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吉新駅周辺整備事業についての経緯
 【吉新駅周辺整備事業】については平成13年5月1日付で平群町長から吉新自治会宛提案が
あったが、それからでも早2カ月経過したが未だなんの動きもない。
 そこでこれまでの事業の経緯について吉新住民としてもう一度振り返ってみたいと思う。


 平成元年から同3年にかけて、吉新駅周辺整備事業として現況測量等が始まった。
 同4年2月「町づくり懇談会」が発足して班別説明会・先進地視察等が行われ、同6年頃に
《土地区画整理事業》として都市計画決定準備が進められた。
 その後家屋調査・土地測量・アンケート調査・戸別訪問等が実施されたが、近鉄線路の高架化を
断念して近鉄線の西側地区のみの事業として立ち上げることになった。
 同7年に入ると都市計画決定説明会・商店街活性化委員会や先進地研修及び計画平面図の作成等
があり駅周辺整備事業特別委員会(町議会)が開催された。
 同8年には地区内全戸に戸別訪問が開始され、農家組合学習会・商店街活性化委員会等が開かれ
たが、8月になって「町づくり懇談会」は解散された。
 しかし12月に今度は『町づくり委員会』が新たに発足することとなった。
 同9年には自治会班別説明会・町づくり婦人の集い等話し合いが持たれて、8月からは戸別訪問
が再会された。 同10年4月都市計画決定に向けて手続きが進められたが、10月になって急に
事業の先送りが決定し、さらに12月には前町長が辞職して駅周辺整備事業は中止となった。
 同11年8月と9月に新町長に対して吉新自治会より要望書を提出して、10月からは区画整理
トップセミナー・費用対効果(経済波及)調査・駅周辺整備事業特別委員会等が持たれて駅周辺
整備事業について再検討が始まった。 ここまではどこでも毎度おなじみのお役所仕事である。
 同12年1月に入り吉新自治会に対し町づくりへの協力依頼があり、2月には町づくり委員会・
自治会役員合同説明会が持たれ、3月・4月にかけて各班別懇談会が開かれて町当局より町づくり
の説明があった。
 4月下旬に町の提案を受けて吉新地区全体の問題であり、且つこれまで10年の経過を踏まえて
吉新の町づくりと発展のために、『町づくり委員会』を《吉新町づくり検討委員会》に再編させて
(自治会長以下36名で編成)整備事業を検討し直すことになった。
 しかし、事業内容について学習しただけで9月には《検討委員会》を解散し10月から11月に
かけて各班別報告説明会を開いた後、12年12月をもって“吉新町づくり”は事実上停止する
ことになった。 だが突如として今年の1月13日に町当局より自治会役員宛〈組合施行による
平群駅周辺土地区画整理事業〉として打ち出してきた。
 今までに一度も検討したことのない事業手法を提案してくるとは地域住民を無視したものである
が、5月1日付けで中筋町長より吉新自治会宛に正式の提案があった。
 〈組合施行〉となると個々の地権者の意思がより重視されることになり、自治会よりも組合員の
組織としての意思決定が必要とされることになる。
 これでは10年余に渡り努力してきた自治会及び各委員会の苦労が実らないことになり、その上
大勢の地権者の意思を集約しなければならず、今まで以上に大変で少なくともこれから先10年か
いや20年以上かかると思われるが、吉新地区住民の老齢化が進んでいる現状より見てまず不可能
ではないかとしかいいようが無いと思うし、ここに来て何故手法変更を決めたのか町当局の説明が
全くもって不十分だ。 そこで最早死に体となった〈土地区画整理事業〉は速やかに中止として
〔駅前広場及び街路事業〕として施行することが一番妥当だと考えるものである。
                         (2001.07.01記)
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 丁度1年前に死に体の《土地区画整理事業》は速やかに中止するべきだと提言をしたが、町も
駅前整備にどうやら本腰を入れてやるようだ。 吉新住民として眉に唾着けて見守りたい。
 今年に入って町当局から《土地区画整理組合設立準備委員会》を発足させたい旨要請があり、
指名された〈商工会・農家組合・その他より〉十数名の委員により準備委員会が正式発足した。
 準備委員会は毎月1回開催することが決まり、平群駅前に設置された『平群駅周辺整備事務所』
を本拠として町都市区画課より2名が出向常駐することになった。
 平成14年度の予定としては、【まちづくりニュース第33号】に記載されているスケジュール
表に従い 1)組合設立 2)施行区域の選定 3)事業計画の作成 4)都市計画決定 5)定款案
の作成 等がある。 只前提として地権者・借地権者及び土地面積の3分の2以上の所有者同意が
必要であるために早急に「仮同意書」を徴収しなければならないのである。
《注》「仮同意書」は事業の発足と施行区域(整備の目的や計画に即して事業効果が最大限にかつ
効率的に実現出来るよう適切に設定して都市計画を定める)の選定に必要である。
 又、定款案(組合運営の具体的な方法)の作成、事業計画(設計の概要や資金計画等事業の具体
的な内容を決める)の作成準備を進めるためにも必要とする。  
                               (2002.06.25記) 
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 とかく再開発事業というものは何処でも年月がかかるもので、平群駅前再開発事業も平成と共に
はや15年の年輪をきざんでいる。 昨年組合設立準備委員会が発足して曲がりなりにも前進し、
今年の4月からは発起人会に衣替えしてアクセルが踏まれたかに見えたが、やはり懸念した通りに
約1ヶ年スケジュールが延期となった。 救いは民間コンサルタントが入ったことによって民間の
手法が多く採り入れられたことで、その現れがアンケート調査であり(本当は遅きに失しているの
だが)不動産の鑑定開始と測量の実施で手始めに基本点をしっかり押さえて置くことである。 
 又、最近は駅前事務所の電気が夜遅くまで点いているのも驚き桃の木だ。
 しかし保守的な土地柄もあってこれからが山高く谷深しで、結局のところ都市計画道路と駅前広
場だけの、後は変わりばえのしない“町づくり”だがそれでも後何年かかるのだろうか。
                               (2003.09.10記)

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