ウォーター

映画

ここでは今まで見てきた映画のうち、印象に残った映画について書いてみたいと思う

基本的に好きな映画ばかり書くつもりだけど、思いつくまま、気の向くままって感じだし
記憶のまま、つまり、調べものをしたりして書く訳じゃないから間違いや個人的な思い入れが
入ることも十分予想できるけど(汗)そこは、その...勘弁してね(笑)


華麗なるヒコーキ野郎
ロバート・レッドフォード主演のちょっと遅く生まれてきた騎士の物語
レッドフォードって言えば「明日に向かって撃て!」になるんだろうけどね
「生まれた時代が違った」とか「世間は俺がここに居ることに気がついてない」って愚痴はその辺の居酒屋に行けば
いくらでも聞ける話だけど この若者はそんなことは言わない、「自称大物」である点は一緒なんだけどね
大空を自由に飛ぶパイロットに憧れ、そこに命を懸ける男たちに敬意を払い、
しかし、そんな時代に生まれて来られなかった事をくやしむ。
そんな時、ひょんな事から長年憧れていた「大空のヒーロー」と映画に出られるチャンスがくる
しかし空のヒーローも地上に降りればハイエナのような取り巻き達にすべてをむしり取られ、
最後には自分の「名」を売り物にした娯楽映画に出なければならなくなる
そんな事、この若者はわからないんだけどね、ただ一緒に空を飛べる事に幸せを感じてる
そこでその撃墜王がこの若者がちょっとは名前のしれた飛行機乗りである事に気が付き
「私とバトルをしないか?」と持ちかける。断るはずもないよね
有頂天になって始めたらこの撃墜王は本気になって向かってきて「殺し合い」になる
「大空のヒーロー」は、地上で生きて行くより「ヒコーキ野郎」に殺されたかったのかも.....
バトルになれば相手をやっつける事しか考えない「血」が流れてるからかも.....
とにかくこのプロペラ機同士のバトルがすごい迫力、これぞ映画だね
CGを使えば使うほど薄くなっていく「アナログな赤く熱い鮮血」がある
戦いが終わって大空を漂う飛行機を見てると涙が止まらないよ

ナイト・フライヤー
スティーブン・キング原作の映画って数え切れないぐらいあるけど
(グリーン・マイル。シャイニング。ショーシャンクの空に。スタンド・バイ・ミー。 クリスティーンとかとか...
他にもいっぱいあるはず)自分的にはこれが1番好き
夜の飛行場に現れてはそこにいる人たちを惨殺し、血を吸う 現代版のドラキュラの話なんだけど、
2流新聞社の敏腕記者との追っかけっこ、 希望と野心を持った新人女の子記者も絡ませて展開していく物語
そんなに有名な監督じゃない(だったと思う)だけに、逆に原作に忠実に 作られているようで、
スティーブン・キングの世界を堪能できてよかった
ホラー映画って言ってもそんな残酷なシーンがでてくるわけでもなく
それでも全編におどろおどろしい雰囲気は漂っていて ホラーが苦手(自分のこと)な人でも十分楽しめると思う
最後のセリフ「あなたは負けたのよ」って言葉の意味は...見てのお楽しみ(笑)

セブン
この映画の事は今更あれこれ言う必要もないと思うからちょっと思いついたことを書いてみよう
ハイスクール時代の恋人同士..みたいに過ごしてきた二人に子供が出来た時、
妻は夫のパートナーである刑事(モーガン・フリーマン)に相談する
すると、過去に同じ選択を迫られ、堕ろした事があった老刑事はこう言う
「この世の中で子供を産むのは子供にとってかわいそう、だからその事は後悔していない
でも、あの時違う選択をしていたら..と、その思いをいつも持っている 。君がもし子供を産もうと思うのなら、
産まれてくる子供には何の責任もないのだから 思いっきり甘やかして育てるといい」
子供のしつけは親の責任、と今まで思っていたけど、考えてみれば子供を作る時ってやっぱり
「自分のため」なのかもしれないんだなぁ、 「親になりたい」「子供が欲しい」って感情の方が強いんじゃないのかなぁ
もちろん生まれてくれば、その赤ちゃんに対しての愛情は計り知れない物があるんだろうけど...
自分たち(親)の幸せのために産まれてきた子供、甘やかして良いのか、厳しくしつけるべきなのか、
子供がいないオレには良く分からないけど..そんな事も考えさせる映画だったね。
あ、でも、ブラビの映画では「レジェンド・オブ・フォール」が1番好きなんだけどね

ラブソング
香港(たぶん)映画。ハッピーエンドで終わるところは出来過ぎって気もするけど
所詮それが映画だから(笑)でも良い映画だったと思うよ
役者さんも良かったしね、特に女優さん、決して美人じゃないんだけど演技が上手い
大陸から香港にやってきた二人が愛し合い、別れて、また巡り会い、大陸へ帰っていく話を
テレサ・テンの音楽を絡めながら見せてくれるんだけど、
脇を固める人達も良かったし 見ていて飽きさせない、ラブ・ストーリーになってる。

エレファント・マン
もう「古典」と言っていい映画?かな
テレビのCFではエレファント・マンの姿を見せないことで成功した映画だったと記憶してるけど
映画自体はそんな「キワモノ映画」じゃなくて、人間の本質を見せつける映画だったね
彼を怪物でも見るような目で見る人達、そんな彼を見せ物にする人
その「見せ物」を見に行く人達、彼を表面的に救い、正義を行っている自分に満足する人達。
でも本当に醜いのは、そんな人達に怒りを感じながら、聖書をそらんじる事が出来る彼を見て
「あんなに醜い姿をしているのに、世界で1番尊い書物をそらんじる事が出来るなんて..」
と思ってこの映画に感動してる観客なんだろうね。もちろん僕も含めて。

ディア・ハンター
ご存知ロバート・デ・ニーロ主演のベトナム映画
ベトナム戦争を扱った映画では、これと「7月4日に生まれて(トム・クルーズ主演)」が好きだな
戦争の英雄として故郷に帰ってきた若者、でも英雄って祭り上げられても
戦友の彼女に恋もするし、そんな戦友達を救えなかった自分を責めもするんだよね
そして、まだベトナムで生きている戦友を捜しに、また戻っていき、そして彼を捜し出す
ロシアン・ルーレットで負け知らずの英雄になっていた彼は、もう昔の彼じゃなかった
生と死のギリギリの所にいつも自分を置いている彼は、もう廃人になっていた
そして自分さえも忘れていた彼と勝負をする.. このクライマックスは映画史に残るシーンだと思う。

タクシー・ドライバー
これもロバート・デ・ニーロ主演の映画
毎日同じ事の繰り返しの生活の中で見つけた1人の女性、ゴミタメの世界に咲く1輪の花。
彼女に恋をし、憧れた彼は自分なりのスタイルで彼女に愛を伝えようとする
でも、そんな愛を理解してくれるはずもなく
自暴自棄になった彼は、なにか大きな事をして自分の存在を知らしめようとする
彼女が働いている選挙事務所の候補者を殺害しようとするが、もう一歩で失敗し
成り行きで出会った少女を成り行きのまま助ける
命がけ..とか正義のため..とかそんな大それた事を考えてやったわけでもなかったのに
世間は彼を英雄と呼び、彼女も戻ってこようとするけど
世間の嘘、人に対する評価の幻想。そんなことに気が付いた彼にはもう彼女は必要なかった
自分の中の幻想に気が付いた彼には、彼女も1人の人間にしか見えなかった
ラストで彼がドライバー仲間に「よぉ、人殺し」とからかわれてるのがよかったね

ブレード・ランナー
エイリアン
ブレード・ランナーってもうSF映画の古典みたいになってると思うし エイリアンシリーズは全部文句無しに面白いね
SF映画ってあんまり観ないんだけど、「リドリー・スコット」監督の作品はいいね
映像もいいし...なんだか黒沢明監督に通じるところがあるような気がする
あ、でも「G.I.ジェーン 」はもう一つ好きになれなかったな

蒲田行進曲
映画好きが集まって作ったって感じの映画
文句無しに楽しめるし、他になんにも考えなくていい
ただ映画に没頭して、見終わったらスカッとするって感じの映画だった
どこが?ってないんだけど、やっぱり好きな映画

七人の侍
黒沢明監督の映画、どれを書こうか迷ったけどやっぱりこれでしょう
あれだけの剣の達人が最後は1っ発の鉄砲に倒れるところなんか最初見たときは背筋がゾクッとしたね
主人公の1人があんな風にあっけなく死んじゃう映画ってあれが初めて見たんじゃないかなぁ
でも、信長の時代、日本に鉄砲が入って来た時はあんな感じだったんだろうね
それまでの騎馬武者同士の一騎打ちの「戦い」から、鉄砲による「殺戮」に変わっていったんだよね
甲斐の武田家なんてそんな感じだったんだろうね 一騎打ちの戦いがもう少し続いていたなら武田が天下を取っていたのかもね
そう言えば、城責めが得意だった秀吉が水攻めで、ある城を攻め落とした時の話
水に浮かんでいる相手の武士を鉄砲で殺していたら、
相手方の武士が1人殺されるごとに大きな声で笑っていたら鉄砲で撃つのを止めたんだってね
その頃はまだ、無抵抗の武士を鉄砲で殺すことは武士として恥ずべき事だって気持ちがあったんだね

イングリッシュ・ペイシェント
狂気のような戦争の時代の中、国籍に翻弄された男が
顔も記憶も名前も無くしたとき、ただの「英国人の患者」として扱われる
そして「関わった人すべてを不幸にする呪われた女」と自分で思いこんでいる看護婦の看病を受ける
少しずつ記憶を取り戻していく男、自分が行くべき所、残してきてしまった人も思い出す。
そして男は看護婦に最後の願いをする
看護婦は、男の願いを聞き入れながら、自分と自分に関わった人たちを思い
耐えきれない嗚咽をもらす、崩れ落ちそうになる心...
その時、そのイギリス人が彼女に伝える「Thank You」と...
(彼は待っている人の所へ行くだけなんだ)(私には,私を待っている人がいるはずだ)
彼が旅立った後、彼女はすべての呪縛から解放される。笑顔で明日に向かっていける看護婦.....
見る前はそんなに期待してた作品じゃなかったけど、これは良かった 監督も役者も脚本もすべて満足だった。
メインのラブストーリーの周りで展開されるストーリーもよかったね。

マディソン郡の橋
黒沢明監督の影響を凄く受けているんじゃないかと密かに思っている(笑)
クリント・イーストウッド監督、主演の映画。メリル・ストリーブ共演。
魂の行き場、みたいな事がテーマの映画だったと思う
宗教上、土葬しか許されない筈なのに、あえて火葬にしてくれと言い残して死んだ女性
宗教は信仰していても、それ以上に死んで一緒になりたいと思う男の存在
生きている内は家族のために生きて行くけど
死んだ後は自分の人生を歩きたいとずっと思い続けていたんだろうな
ほんの何日間かを一緒に過ごしただけの二人、女にとってはそれは「不倫」だった
でも、彼の前ではドアを閉めるのにもそっと、音を立てずに閉めるような「可愛い女性」になれた
いつも、家族の前では足でドアを蹴飛ばしている女なのにね
彼を初めて食事に招待した時に買った「派手すぎないドレス」
彼の前でそれを来て見せたときの少女のような初々しさ
メリル・ストリーブって本当に最高の演技を見せてくれたね

リベンジ
ケビン・コスナーの映画の中で、これが1番好き
登場人物すべてに激しい愛があって、それがぶつかり合って、悲しみに変わっていく
愛が深ければ深いほど、それが壊された時、押さえきれない憎しみになるんだろうな
それにしても悲しすぎる映画。激しすぎる映画。

トゥルー・ロマンス
激しい恋の映画って言えば、やっぱりこれも書いておきたいね
監督がリドリー・スコット監督の弟って事はこの頃気が付いたけど そのことを知る前から好きな映画だった。
激しく、純粋な若い二人の愛の物語
そう言えばトニー・スコット監督って「トップ・ガン」もそうだったよね、確か。
「トゥルー・ロマンス」の脚本はタランティーノが書いて「レザボア・ドックス」を撮るために 売ったらしいけど、
トニースコットが撮るって聞いたときは喜んだんじゃないかな
タランティ−ノ自身が何かの映画の中で言ってたと思うけど(うろ覚え)
「トップ・ガンはゲイの映画だ」って変わった解釈を披露してたもんね、親しみを込めて。
この二人にはもっと組んで欲しいなぁ。



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