00.2.16 
アジアカップ2000予選 
 日本代表 9−0 ブルネイ代表


 前回、がちがちに守りを固めるシンガポールに対し、セットプレーでしか得
点を挙げることが出来なかった日本。次なるこのブルネイ戦を、どのようにし
て戦うのだろうか。


  中山  三浦     得点
             1 中山LS(←三浦)
  小野  中村     2 中山LS(三浦RSこぼれ球)
平野       奥   4 中山LS(←小野)
    稲本       36 三浦HS(平野)
             45 中村LS(相手クリアボール)
 服部 松田 中沢    66 平野LS(←中沢)
             75 高原LS(←中山)
    川口       85 澤登LMS
             90 高原RS(←中村)
            
             交代
             46 奥←澤登
             46 米山←松田
             60 高原←三浦



 開始早々驚かされた。

 中山のハットトリックというよりも、ブルネイの守備のもろさだ。かなりや
さしい言い方をしても、「ヘボ」である。
 まるで、トルシエ監督就任時の、未熟なフラットスリーのように斜めに切り
裂かれていくブルネイ最終ラインは、あっという間に日本に3点を献上した。

 それにしてもラインが浅すぎる。
 まるでラインのうしろにスペースにそっくり前回のシンガポールのフィール
ダー10人が収まってしまうんじゃないかと思われるほど浅い守備だった。
 これくらい浅いと、この前さんざん仕掛けたロングのクロスボールが攻撃力
を増す。

 この試合では中田浩二ではなく服部を最終ライン左に据えていたが、中田浩
二のピンポイントで前線へボールを運ぶ技術を確かめてみたかったとは思うが、
いくつか見たい選手・ポジションを見られたことはうれしかった。

 中央での中村俊輔と右サイドでの小野伸二。

 中村は中央の左寄りで使ったことにより、彼の攻撃センスが活きた。左サイ
ドにへばりつく義務がなくなり、自由に攻撃ポジションを取って点に絡んだ。
 左サイドでの起用時よりも格段に質の高いパフォーマンスを見せた。

 後半から澤登がいままで右サイドだった奥にかわり出場し、奥のポジション
に入った小野も、僕が見たかった位置でのプレーだ。
 右の深い位置からのセンタリングや、フォワードとのワンツーなど、見たい
プレーはたくさんある。
 守備面でも、中村俊輔よりもセンスはあると見ていい。
 この試合では、悪コンディションかコンビネーション不足か、終始キレのな
い動きに終わったが、何本かうならせるパスを出した。

 いずれもボランチあたりのポジションでパスを受け、前線へ絶妙なフィード
ボールを送るというものだった。

 
 結果的に9点取ったのだが、チャンスの数を考えると正直言って物足りな
い。

 ノーチェック、どフリー、キーパーとの1対1。
 たくさんのラストパスは通るものの、フィニッシュが枠をとらえられず。

 少ないチャンスをモノにしなければならない試合では、笑って済ませられない。

 もうこれは、トルシエの戦術どうこういった問題ではなく、日ごろの練習
と、落ち着いて決めるだけの経験がものを言ってくる。

 その中で、高原の1点目は目を引いた。
 ゴールに背を向けて中山からのパスを受け取り、ぎこちなくも体を反転させ
左足でゴールに叩き込んだものだ。
 このゴールが高原のA代表初ゴールとなったのだが、戦術から言って、そし
て今までの高原から言ってその場面はポストプレーでボールを下げていた所だ。

 しかし、高原は自分で打った。
 この姿勢を、もっと強い相手のときも崩さないでいて欲しい。


 次の相手はホームのマカオ。

 勝利はゆるぎないだろうが、もっと小さなミスをなくし、決める所ではきち
んと決めるクセをつけてほしい。

 3月には守備力に定評のある中国戦が待っている。

 
 それにしても中山のギネスハットは恐れ入った。

 これで勢いに乗って好調を維持できるよう祈る。

 

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