2002年12月14日に来た何となく面白かったお客さん。


 ゴールドカード

その人は午後1時過ぎに、ホームセンターという場所には、
どう考えても場違いな格好でやってきたのである。

一目で分かる高級ブランド品を身に纏い、
手にはヴィトンのカバンを持ち、
腕にはブルガリの時計。

・・・・・まぁブランド品で身を包んでも所詮、中身は2流って感じでしたけど。

全身総額・何十万みたいな服装をした人が、
『枯れ草と水と泥の聖地』であるガーデンセンターに侵入。
がんばって掃除はしてあるが所詮、水捌けが悪く強風が吹き荒れる屋外。
ブランド品の靴は一歩歩くごとに確実に泥と土埃に侵食されていく。

そしてこの人がレジに持ってきたのは780円のシクラメン。
『奥様にはこのような安物より3500円ぐらいの高級品が似合いますよ。』
・・・と思いつつ、「819円になりま〜す」と言ってシクラメンを袋に入れる。

カバンからヴィトンの財布を取り出しお金を探し始める・・・が、
「あの〜カードって使えますか?」と聞いてくる。
使えるカードをその人に伝えると、しばらくした後に
「使えるカードありますか?」と所持しているカードを8枚ぐらい手渡される。
・・・・・・・・・・・
「え〜っと、使えるカードないですね〜」と調べ終わったカードを返す。

そしてその人の言った一言。
「・・・すいません。お金ないんで止めます。」

せっかくのゴールドカードも使えないお店じゃ意味がない。
この人から何か大切な事を学んだ気がします。