たこ杉の物語
むかし、むかし、高尾の山は道が作られていなかったので、登って行くのは大変でした。
信心深い人々の為に、道を作ることになりました。
高尾の山の天狗達が、道を作ることになりました。
天狗達は山のふもとから、道を作っていきました。
あと少しになったとき、大きな杉の木が四方に根を張って、道を作るのを邪魔していました。
日も暮れてきたので、天狗達は「明日、この杉を切ってしまおう」と言いながら、山に帰って行きました。
次の朝、天狗達は昨日の杉の木のところにやってきました。
驚いたことに、杉の木は一晩のうちに根をたこの足のように丸めていました。
それで、天狗達は杉の木を切らないで、道を作ることができました。
道ができたおかげで、高尾の山は登るのが楽になりました。
その後、この杉は 「たこ杉」と呼ばれ、開運の杉になりました。