第弐参回:逆指名
先日こんなメールが届いた。
> 早速ですが今回は20名の女性から
> 貴方様へ逆指名の御連絡が『Love Club』にありました。女子高生 あいか:17歳
フリーター ゆうな:20歳
女子大生 ゆりこ:19歳
予備校事務 あきこ:24歳
ホステス きよみ:33歳
化粧品会社 さおり:26歳
フリーター くみこ:24歳
洋菓子屋 まりこ:21歳
デパート あやか:24歳
巨乳の主婦 えいこ:35歳
パチンコ店 あきな:20歳
洋服店勤務 ようこ:22歳
女子大生 しずか:19歳
金融系OL みちこ:23歳
電気店OL さなえ:19歳
居酒屋ママ きみこ:37歳
保険会社OL あいこ:26歳
GS勤務 なるみ:24歳
カラオケ店 あけみ:21歳
女子高生 しほこ:17歳「おぉ!」と思わず唸ってしまう拙者。「逆指名?」と思わず唸ってしまう拙者。どうやら拙者は逆指名されたらしい。って、まず『Love Club』て何?何なんだここは?拙者はこんな団体に登録した憶えはとんとない。だって登録してないもの。いや、マジで。メールの先頭で「早速ですが」と書いてあるが、早速すぎるだろ。見ず知らずの人間からいきなり「逆指名されましたよ」と言われても面食らうばかりである。メールをよく読んでみるとやはり最近流行りの出会い系サイトという事らしい。くだらない。しかし、ふと思う。「逆指名」とはどういう事なのだ?「指名」というからには多々ある候補の中から任意に選び出す事であり、そこには指名する側の故意、決断するにあたっての精神活動があるはずなのだ。広辞苑(岩波書店 第五版)をひも解いてみても「特にこの人と指定すること」と書いてある。つまり選ぶ側の意図が介在するのだ。という事はだ、拙者はこの20人の婦女子から「特にこの人」として指定されたわけだ。これは只事ではない。20人もの異性から「特にこの人」と指定されているわけである。この世の中に20人もの異性から一度にアプローチを受ける事のある人間なんてそうたくさんいるだろうか、否!そんな人間は皆無である。いや、正確には拙者1人を除いて皆無である。拙者、いつの間にか日の本一の色男になっていた。知らなかった、拙者が日の本一の色男だなんて今まで知らなかった。歩きまわろう、休日には意味無く街を歩きまわろう。あの娘もこの娘も振り返る。薔薇色の休日、爽やかな日曜(Beautiful Sunday)。で、指名をしたこの20人の婦女子に連絡するにはどうしたらいいのかな・・・
> 【申込み方法】
> 女性会員20名分の
> 全身写真・詳しいプロフィール・女性のコメント・
> メールアドレス・電話番号、、、
> 今回に限り5000円にて送信致します。・・・どうやら、指名された拙者の方がお金を払わなければいけないらしい。う〜む、全く持ってこれは異な事を申される。指名した方でお金を払うのが筋ってもんだろうに。まぁ、いいや、このメールによれば拙者は日の本一の色男だという事だし、それで満足です。
ちなみに「えいこさん 35歳」何故あなただけ「巨○の」といった修飾語がついているのでしょう?それともこれも肩書き?
(注)もちろんネタとして使わせて頂いた後このメールは丁重に廃棄させて頂きました。
(2001/4/29 Written by SAMURAI)