〜銀幕あれこれ〜

ここでは銀幕に関する提言・批評・小ネタ・想い出などを述べんとす。まぁ、銀幕版随筆です。

「功夫的電影」など00000000000000000000000
カンフー映画の事です。大好きなんですよね。最高でしょ、あの痛快さは。流れてる映像は暴力の行使なのだが一般的な暴力描写のような不快感はない。ちょうどヒーローものと同じノリだよね。で、やはり成龍(ジャッキー=チェン)。どうよ、あの超人的なアクション。ハリウッド映画のアクションは特撮だからあんなもんセットがあれば誰でもできる。大量の爆薬とCG技術。が、彼の映画のアクションはロープも付けずに時計台から落下(「プロジェクトA」1984)など彼しかできない。っていうかやらない、だって死ぬかもしれないもの、マジで。実際彼は映画「サンダ−アーム」(1986)で頭蓋骨骨折で死にかけたし。やられ役もすごい。二階から頭からまっ逆さまで落ちて花瓶に頭突っ込んだり(「プロジェクトA2」1987)、おい、それ死ぬだろうってなシーンが多々。身体をはったアクションの迫力にただただ「すげ〜」と感嘆。ま、成龍出演の作品でもどうしようもない駄作も多々あるけどね。「シティーハンター」(1993)とかさ。「ドラゴン特攻隊」(1982)なんかすごい。ハーケンクロイツと日章旗をペイントしたアメ車にハコ乗りした御奉行様が敵軍団として暴れまくり、舞台となっている時代は第二次世界大戦下という、ものすごい設定。でもまぁ、こういった作品もあるが秀作もあるし成龍作品は好きです。
で、以前キョンシーなんてのが流行ったでしょ。って今十代の人は知らないかなぁ。両手を前に出しピョンピョン跳ねて進んできて額に御札を貼ると動きが止まる中国の妖怪。このブームのきっかけとなった映画が「霊幻道士」。ブームのきっかけとなれる映画はやはり完成度が高く、後に続いて続々放映される同系列の映画は完成度は低いというのがどのブームの場合も同じで、この映画もそう。キョンシーの出てくる映画は多々あるが、完成度が高いのはこの作品のみ(この「霊幻道士」の続編や「幽幻道士」などはかなり御粗末)。基本的にはホラー映画なのだが道教のオリエンタルエキゾチックな世界にアクション、笑い、恐怖、お色気、映画の全ての要素を持つエンターテイメント映画で作品の出来はかなり良い。この映画でもやはりカンフーあってこそであった。あのテンポよくスピード感のあるアクションは香港ならではだね。
この「霊幻道士」や成龍の「酔拳2」、御薦めです。スカっとしますよ。
「チャップリン」など000000000000000000000000
いいよねぇ、チャップリン。バスター=キートンやマルクス兄弟よりもやはりチャップリンだなぁ。もう半世紀以上前の映画なのに彼の作品は十分に笑えるし感動も出来る。彼は映画の中にその時代をモチーフにしたメッセージを含んでいたが、根本のところでは時代や人種に関係無く共感できるシンプルな喜怒哀楽で表現している。だから今でも彼の作品は色褪せず「モダンタイムス」では笑えるし「街の灯」では感動も出来る。またすごく優しいんだよね、彼の作品は。
ちなみに彼が4回も結婚して相手が皆若かったというのも有名な逸話。最初の2人(ミルドレッド=ハリス、リタ=グレー)はいずれも相手が16歳の時に結婚、2人とも20歳になる前に離婚。3人目の妻(ポーレット=ゴダード)は22歳だったが、最後の結婚はチャップリン54歳で妻ウーナ=オニールが18歳。相当にロリコンだったようですが・・・。まぁ、でも彼の作品は秀作だというのは事実。いやぁ、若い娘と一緒に生活してるとヴァイタリティ−も溢れてくるのでしょうなぁ。最後の子供は73歳の時だし。
「日本映画」など00000000000000000000000
あまりぱっとしないイメージがあるよねぇ。いや、日本映画にも秀作はちゃんと存在するのだが、全体的にやはりぱっとしない。何故か?答えは簡単。くだらない作品が多すぎるから。はっきりいって良い映画を創ろう何て事は最初から考えていない作品が多い。だから演技力も何も無いハナ垂れアイドルを使うのだ。流行っているアイドルさえだせば作品の内容や演技力なぞ完全無視。そんな作品を創ってるから日本映画が奮わないのだ。本当に良い映画は例えば公開当時から十年経って観ても良いと感じられる、時代の風潮が変わっても良いと感じられるのだ。あのガキのような小娘が出演した映画を十年経ってから観てみろ。観れたもんじゃないぞ。っていうか、まぁ、今観ても全然ダメだろうけどさ。こんなバカ映画を創ってるから、残っていく映画がないので日本映画がダメになるのだ。映画界に生きている人達はそんなバカ映画に対しては声を大にして糾弾し、そんな作品の話をもってくる事務所はぶっとばしてやれ。でないと本当に日本映画は廃れるぞ。
まぁ、拙者も小学生の頃にアイドル映画「はいからさんが通る」を映画館に観に行ってしまったけどね・・・。
「合戦映画」など00000000000000000000000000
で、その日本映画だが。黒澤亡き後、誰が戦国合戦映画を創ってくれるのかなぁ。好きなんだよね、やっぱサムライだし。「雨あがる」もよかったけどやはり騎馬武者による合戦シーンが観たい。「影武者」は良かったなぁ。仲代達矢がすんごい良かった、あの眼が良い(まぁ、主役は元々は勝新太郎の予定だったのだけれど)。角川映画だけど「天と地と」も合戦シーンがかなりよかった。津川政彦も良かった、あの眼が良い。今は誰もああいった大規模な戦国映画を創ろうとしないのかなぁ。やはり日本映画でアクション映画といえば合戦映画しかないでしょ。SF映画やカーアクションなどはハリウッドの真似したって到底及ばないんだから。戦争映画では「二百三高地」など日本映画でも良いものがあるけどね。やはり得意分野で創らないと。日本語の古めかしい言葉の言いまわしの語調の美しさも合戦映画ならでは。あと、重厚な重みと漂う間・雰囲気、これはテンポの早いハリウッド映画では出せない日本映画独特の粋ってものがありますよ。だからこういった雰囲気を活かして創れば合戦物に限らず現代の日常を舞台にしたドラマ的な作品でも秀作が創れるはず。漂う「間」といったものを感じ、空間・雰囲気に緊張感や重みを創り出す事の出来るのは「禅」や「秘スレバ花」などの文化を持っている日本文化だからこそ。ハナ垂れ小娘ばかりのガキ映画など創らずに日本の粋を感じさせる雰囲気のある良き映画を創ってくださいな。