伊那谷キャンパーズヴィレッジ

1998年7月11日

 長年親しんだ、アコードをオデッセイに買い替えることになり、アコードの最後の餞として、各種、オートキャンプ場のガイドブックで気になっていた伊那谷キャンパーズヴィレッジへ行くことにする。朝の天気は曇。割と早くから準備を始め、10時ごろには出発できる。準備もずいぶん手慣れてきて時間は掛からなくなったが、雨がかなり降り始めてきてずぶ濡れになりながら、搭載を完了する。

 東名高速一宮ICより上り、中央道松川ICで下車。この辺りまで来ると町並みの雰囲気もかなり信州である。なんとか天気は曇になってきた。時折雲が切れて晴れ間がのぞく天気となってくる。川沿いの道を通り目的地に向かう。途中、ダムや滝を見ながら進む。道は舗装された2車線道路。ガイドブックにはキャンプ場までの道が非常に悪いと書いてあったので気になっていたが、ここまでは大丈夫。途中、細い脇道に入る。らしくなってくる。脇道は細く更に上りの坂道。ぐいぐい上っていくとダム湖が下に見える。よくある山道なので多少つらい部分も有るが、それほど悪い道ではない。途中、道を多少間違えかなり細い道に入ってしまう。

 道を修正後、小さな温泉の脇を通りキャンプ場までの脇道に更に入る。看板があちことにあるので、殆ど迷わない。(迷ったけど)途中未舗装の部分がある。但し、ダートというほどのものではないような気がする。

 道から、細い下り坂を降りてキャンプ場入口へ。入口の前には、小川が流れ、小さな橋。入口から見ると、未舗装のでこぼこ道が1本あり、その周りを夏草がそのまま放りっぱなしにされたような草むらが取り囲み、その隙間のあちらこちらに先客のテントが埋もれているようである。確かにこれは隠れ家である。区画のパーテーションは背の高い草むらである。

 まず、一番上ったところに有る管理棟に行く。管理棟はざっくばらんに作った小屋といった感じのもの。丸太小屋風でもあるが、丸太は使っていないようであるし、管理棟前の広場から見た感じは西部開拓史に出てくる小さな家のようでも有る。木のベランダが有り、あちこちにびらやら張り紙がしてある。広場の周りには、その他ポストやらウサギ小屋、鳥小屋、ハーブ畑、本を読む家、屋根と机のあるところなどがある。管理棟のでこぼこ道の途中に水場が2個所、トイレが1個所。トイレはコンポストで臭わない事になっているが、男性用の小便器は汚い。総て洋式の便器にしておけば良かったのに。

 管理棟は芸術家風のサブカルチャー系の人たちが作った海の家ならぬ山の家といった所か。管理棟のとなりは売店。こちらも下が土丸出しの小屋といった感じのもの。掘っ建て小屋というのがぴったりくる。その中に、お土産やキャンプ用の消耗品などが置いてある。

 管理棟の前には、シェパードの雑種犬。「あくび」と「ぐー」である。ここで受付を済ませた後、適当にサイトを見つけてテントを張る事になる。ある程度の区画であるが、自由に選んでよいものらしい。風呂も有るが、時間指定で我が家の利用できる時間は14:30〜15:00とのこと。朝と夜の一番遅い時間はそれぞれ男女ごとにフリータイムがあるようである。

 サイトを選んで、設営。ひと段落した所で風呂へ。風呂は小高い所に有り露天風呂で遠くに山が見える。冬などは気持ちが良かろう。風呂桶はジャグジー風の24時間風呂らしい。洗い場で石鹸などを使ってはいけないらしく、暖まるだけであるがそれもまあよかろう。体を洗いたい人はシャワー室を使えとのこと。

 夕食はスパゲティ。最近のパターンか。子供達はテントから管理棟に何回も上がったりして、犬に触ったり、本を読んだりして時間を過ごしている。比較的自由時間が多くとれたので、のんびり過ごせる。

 夜になってランタンをつける。虫は思ったより少ない。その少ない虫を目当てに、蝦蟇蛙が1匹やってくる。人懐こいのか訳が判ってないのか、なかなか逃げ出さず、そこいらをがさがさ這いずり回っている。夜、トイレに行くときに踏んでしまったり、着替えの中に潜り込まれると面倒なので、少し離れた所に捨てに行く。

 しばらくして娘は寝てしまう。息子はまだ元気。犬を見にきたいというので、夜に管理棟まで行く。管理棟前の広場でキャンプファイアをやっている。キャンプ場で有り勝ちのお話と各種ゲーム。こういうのは昔から嫌いな方だが、進行の人が上手でなんだか好きになってしまいそうだ。息子もげらげら笑いながら、一緒に踊っている。暫くして、奥さんがやってくる。キャンプファイアの後はいつもどおりビールやワインを飲んで寝てしまう。


1998年7月12日

 朝から、小鳥の鳴く声で目が覚める。天気は悪くない。テントを見ると木の下になっていた部分が樹液でべったりと汚れている。昨日の晩、夜中に風が吹くたびにテントにパタパタと音がして何か落ちてくると思ったのはどうやらこれのようだ。

 幸い樹液はべとつくようなものではなくお茶かコーヒーのようなもので、水でさっと流せば簡単に落ちるようである。汚れ落としの作業は比較的簡単そうである。いつもどおりの朝ご飯を食べ暫くして撤収作業を始める。最近のパターンとして、撤収作業のときは自分が子供達を引き連れて散歩や遊びに行ったりして、その間に奥さんが作業をする。

 息子を連れて散歩に行く。娘は当の昔にどこかに行ってしまっている。恐らく管理棟の本の部屋か、犬もしくはウサギを見に行っているのだろう。案の定そのとおり。

 ひととおり散歩の後、テントまで戻るとお概ね片付いている。道具を車の上に乗せている間に、今度は奥さんが子供達を連れて散歩に行く。奥さんが管理棟で娘用のバンダナ帽子を買っている。娘用だが充分自分でもかぶれた。

 後は、まっすぐICまで。帰りは寄り道せず、家まで帰る。