1.シアトルの概要

■『エメラルド・シティ』

ピュージェット・サウンド湾、レイク・ワシントン、レイク・ユニオンなどの海や湖、そしてカスケード山脈やオリンピック半島などの山や森と、豊かな自然に囲まれたシアトルは、その美しさから『エメラルド・シティ』の愛称で親しまれています。

■ハイテクとコーヒーの街

もともとネイティブ・アメリカン達が暮らしていたこの土地に初めて白人が入植したのは今から約150年程前。それからは開発が進み産業の多様化が成功、今ではハイテク産業やコーヒー産業、航空機産業などで世界をリードするようになりました。マイクロソフトやスターバックスの本社があることでも有名です。

■日本人に親しみやすい街

最近ではたくさんの企業が日本進出を果たし、2000年には『大魔神』こと佐々木選手が、2001年には日本野球のスーパースター、イチロー選手がシアトルの野球団シアトル・マリナーズに入団し大活躍を遂げるなど、日本人にとってより親しみやすい街となっています。

■温暖な気候

北海道よりも遥か北の南樺太と同じ緯度に位置しながらも、近海を流れる暖流のおかげで雪も降るか降らないかというほどの温暖な気候に恵まれています。冬は雨の季節で、灰色の雲が空を覆い、冷たい雨が降り続きますが、夏はほとんど雨も降らず、各地ではさまざまな催しが行われ、シアトルの短い夏を満喫することができます。


■基本データ

シアトル市の基本データ

発祥

1869年

愛称

Emerald City (エメラルド・シティ)

位置

ワシントン州、カナダ国境より113マイル(182キロ)
緯度47-39度、西経122-17度
※緯度は南樺太とほぼ同じ

面積

83.9平方マイル
※東京都 2,183平方メートル

人口

54万500人 (2000年)
※全米で22番目の規模
※1990年から4.7%増加
※東京の人口:1176万2300人

人口密度

1平方マイル(2491平方キロメートル)あたり6,453人

市長

Greg Nickels (第55代市長、2001年1月1日〜)

教育

25歳以上で4年制大学以上の学歴を持っている人口は市全体の37.4%。人数では全米2番目。
(U.S. Census Bureau)

売上税

8.6%

ホテル税

15.2%


■気候

1日の中にも四季がある、と言えばわかりやすいのがシアトルの天気。太陽が出れば暖かくなりますが、雲が立ち込めれば寒くなり、夏でも朝晩や曇、雨の日に寒くなることは日常茶飯事です。また、1日のうちでも雨・曇・晴と天気が変化しやすく、天気を予想することはとても難しくなっています。

長くて寒いシアトルの冬

世界的に有名なシアトルの雨は、10月の終わりごろから始まり、11月から4月にピークを迎えます。その時期の降水確率は毎日54%以上。東京と比較すると、シアトルの降雨量の方が少ないのですが、その降雨日数(雨が降る日数)は154日と、東京を遥かに上回っています。この時期には、気分が落ち込んだり、雨の少ない土地へ引越しをしたりする人も出てくるようで、本屋には"don't jump! The Northwest Winter Blues Survival Guide"(飛び降りちゃだめ!ノースウェストのブルーな冬を生き残るためのガイド)などというユーモアたっぷりのサバイバルガイドも発売されています。また、冬には雪が降ることも。もし短期間の観光で美しいシアトルと自然を満喫したい方は、夏の7月から9月をおすすめします。

過ごしやすいシアトルの夏

日本やアメリカの東海岸や中部、南部と比べると、シアトルの夏はとても快適。平均気温が摂氏24度前後で冷房の必要がほとんどなく(冷房がついていない建物も普通です)、雨も通常はほとんど降ることがありません。

長く寒い冬を乗り越えたシアトライト達(Seattlite〜英語で言うシアトルの人たち、の意)は、この夏の間にできるだけ太陽をエンジョイしようと、ダウンタウンの西に位置するウェスト・シアトルのアルカイ・ビーチや、シアトル地域を二分するレイク・ワシントン、ダウンタウンから北のグリーンレイクなどで、日光浴を楽しんでいます。特に夏は午後9時半ぐらいまで明るいということもあり(高緯度のため)、遅くまで太陽を楽しめます。

 

シアトルと東京の気温比較

 

1月

4月

7月

10月

シアトル

4.8℃

9.8℃

18.4℃

12.2℃

東京

5.2℃

14.1℃

25.2℃

17.6℃

 

シアトルの降雨量

年間降雨量

85.3cm

平均年間降雨日数

154日

10月から4月までの降雨確率

54%


シアトルの気温と降水量

 

 

 

 

 




2.シアトルの良いとこ

■パイクプレイス・マーケット

ダウンタウンからパイクストリートを海に向かって歩いていくと正面に見えてくる、”PUBLIC MARKET”の看板(ライブカメラはこちら)。そう、そこが約90年の歴史を持つ総合市場、パイク・プレース・マーケットです。別名パブリック・マーケット。 もっとも、シアトライツ(シアトルの住民)は通常パイク・プレイスと 呼びますが、縦2ブロック、横4ブロックの市場を訪れる観光客は毎年約9百万人。 シアトルの観光スポットNo.1といって過言ではありません。

1907年、農産物の高騰に怒った数百人の農民達が農産物をワゴンに乗せてやってきたのがそもそもの始まりで、その後、大不況時代には全盛期に突入。第二次世界大戦中に農民の多数を占めていた日系人達が強制収容所へ連行されると、マーケットの存続自体が危うくなりかけましたが、1960年、”Friends Of The Market” という団体がマーケットの保存運動を開始。1971年、今日のマーケットが形作られる基本となった議案が可決され、マーケットは2度目の発展を遂げる事になりました。

現在、このマーケットには50名程の大道芸人、約150軒のファーマー(八百屋、花屋)、170軒のクラフト(手作り民芸、装飾品、写真、絵画等)、300店舗に 及ぶレストラン、肉屋・魚屋といった店がひしめきあい、さらに、食に関するものなら野菜、魚、肉、花、パン、ワイン、スパイス、紅茶、コーヒー、そして食器類などのキッチン用品まで何でもあり。

また、正面入り口の『レイチェル』という名前のブロンズ製のブタ(渋谷のハチ公のように目印にされている)は実は募金箱で、その収益金は主にマーケット内の高齢者センターの運営費や低収入高齢者用住宅(マーケット内のアパート50軒)にあてられています。日本円、リラ、ペソなど、米ドル以外でもOK!


パイク・プレイス・マーケット・ツアー(Pike Place Market Tours)

多数ある店々を見落としのないように、くまなく回ってくれるツアーです。
出発点:Market Heritage Center - 1531 Western Avenue, Seattle
問い合わせ:(206)682-7453
所要時間:約1時間半
料金:大人 $7; 小人(18歳以下)と60歳以上のシニア $5
出発時間:水〜土 9am・11am・ 2pm; 日 12pm・2pm

 

Safeco Field Tour
マリナーズの本拠地セーフコフィールドをまわるツアーで、普段見ることのできない場所を見ることができます。

 

Seattle WaterFront
パイク・プレイス・マーケットに隣接した海側の階段を下った辺りで、湾に隣接した公園などがあり、景色がとても綺麗。この付近には、水族館、フェリー発着場、シーフードレストランなどもある。

 

Space Needle
1962年にシアトルで世界万国博覧会が開催された際に建設・公開されたのが、このスペースニードル。高さ約180メートルのてっぺん近くにある展望台からは、ダウンタウンやセーフコ・フィールドなどのシアトル市内はもちろん、晴れた日にはマウント・レーニエまでも見えることがあります。ふもとのシアトル・センターには、遊園地やキー・アリーナ(NBAプロチームであるソニックスの本拠地)なども。また、マイクロソフト創始者の1人であるポール・アレンが2億4千万ドル(約240億円)をかけて作り上げた、アメリカン・ポピュラー・ミュージックの博物館もあります。

 

Seattle Art Museum
 100 University St., Seattle
(
206) 625-8900
営業:火〜日 10am-5pm (木のみ 9pmまで)マーティン・ルーサー・キング・デー、プレジデンツデー、メモリアルデー、レイバーデー営業。サンクスギビング、クリスマス、ニューイヤーズデーは休み。(祝日が月曜に重なった場合は営業)
入場料:大人7ドル; シニア・学生5ドル; 小人(12歳以下)無料; 第1木曜無料; 第1金曜はシニアのみ無料; 入場券は1週間以内であればSeattle Asian Art Museumでも有効。

パイクプレースマーケットからほんの2ブロックの1st Avenue沿いにあるシアトル最大の美術館。美術館正面にハンマーを打つ人の巨大なスティール製スカルプチャーがある。これは、Jonathon Borofskyによる作品で、この美術館の名物ともなっている。展示は、ノースウェストコーストインディアンやアフリカのアート、古代から中世、ルネッサンス期、バロック期のヨーロピアンアート、アメリカンアートなど。20世紀のモダンアートコレクションにはノースウェストのアートも含まれ充実している。年間を通して常設展示の他に特別展示を行っている。無料のガイドツアーあり。オーディオガイドツアーは1ドル。

■ライド・ザ・ダック(所要時間:約1時間30分)
ライド・ザ・ダック水陸両用車でのツアー。約1時間半でシアトル市内の主な観光スポットを周ることができる上、レイク・ユニオンのクルーズもできます。ドライバーのユーモアたっぷりな解説で、楽しい思い出となるでしょう(説明は英語です)。

Ride the Ducks
(206) 411-DUCK / 1(800) 817-1116
公式サイト: www.ridetheducksofseattle.com
出発時間:夏 9:30am-7pm; 冬 11:30am-5pm 毎日毎時間出発
料金: 大人 $20(+税金); 子供 $10(+税金)
※予約おすすめ(予約無しでも空きがあればOK)

■パイオニア・スクエア

ダウンタウンからセーフコフィールドへ向かう途中にあるのがパイオニア・スクエア。ダウンタウンからゆっくりと南に歩いていくのもよいでしょう。ここはシアトル発祥の地として知られ、19世紀後半に建てられた煉瓦造りの建築物が並ぶ雰囲気のある一角です。その中心がYesler Wayと1st Avenueの角にあるPioneer Place。1909年にケーブルカーの停留所として建てられたビクトリア調の建築物パーゴラと、18メートルの高さのトーテムポールがあるのですぐわかります。ここからスタートして1st Avenue沿いに南に歩いて行くのがおすすめ。この辺りには多くのアート・ギャラリー、アンティークの店、オープンカフェなどがありますが、夜は建ち並ぶライブハウスやバーで楽しむ人々で大変賑わいます。アートギャラリーは1st Avenue、それに交差するJackson Street、1st Avenueと並行するOidental Avenueなどに点在。また、必見は1st AvenueとMain Streetの角にある『Elliot Bay Book Company』という本屋さんです。30年以上の伝統を持つ書店で中古本も多く扱っています。地階にはカフェもあり、ゆっくりと本を読むこともできます。歩きつかれたらカフェで一休み。Jackson StreetとOccidental Avenueの近くにある『Zeitgeit』は、ロフト風の店内がアーティスティックでスタイリッシュなカフェです。

 

Woodland Zoo

園内はアフリカンサバンナや、トロピカルアジア、バグワールド、ノーザントレイルなど様々なエリアに別れており、世界のあらゆる気候に生息する動物が見られます。できる限りバリアフリーが実行されているので、子供たちも自由に、そして動物を近くで安全に見学できます。環境問題にも熱心で、野生動物保護のためのプロジェクトや子供たちのためのレクチャーやクラスなどが行われています。夏にはコンサートシリーズなど、様々なイベントも行われます。