吉新夢物語
第一部】
 平群駅前西土地区画整理事業について
 町都市計画課が策定した『平群駅西土地区画整理事業の駅前周辺公共施設整備方針案』は、
役人の作文らしく抽象的な言葉の羅列と意気込みは理解出来るが全般に暗い印象だけの計画案で
あるため、これを参考叩き台にして“吉新の住人pluto”の夢物語を書いてみたい。
         《E-mail……zaj10258@sky.zero.ad.jp》
             《関連写真集…http://www.hpmix.com/home/sasuke69/
☆総 論
平群町吉新の『平群駅前西地区土地区画整理事業(平群駅前再開発事業)』は、苦節10余年にしてようやく始動し
始めたようだ。 “吉新の住人Pluto”は、この事業の展開に興味を持って約10年前より見守ってきたが、区画整理
事業組合設立準備開始に当たって時々色々と思い付いたことをここに書いてみたいと思う。
       T)都市基盤の整備・・・・・花と緑に囲まれて太陽と水の豊かな魅力あるまちづくり
        U)生活環境の整備・・・・・安全で快適な住んで良かったと実感できるまちづくり
        V)文化と福祉の充実・・・・・健康で明るく心のかよった生き甲斐のあるまちづくり
 この区画整理事業はあくまで吉新住民の『住民のための住民によるまちづくり』を基本理念としたいものだ。
☆各 論
 都市区画課から【駅前周辺公共施設整備方針案】提示された。 これを組合設立準備委員会で検討される訳
だが、その前に“Pluto”なりに町の提案に対する意見を書いてみることにした。
 1.町の《平群駅前広場計画与件》は 
   1) 1日の乗降客数・運行ダイヤ   6440人、 単線、 8本/時、 定期率72.6%、
   2) 駅前広場予定面積・必要バース規模   3,400u、 バス乗車 3バース、 バス降車 1バース、
      タクシー乗車 1バース、 タクシー降車 1バース、 バスプール 2台、 タクシープール 6台、
   3) 都市計画道路-平群駅前線   幅員18m (車道 9.0m、 歩道 4.5m×2)
  町の《平群駅周辺関連施策》
   ★面的基盤整備による中心的機能の向上〓交通結節点としてターミナル機能の強化
   ★地域の活性化を促進する拠点形成〓駅舎、公共施設、商業施設、情報・交流拠点施設の一体的整備
   ★駅前道路のシンボル道路化〓町を印象づける風景づくり、寺社・史跡のネットワーク化、ルートづくり等
  以上が平群町の駅前広場及びシンボル道路についての計画であるが、これには特に異論がない
 U.都市計画課が考えた【平群駅前広場と周辺地区整備の具体案】について
   デザインコンセプト〓『菊かおる武人の里へぐり』〜長屋王・吉備内親王の眠る谷〜
    ⇒生駒山麓・矢田丘陵に囲まれた自然環境を景観活用し、平群人の武人としての活躍と長屋王・吉備内親
     王陵建造に関わるやさしい人間性、時の権力者に影響を与えた名族として歴史上の魅力を表現
   ☆デザインテーマ〓A.古墳の駅〈双墓:長屋王・吉備内親王〉▲古代史ブームによる観光客の集客を図る
     B.石舞台の駅〈石床神社、巨石信仰〉▲名族平群氏の歴史、古代ロマン溢れる歴史の里を印象づける
    C.花の駅▲地場産業の花卉を環境素材機能+ショールーム機能+植物園機能を合わせた空間の構成
  以上が町が示した駅広空間デザインを要約したものだが、このテーマの展開には異論がある
 V.都市計画課が提案した【魅力ある駅前広場空間の創出】とは
   [シンボルゾーン] 駅地下より地上までの空間に平群の歴史・地域・名所を魅力づけ景観形成要素の核とする。
       A〈石の古墳:白御影石〉〈水の古墳:黒御影石と水〉;B〈プラネタリゥム空間〉〈グラスファイバーの樹林〉;
       C〈駅出入り口に自然石・巨石を配する〉
   【環境形成ゾーン】 季節感と快適なゆったりとした歩行者空間を生み出し駅広空間イメージの形成を図る。
       D〈緑の回廊:街路樹・平群谷〉;E〈赤と黒の空間:赤い道モミジの樹林・黒い道玄昌石の舗装〉
       F〈ランダム形状の歩車道境界:レベル差を無くす・黒御影石で〉;G〈せせらぎ広場:休息空間〉
       H〈花のディスプレイ・花壇と建物壁面・自然石で〉;I〈街路灯・石灯籠風:ベンチ・自然石で〉
   【文化交流・商業ゾーン:公共施設・商業施設】;【アメニティーゾーン:憩い・安らぎ・語れる交流の場】
  以上が町の駅前広場空間各ゾーンについての方針案であるが、『シンボルゾーン』には大いに異論がある
  『環境形成ゾーン』には一部に異論があるが考え方は理解できる。 『文化商業ゾーンとアメニティーゾーン』に
 ついてはその考え方に特に異論はない。 〈注…異論について『吉新花物語』で書くことにした。〉   
                  ★★★★★★★★★★           (2002.12.01記)
  平群駅前開発で日本一の町づくりを夢見たが、現実の壁は厳しく目先の利害のみで先を
 見ようとしない傾向に嫌気がさしたので【吉新夢物語】は当分夢のままで終わることにした。 

【第二部】
 吉新の住人》独りだけの夢物語
 平群駅前広場平群町都市計画に組み込まれて設置が決まっているが、広場とその周辺の
建物等も含めた総合デザインは今のところ未定である。 
 吉新の住人Pluto”《花物語》を含めて、独りだけの《夢物語》として仮称≪平群駅前広場《未来》≫
デザインを制約無く自由に描いてみたい。 尚、筆下手ではあるが探訪記事風にして書くことにする。
 (この事業を資金面から見た場合は大風呂敷に終わるのだが、『夢』というものは出来るだけ大きく持つべきだと思う
ので、あえて資金面を無視して“吉新の住人Pluto”が考えた町づくりを書いてみたい。)
                ≪平群駅前広場《未来》の夢物語≫
 某年某月某日 〈夢野花太郎〉は近鉄生駒線平群駅に降り立った。 改札口を出ると正面に平群町案内地図
大パネルがあるのが目を引いた。 それには平群町内の主な施設・名所旧跡・社寺等が表示されていて、下に鍵盤があり
目的地のボタンを押すと地図上のライトが点灯するというお決まりの物なのだがこれは便利だ。
 他には町内の名所や特産品の紹介パネル等が展示されているのがデザインも面白くて感心した。
 外に出て駅舎を振り返ると三角屋根が三つ重なったカラフルなデザインだが、特徴は真ん中の屋根に立つ時計塔で、
9時・12時・3時・6時の一日四回メロディーと共にヨーロッパの時計塔の様な人形が出てくるカラクリ時計になっている。
  駅前は約1,000坪もの総石畳の広場になっているが、歩道の部分は色目の濃い石畳みになっていて車道との段差は
無く境目に黄色の網フタをした下水溝で仕分けているだけだ。
 広場の中心には水車の様な噴水が大小三つ水煙を上げている池(夜間照明付き)があり、その北側にはバラの花などの
立体小花壇が造られている。 又、南側には古墳をイメージしたお椀を伏せたような石造りの丘があり、丘の上部はグラス
ファイバーの樹林となっていて夜間はその先端が七色に光り噴水の照明と合わせて幻想的な空間を形成するようになって
いるのだそうだ。 尚、丘の周囲には細い水の流れがあり噴水池に繋がっているが、広場の下には天水を貯める貯水槽
造られていて噴水に供給している他、災害・火災等の場合非常用水として役立つようになっていると案内をお願いした
《へぐり駅前広場〈未来〉》管理組合のPさんに教えられた。
 《未来》の基本テーマは『省資源』だそうで、従って広場の周辺に降る雨水は集められて濾過の後に地下の貯水槽に
貯められる様になっているのだ。 水と並ぶ資源として電気があるが、広場の周囲の各建物の屋根にはソーラパネル(太陽
光発電)が張られていて照明等の電力が賄われているが、更に建物の地下には燃料電池が設置されているのだそうだ。
                                                〈つづく〉
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