2月24日

暴れる女


あわただしい育児の合間に覗いているインターネット。
そのXUSXUSの芸能情報でちょうど今朝、 ナオミ・キャンベルまた暴れる
というタイトルに、目が止まった。 ふーん・・やはりそういう人なのか・・
と妙に納得してしまった私なんだけど、
実はうちの旦那、このナオミ・キャンベルと遭遇したことがあるんです。
ちょっと面白いのでそのことを書いてみたいと思います。

去年の7月、まだうちらがイギリスにいた頃、
いつもの通り出張が多かったRandyが、
その日もドイツ・スイスと回る途中のヒースロー(ロンドン)空港の
ファーストクラスラウンジ(待合室)にいたときに
偶然彼女に出くわした話なんだけど。
・・といってもいつもの出張で旦那がファーストクラスを使うことはめったになく、
たまたまその日は席ががいっぱいだったので
しぶしぶ会社がファーストのチケットを買ってくれたそうで(笑)
たまたまこういう体験ができたらしいんだけど、
未だにRandyは「2度とあの女とは会いたくない」といっている(爆)

では本題にはいりましょう。とにかくその時、
次のフライトまでかなり時間があったRandyは仕事がたまっていたのと、
電話をしなくてはならないのもあってファーストラウンジの
人気のないソファで必死に書類の整理していたそうだ。
その時、どこからともなく超ガリガリ、GパンとGジャン、
野球帽みたいなのをかぶって、 真っ黒いサングラスをかけた黒人女性が入ってきたらしい。
そうそれがナオミさんだったんだけど、サングラスかけてるし、
名前は知っていてもナオミさんの顔なんて知らないRandy、
その時は「どっかの金持ちの大学生か?」と思ったらしい。
そして何を思ったのかRandyのソファの真横に座った 彼女。
「・・なんでいっぱい席はあるのにここに座るんだ?」
とは思ったらしいが、仕事がせっているため
無視して黙々とそのまま続けたらしい。妙な間である。
・・・すると彼女は何を思ったか、自分の持っていた雑誌を
旦那が仕事しているソファテーブルにバンッと
まるで邪魔するように放り投げ、雑誌とRandyの書類は床に散乱した。
「な・なんだこいつ?」
・・でもそれでも無視していると、今度は新聞をシャカシャカシャカと
わざと大きな音を立てて広げ、貧乏揺すりをはじめたそう。
う〜ん・・これは私が東京にいた頃使っていた、
営団地下鉄有楽町線に現れる露出狂が、
女の子の気を引くために使った技と同じではないか・・
そう、彼女も気づいてほしかったんだろうか?
それでもまだ無視していると今度は携帯を取り出し、
かたっぱしから命令口調の電話を何人にもかけはじめたそうだ。
「ああ・・あたしよあたし。あたしが帰る前に洗面台に○○と○○を用意しててちょうだい」
「あっあたし。何してるの?どこにいるの?うるさいわね!全部いいなさい」
とかなんとか。
ものすごい大きな声なのでさすがにRandyも席を移ろうとしたその時である。
かっこいいスーツを身にまとった、
キャリアウーマンな白人女性が彼女のもとにやってきた。
「申し訳ありません。
フライトがちょっと遅れているのでもう少しお待ちになっててください。
何かほしいものはありますか?」
・・やけに丁寧でVIP扱いな話し方だったらしい。なのに彼女は
「うるさいわね!あっちいってなさい、あたし忙しいのよ!」

お世辞にもきれいな英語とはいえないアフリカンとコックニー(イギリスなまり)
が混ざった非常に変な英語を話す大学生が、
なんで白人秘書を連れているんだろう?
ここでようやくRandyもおかしいと感じたようだ(笑)
このわがまま娘はいったい何者なんだ?
その時である(爆)わがまま娘はよほどイライラしていたのか?
なんなのか? Randyに話し掛けてきたのである。
娘 「ねえ、あなた、あたしの事知らないの?」
RAN 「悪いけど、初めて会う人だと思うよ」
娘 「あっ・・あなたアメリカ人なの?」
RAN 「そうだけど」
娘 「あなたこの国(イギリス)がきらい?あたしは大嫌いよ!
みんな使えなくてほんといやになるわ!くどくど・・(愚痴延々)」
RAN 「確かにアメリカと比べたら不便だけど、それもこの国に住んでる限り
受け入れないといけないんだし、かえって楽しむように努力すべきだよ」
娘 「あっそう。もういいわ。」
こうして彼女の愚痴をい言うだけいって席を立ったそうだ。
もちろん最後に読んだ新聞をもRandyの書類の上に放り投げて。
する と、とたんにRandyのまわりに物好きな人たちが集まったらしい。
ラウンジのスタッフ・お掃除のおばちゃん、離れたところで見ていた一般の人(などなど)、
みんな「彼女と何話したの?」
「彼女が知らない人と話すのはめずらしい、怒鳴ることはあってもね」
などと驚いていたそうだ。そこでRandyは初めて彼女が
「ナオミ・キャンベル」だったということを知ることになるのであった。
しかし彼女の評判は空港でも非常に悪いらしい。
ラウンジではコーヒーがまずいといって怒鳴り、
パスポート提示も求めると「あたしをだれだと思ってるの!」と火が付いたようになり、
もちろん提示もしない。
Randyのそばに座ったのも、実はそこが彼女の指定席だったんだそうだ(笑)
空港はイギリスであってイギリスではないところだから通るのかもしれないが、
年間18憶稼ぐ彼女でも、暴れられたら
あっさりと会員抹消したロンドンのブティックは、
札束にひれ伏さない、やはりマナーと誇りを追求した典型的なイギリスのお店であった。
ちょっと見直しちゃったかも(爆)
しかし、家に帰ってきて日本のエステの広告に出ている
ナオミ・キャンベルの写真をみた Randyは
「やっぱりこいつだ!でもこんなきれいじゃなかったよなあ・・」
とぼそっとつぶやいていました(笑)
スーパーモデルでもなんでも 内面の美しさって必要よね。





2月16日

無痛分娩


ついにやりました。1月31日に無事に出産を終え、はるみぃ元気に生きております。
ちゃんとしたPregnancy Reportとして書くつもりだったんだけど、忘れないうちに
ちょっとだけご報告がてらここに書いちゃいます。(実は今ネタ切れってのもある)

今回の出産で、題名とおりあたくし無痛分娩というものを体験しました。
初めての出産で怖いというのと、
痛いの大嫌いという生半可な気持ちで
子どもを産もうと するこの私・・(苦笑)もちろん私の母や、ある友達には
「そんなんでどーする!痛みがあってから こそのお産なんだよ」
と色々言われましたが、やはりそんな言葉は耳に入りませんでした(爆)

アメリカでは無痛分娩がごくごく普通に行われています。
返って自然分娩を希望すると
「えっ?なんで?ほんとに?ほんとにいいの?使った方が楽よ?」と念を押されます。
かといって アメリカの女性は全般的にお産が軽いのか?赤ちゃんの頭が小さいから楽なのか?
もちろん自然分娩する人も少なくはなく、経産婦の場合は自然を選ぶ人も結構いるそうです。
よくわからないけど、私が感じるに日本ではまだまだお産は痛んで苦しんでなんぼのもの、
という 考えがあるようですが、ここアメリカでは痛みを我慢するのはナンセンス、
いい技術がせっかく あるんだからなんでそれを使わないの?っていう考えです。
でもこれはあくまでも病院側の 考えなんですが。

たまたま隣のお部屋に一緒に産気つき入院した女性は、
宗教がらみかなんかで いっさいの病院のケアを断り自然分娩に挑んでいました。
看護婦さんの話によると彼女は
「あたしはいっさいの医療技術を信じない。だからあたしには何もしなくていいから」
といってケアを全面拒否したそうです。ドクターが
「でもあなたの骨盤は人より小さいから
なかなか 赤ちゃんが降りてこないから危険だし、ものすごく痛くなるよ」
といっても彼女は「私に触らないで」と頑固一点張り。
そして案の定、絶好調になった陣痛に彼女は
「うぎゃぁぁぁぁぁああっ」と地獄の叫び声を一晩中上げていました。
Randyも私も自分たちのことより、そっちの方が恐ろしくて 寝られませんでした(苦笑)
その彼女が無事に産んだかどうかは定かではありませんが、
私は「じゃあ、自宅で産めばいいのにね・・」って思ったんだけど(笑)
まあ色々な人種がいるアメリカ・・妊婦にも色々あるようです。

話はそれてしまいましたが、無痛分娩といっても
初めから最後までまったく何も痛みがないという ことではありません。
私の場合、陣痛がはじまったのは30日の朝の6時でした。
10分間隔で、そうだなお腹こわした下痢の時のような痛みが約1分。
で、すーっと楽になってまた 10分後にまた1分という感じで始まりました。
もちろん我慢できる痛みです。
そのうちお昼になってその痛みがなくなったので部屋の掃除やスーパーに買い出し、
お風呂など わりと準備ができる余裕もありました。
そして本格的に始まったのが夜の8時。
計算されたように10分間隔で痛みがやってきました。朝の時とはまったく違います。
ここで病院に電話。しかし・・
「まだまだ大丈夫ですよ。テレビでもみて気を紛らわして下さい。
んでもって5分間隔になって息するのが辛くなったらまた電話してください」
・・・「えっ・・(-_-;)?」
病院の人も慣れているんでしょうが、これにはまいりました。
だってかなり痛いんですから。
それでも夜中の12時までなんとか我慢してもうだめだってことになり再度電話。
ここでやっと来てもいいという返事が(笑)そして入院したわけです。

こちらで無痛分娩をする時は、
「Epidural(エピデュアル)(イギリスではエピヂュアルと発音)」
という麻酔を使います。日本語では「硬膜外麻酔」、
日本で盲腸などに使う脊椎麻酔と違って それを覆っている膜に打ちます。
ですので脊椎麻酔のように全ての感覚がなくなるわけではなく 一番的確な表現は、
足がしびれた時、足は動かせるんだけどしびれて自分の足を触っても 感覚がなく、
他のものを触ってるみたい・・という感じと全く同じです。
そしてもちろん足は動かせるし、下半身 に力も入るので歩けはしないものの、
寝返りも、りきみもできるわけです。
しかし、このエピデュアルを打つまでにはちょっと段階を踏まなくてはなりません。
規則によって子宮口が4センチまで開かないと打てないとのことで、
まだ1cmしか開いてないのに すごく痛かった私は、
「ヌーベル」という痛み止めを最初に打ってもらいました。
これは点滴で注入する痛み止めで、腕から入れます。
ものの5分で体がだるくなり、まるで酔っ払った時のような感じになり
緊張もほぐれ、眠たくなりました。
陣痛の痛みは消えないのですが我慢できる痛みに早変わり、
このおかげで 5時間ほど眠れました。
そして朝の8時、ヌーベルもきれてきて子宮口も3cmになった時に、 ドクターがやってきて、
手でぐぐぐっと子宮口を開いて(これは超痛い)3.5cmになった所で
「うーん・・5mmはおまけしちゃおう♪」
と 陽気にいってくれ朝の8時にやっとやっとエピデュアルを打つことに(爆)

打つことになってやってきたのは麻酔科のドイツ人の先生でした。
まず打つ前にエピデュアルの細かな説明、
あと なんだか承諾書みたいなのにサインしてすぐ開始。
まずドクターに背を向けて座って、背中を丸めて
ドクターが背骨のあたりをヨードチンキみたいな 茶色な薬を塗ります。
そしてちょうど腰の真ん中の骨のでっぱった部分にまず点滴の針を入れます。全く痛くありません。
そしてもう1ヶ所もっと細くて長い針を今度は深めにぐぐっといれます。
この時ちょっとちくんとして押される感じがしますが 一瞬なので全然大丈夫。
針が入ってしまえばこっちのもの、麻酔は点滴から入るので、もうそこからは天国になりました。
麻酔は20分くらいで効いてくるのですが上記でも述べた通り、
足も動かせるし、寝返りも打つことができます。
ちょっと前まではこの注射も痛かったとのことで、
打つ前にシールになってる麻酔を針の入る所に貼って感覚をなくして 打っていたそうですが、
技術は進歩し、針がもっと細くなって
この様にシール麻酔なしに改良されたそうです(ラッキー)。
エピデュアルを打ってからは、すぐに膀胱に管を入れるのでトイレにいく必要もありません。
感覚がないので 今度は陣痛促進剤をいれまくり、
ドクターもそれに平行して1時間ごとに子宮口のチェック。
大体1時間に1cmの割合で開いて いたようで8.5cmの時点で、
なにやら器具みたいなものを入れられ、
破水を人工的にさせ、また指で子宮口を10cmまで 広げられました。
もちろん痛くはないのですが、
その時点で麻酔がきれかかってきて陣痛の痛みは戻ってきました。
もちろん「痛いよお・・もっとエピデュアルPlease!!」と叫んだのですが、
「もう頭がでかかってるから これ以上打つと感覚がなくなってりきめなくなるからだめ」
といわれ、そこからが本番でした。 ここからはもうやるしかありません。
陣痛の波がくるたびに思いっきり力みます。
力むと不思議に痛みが なくなるんですね。
20回くらいりきんだでしょうか?
痛くなって1時間後に私の出産はやっと終わりました。
無痛分娩といってもやはり最初の陣痛と、
最後の踏ん張りは自然分娩よりは軽くてもそれなりにあったんですね。
でも初めての出産だったのでやはりエピデュアルにしてよかったと今では思っています。

余談ですが、私がかかった病院はとてもよい病院でした。
看護婦さんは3人ほど付いてくれて、すごく気を配ってくれて、
ドクターに関しては その日の出産があたしと、
もう一人のお叫び妊婦さんしかいなかったようで、
5人のドクターがあーでもないこーでもないと
やたら うちらの部屋にきて励ましてくれたりして、
でも変な話、足を開いているあたしは落着かなかったんだけど(苦笑)
あとから聞いたら、日本人とアメリカ人のハーフの赤ちゃんをみんな見たかったそうなんです。
でもその時は、恥ずかしいなんてそれどころではありません。
確か産まれた瞬間は、部屋には旦那と、
ドクターが5人・看護婦さんが 4人くらいいてとってもにぎやかっだった気がします。
「おめでとう!」とみんなが握手を私に求めてきてくれて、
同時にジュリアンヌの 泣き声を聞いて、はるみぃほんと感動して涙がでました・・
・・・・・・と同時に、あられもない自分の足を広げた姿にハッとし、
もっともっと涙があふれたのでありました(-_-;)
長くなってしまいましたが、読んで頂きありがとう。
この続きはまたPregnancy Reportで書きたいと思いますです。