1日目 南京路・外灘・電視塔

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●冬 某日
●ずうっと小雨
●起床6:45→ホテル朝食7:00→ホテル9:00発→歩き→衡山路駅→地鉄→人民広場駅→歩き→南京東路→外灘→上海人民英雄記念塔→鑽石楼大酒店→金陵東路フェリー乗り場渡し船ー→近江大道タクシー→東方明珠広播電視塔→歩き→銀城東路→十六(金+甫)への渡し船→歩き→方浜東路中路→豫園界隈庶民商店街→麗水路→四川南路→金陵東路→鑽石大酒店4F昼飯→黄浦江遊覧153号(春江号)15:15発→楊浦大橋折り返し→金陵東路フェリー乗り場→歩き→南京東路→南京東路720号二楼(食品一店欣欣美食広場)晩飯→人民広場駅→地鉄→衡山路駅→歩き→ホテル
●(pay;\210)\3;地下鉄/\10;外灘自称画家へ/\25;遊覧切符/\0.8;渡し船/\10;タクシー/\100;電視塔切符/\10;豫園界隈羊皮手袋/\25;昼飯西洋チャーハン/\1.5;肉まん南京東路のスタンドショップ/\8;晩飯肉菜飯/\8;晩飯ラーメン/\3;地鉄/\1.2;好望角飯店そばの果物屋のりんご/\4.5;好望角飯店内売店青島缶ビール
●7時前に起きて窓の外を見る.小雨だった.昨晩空港に着いたときからだ.やれやれ.
 先ずは朝飯をとホテルのレストランに向かう.入り口にたくさんの水槽が重ねられ,値札がついて,蛙やカブトガニやらが色々いた.いやはや何とも.クーポン券をチャイナドレスの受付のおねえさんに渡す.ちらりとする足の切り込みがなんとも.席に案内されて,バイキングを取りに立つ.鳥の足,お粥のような白い甘い粒々スープ,ゆで卵,焼きそばを食べた.うん,美味い.
 部屋に戻り窓の外の雨を眺めながら,意を決めて着替える.よかった,カッパズボンを持ってきて.
 歩きでホテルを出る.どうにも地下鉄の方向が判らず,ホテルのボーイに聞く.ガイド本を見せて路を聞くが合点しない様子.このガイド本,後で気づくがどうもホテル界隈の路はデタラメだ.衡山路駅の文字を指したら,それならそこの交差点を右に曲がるのだ風なことを中国語で言う.歩き始めた.何もかもが目新しい.なんとか研究所の門看板が多く,この辺は学術街なのだろうか.パック旅行では,コースから外れると色々危険だから駄目と,なにかと制約があったが今回は自由だ.勝手気ままというのもいいけれど,逆に落ち着かないナ.途中からわからなくなって,ヘルメットをかぶった労務者風のおやじさん二人連れに地図見せて聞く.親切に,すぐそこのようなことを喋ってくれ,なんとか衡山路駅に着き地下鉄に乗りこむ.
 人民広場駅で地上に出る.外灘を目指したいが,どうにも方向の感覚がつかめない.交差点に立つ交通整理のおばさんの話しを誤って解釈したようで,逆向きの南京西路に向かってしまった.気付き,戻り南京東路を歩く.歩行者天国だった.光景が銀座のようで美しいが雨にぬれた路面は靴が滑って怖い.
 外灘に到着した.巧みな日本語で話しかけてくるオヤジさんが寄ってきた.名刺まで出して,立教大学に居たとか,自称画家で学生に教えていると言う.パンダの切り絵まで出して,おまけに僕の横顔を切り絵にする.気持ちだけでいいからと50元をせがまれる.僕は貧乏旅行しているのだからだめだと断った.でもパンダの切り絵もいいなあと熱心さ真剣さにおれて10元で頂いた.
 外灘の散策出発点と決めた黄浦公園の端の記念塔から南下した.アールデコ調の建物や,川向の景色がうれしい.
 黄色いKodakの看板が目立つ,鑽石楼大酒店に歩き着いた.黄浦江遊覧の切符を購入した.切符売り場のおばあちゃん,片言だけれど英語を使うから望みのものを買うことができた.1時間30分コースの春江号で,25元だ.15:15出航のを選んだ.それまでに,対岸に渡って電視塔に昇ることにした.8角を払って渡し船に乗り込んだ.まもなく,笛が鳴って門が締まろうとしたとき,急いで一杯荷物を自転車に載せたじいさんが慌てて向かってくる.渡し板の上でドテーンとおもいっきりこけた.それを無視して後ろから追い越して次から次へと人が乗り込んでくる.門が締まり,無情にも船は出た.気の毒だ.この渡し船,バイクにまたがったままの人やら自転車やら荷物を担いだ人達ですごい混雑だ.
 ほどなく対岸の開発区の,浦東地区に到着した.電視塔に近づいた.さあて,ここからどうやって向かうか.大した距離で無いから歩くか.にしても雨降って道路がドロドロだ.タクシー初体験と,乗り込んだ.みながそうしているように助手席に乗る.運転席はアクリル板で囲まれている.地図で目的地を示し,筆談で幾らか聞いた.10元という.初乗り運賃で行く.130円換算とはとても安い.
 塔が,目の前にそびえ立っている.ユニークなデザインだ.切符を購入した.昇る高さで三段階の価格設定がある.40元/60元/100元だったかな,間のが60元か80元かどっちかだ.チケットにミシン目があって3連で付いている.100元出して天辺行きを買う.天候がそうさせたのか,ガラガラでゆっくりと回れた.
 エレベータの早いこと.東京タワーの,のんびりしたのとは大違いだ.下から2つ目の上球体で降りる.ここは階段でつながる上下2階の構造だ.それぞれの階に案内のおねえさんがいて,この塔のホテルの話しとか,トイレはどこだとか,何これ,でガイド本をマサグられながら,なに話しているの,と階段を挟んで上のおねえさんが話しに参加してくるしで,ははっ.
 次に天辺の球の,宇宙船室に昇った.エレベータのおねえさん,日本人と察してくれて,中国語に続いて日本語で説明してくれるが,あまり上手くなく意味不明だったが心遣いがうれしい.天辺はさすがに高く外灘を一望できた.遠くの視界はくやしい.
 下球体に降りた.ぐるりと外部暴露のベランダを一回りできる.
 出て,岸辺のシャングリラホテル方向に歩いた.同じ渡し船のところから戻るのはつまらないと,その先の南の渡し船乗り場を目指した.途中水上海鮮レストランがあったがお腹がまだ空かない.
 復路の渡し船は無料だった.十六(金+甫)フェリー乗り場につく.遊覧が出るまであと1時間45分あるなあと豫園に向かってみた.いよいよ吹く風が冷たくなってきた.傘を持つ手が冷たい.
 商店街を歩いた.服屋,靴屋,おもちゃ屋そしてテントを張った様々なものを売っている2元セール,日本ではさながら100円セール市ってことか.手袋屋があったから眺めた.皮手袋が15元とこれまた安い.買おうとして品定めする.やさしそうなおばちゃんとおじちゃん二人がやっている店だ.10元にまけてとノートに書いて見せたら,おばちゃんにこっとしていいよと応えてくれた.手袋の暖かいことといったら感激だ.
 豫園商場の門に着く.過ぎて奥の,下町風なところに入って行こうかと思ったけれど,時間だからKodak看板の鑽石大酒店ビルに戻ることにした.雨脚がやや強くなってきた.
 出航まで30分あるからと昼にすることにした.ビル4Fの西洋風食堂に入った.店のママさんが出てきて,片言ながらも英語で話す.
「おなか空いちゃって」
「ここは喫茶店よ」
「なにか軽いものでも」
メニュー見せられて,牛肉飯のような文字列を指して,「これなんかどう」
「うん,それで」
窓側のテーブルに案内されて給仕のおねえさんがさっきのメニューを持って来て指して,
「これは無いです」
「ああ,じゃあこれで」
と西洋風炒飯とか書いてあったものを指した.食事が来た.うん,美味い.ハムが入っていてバター味の,ピラフそのものだった.田麩のようなもののトッピングがやや違和感が有ったナ.ママさんに礼を言い後にする.
 ちょうど時間で春江153号に乗りこむ.フランス語の団体さん,英語の老夫婦や中国の人たちがいた.
 黄浦江を北上した.雨のせいか両岸の景色がサえない.夜景をねらった方がよかったようだ.折り返し点の楊浦大橋に近づく.なかなか大きい吊り橋だ.戻りKodak看板の所に着く.
 さあ晩飯をどうするべと,とりあえず目抜き通りの南京東路を目指した.風と,小雨が容赦無い.
 路地裏に入りこんでみた.下町風の通りがあった.電気製品の修理店やら,おもちゃ売り場やら,服屋,靴屋いろいろあった.電気修理店では,様々な家電がばらされていた.部品ひとつひとつがでかく,なにか懐かしい.おもちゃ売り場のおばちゃんが,これどうだと飛び出るサーベルのおもちゃを見せる.要らんよと笑い返すと,傍らにいたおじいさんも笑う.とても,親しみやすい通りだった.
 南京東路に出た.明るくて,キラびやかで,本当にここは中国かとも思ってしまう.通勤ラッシュのようで,自転車に乗る人たちがいっぱいでてきた.カッパがユニークで,頭巾のようになっていて,首から下はマントのようで,ハンドルまで覆い被さる.自転車には機能的だ.
 人民広場駅が近くなってきた.雪のようなヒョウのような白いものが舞ってくる.持ちかえり店のおねえさんが,中華まんを蒸かし売っている.ひとつ買い,頬張るとほかほかとこれまた美味い.
 どこかのスーパーの二階に上がるとフードコートのようになっていた.トレーを持って欲しいものを作ってもらってレジを通ってテーブルで食す流れのようだ.後片付けは,そのままでよく,片付ける係りのおねえさん達が居る.システムを理解し,早速ゲートを通り点心コーナーをパスして,ラーメンコーナーで見本を指して頼んだ.おばさんがどんぶりを用意し作り始める.汁をたっぷりと入れ,麺を入れて上から葉っぱをいっぱい入れて,チャーシューもたくさん.同じものを頼んだ前のひとのよりも盛りがいい.サービスをしてくれたようだ.さらにぐるっとまわり,炒め飯を一皿取る.おっとその先が一品料理おかずコーナーだ.食べきれないだろうと,やめてレジを通す.テーブルに着く.ラーメンの葉っぱがちと多いナ.ストレート麺でなかなか美味い.炒め飯は,べちょべちょでいまいち.満腹になり,出た.
 さあホテルに帰るべえと人民広場駅から電車に乗り込む.黒いコートの,すらりと背の高い,髪の長い美しいひとが目の前をさらりと歩き反対側のドア付近に立つ.本庄まなみ風で,いやはや.見とれていたら目が合ってしまう.にこっとされるが,恥ずかしくなりうつむく.こんな自分が情けない.
 最寄の衡山路駅に着く.そのひとはそのまま乗っていってしまった.
 さてと,地図広げてホテルに向かう.途中果物屋でりんごを買い頬張る.歩いても歩いても,あれれ,どこだっけか,通りを確認して地図見て,あらら行き過ぎたと戻る.まもなく朝通った通りに出くわす.何とか研究所とかがある通りだ.良かった.見えてきた.ホテルは高いビルだから目立つ.やっと着いた.ガイド本の,ホテル界隈の地図の縮尺が,なんか変なんだよなあ.50mのブロックを3つ通るとホテルだから150mなのにさあ.デタラメもいいとこだ.2〜3kmぐらいは有るよなあ.
 ホテルの売店で青島缶ビールを1本買う.4元5角だ,安いなあ.ハイネケンのが9元だった.部屋に入り茶色いお湯の風呂から上がって,テレビをつけた.ほう,BS−2でERWをやっている.と,寝入る

以上で 1日目 おしまい

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