初めてゲームセンターに行ったのは小学校2、3年ぐらいだったと思う。当時はゲームセンターというより
も駄菓子屋や本屋なんかによくゲーム台(業界では筐体と言う)が置いてあった。1ゲームの値段なんかも
今よりも安く50円で2回出来たり、20円で一回というところも数多く存在した。しかし、それも時代の
流れとともにどんどんゲームが置かれる店も減っていき、昔馴染みの店は全てゲーム台を撤廃してしまった。
ある駄菓子屋は店を閉めてしまい、20円でゲームができた店は取り壊され現在アパートが建っている。ど
こも昔の面影を残すことなく姿、形を変えてしまった。昔の俺にとって300円ほど握り締め、自転車でゲ
ームが置かれてる店に向かうときのワクワク感と言ったらもう言葉では言い表せれない。ゲームは一種の麻
薬と相変わらないものだった。日曜日の3時ごろになったら体がうずいてゲームをしたくてたまらない頃も
あった。塾の帰りにわざわざ電車で隣の駅まで行ってしてたものだ。最盛期だったのは中学校。一日で3、
4千円使ったこともあったし、往復980円かけて日本橋のほうまでゲームしにも行った。毎日友達とはゲ
ームの話ばかりで盛り上がっていた。まさにゲームなくして語れない中学である。しかし段々とゲームから
遠ざかるようになった。それは単純に自分がハマるほどおもしろいゲームがなくなってきたことと、人と対
戦しても勝てなくなってきたからだ。また、時代とともにゲームも進化していにゲームの操作性を複雑にし
てしまった。やっても前ほど熱ったがそれは同時中しないし勝てない、そして新しいゲームをやってみても
イマイチ操作になれない。そんな日々の中、ふと昔を思い出す。何よりもゲームが好きで好きでたまらなか
ったあの頃を。夢と希望で胸いっぱいで不安なんかなかったあの頃を。 <768文字>
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