ゴーランドに続き、ウォルター・ウェストンや日本人では小島烏水らの登頂により広く世間に紹介された、中部山岳固定公園に属する山で、頂上が剣の穂のように直立した標高3,180メートルの北アルプス第二の高峰。