英字新聞を読む8

         

There has been some talk of sangyo kudoka (the hollowing out of the domestic manufacturing base) through a steady shift of production facilities overseas. For example, electronics makers like Sharp and Cannon had set up new factories in low-wage countries such as China. Now, however, a U-turn of sorts is under way, reflecting optimism over the nation's economic future.

In the background is this fact: Parts using original technologies or products incorporating cutting-edge technologies are difficult to copy and, therefore, can be sold at higher prices. In other words, such products can be profitably manufactured at home in spite of high labor costs. This appears to be contributing to manufacturers' growing confidence.

The question is how to develop or refine the ability to manufacture better products.

 

(The Japan Times, December 1, 2004)

 

 

(42R 橋詰大志)

 工業施設がじりじりと海外に移転していることが国内の産業空洞化を招くのではないかと懸念されている。例を挙げれば、シャープやキャノンなどの電化製品メーカーは、中国などの賃金が低い国々に新たに工場を建設してきた。しかしながら、国内産業の将来の見通しが明るいことから、ある種のユーターン現象も進行している。

 この事実の裏には次のような背景がある。独自の技術によって作られるパーツと、最先端の技術を組み合わせて作られる製品はコピーするのも難しいので高い値段で売れる。つまりこのような製品は人件費の高い国内でも有益に生産できるのだ。このことは製造業者の自信を取り戻すことに一役買っている。

 これからの課題は、よりよい製品を作る技術をいかに発展させ、洗練するかだ。

 

 

 

(46R 杉野健太)

 海外への製造施設の一様の移転を通じて、産業の空洞化(国内産業基盤の欠落)についての話があがっている。例えば、シャープやキャノンなどの電気製品の製造業者は中国のように安い人件費で雇える国で新しい工場を建設してきた。しかし現在では国内経済の将来の楽観主義が反映されて、一種の方向転換が行われている。

 その背景には次のような事実がある。独自の技術を使って作られた部品や最先端の技術を含んだ製品は複製するのが難しく、それゆえにより高い値段で販売される。つまり人件費が高いにもかかわらず、そういった製品が国内で生産されて、利益となりうるのである。このことは製造業者の益々の自信につながるように思われる。

 問題は、いかにしてより良質な製品を製造する能力を開発し、磨いていくかである。