2003年あざらしようこKCRoyals応援・観戦記 

〜それいけのKauffman Stadium突撃!!編〜

ロイヤルズクラブ表紙  クラブ目次   2003年観戦記  前ページ  次ページ

4-4 Royalsで働くこと、それが子供の時からの夢


(まるで社会科見学の子供
のように)

 Crown Seatをひとまず案内してもらった後、また急ぎ足で球場施設の中に戻りました。そして次に案内してもらったのは、記者室"Press Box"です。ここは昨年stadium tourで案内してもらった所ですが、(ご存知ない方はこちらをご参照下さい)今回は実際に試合直前で、たくさんのmediaの人がお仕事をしている最中の所でした。前回は地元の子供達がこの部屋一杯にいましたが、今は全く違う部屋に感じられます。

今は彼らは仕事中だから、静かに写真を撮るように」と言われてその通りにしたつもりですが、mediaの人も日本人女性が職員に連れられて見学している様はめずらしかった?!ようで、写真からもおわかりの通り、こちらをちらちら見ておられました。(苦笑)なんだか、今回は自分が社会科見学の子供のようで、恐縮でありました。

(たくさん声をかけていただきました

 決してこの記者室にいた時間は長くはなかったのですが、Scottに案内してもらっていると、どんどん彼の知り合いとおぼしきいろんな人達が通りすがりに声をかけてきてくれました。(笑)

 「いやあ〜、今日は日本ロイヤルズファンのサイトをやっている僕の友達をあちこち案内しているんだよ〜。笑」と会う人会う人みんなに私を紹介、説明してくれていました。「写真撮らせてもらえますか?」とお願いすると、皆さん実に気さくに応じてくれます。アメリカ人の方って、みんなそうなのかどうなのかは知りませんが、実にフレンドリーに暖かく迎えてくれて、私は慣れない状況で緊張気味の中、かなりありがたかったしうれしかったです。

 これだから、ますますロイヤルズを好きになるんですよね。(笑)


(オーロラビジョンのJumbotronなどを操作する部屋。かなり複雑な配線、いつもこの手の部屋を
見るたびに思うのですが、操れる人はやはりある種の才能があるんだろうな、と感心させられます。笑。
何といっても私
極度の機械音痴なものでして...。汗。)


(あなたが...。笑)

 記者室をちょうど離れようと、入口の階段を上がりかけていたその時、また一人の人が声をかけてきてくれました。

 「あ、昨日試合見てた日本の人でしょ。僕、昨日のゲームで君をJumbotronに映したから覚えているんだけど。

 そうなんです、実は前の日に、ちょうど回と回の間にファンサービスの一環で座席にいるファンをJumbotronの大画面に映してくれる時、私も映してもらっていたんです。(笑)去年はあらかじめWillさんが球団の方に「日本のファンの子を連れてくるよ」と連絡しておいてくれたおかげで、しっかりと映していただいたのですが、今年はたまたま偶然、左上の写真のこの方が私を見つけてくれて映してくれたようなのです。

 「あ、ありがとうございます〜!」といいつつ、まさか自分を写してくれた人にこんな形で「再会」しようとは思ってなくてびっくりしました。(笑)「この人がぁ〜」と何だかより感激しちゃいました

 ちなみに、これまでカウフマンには三年連続の三回行ってますが、Jumbotronには毎年ちゃっかり映してもらっております。(爆)やはり日本人というのはめずらしいのかな〜。目立ってないつもりですが、案外目立っちゃって?!いるんでしょうね。わはは。


(エレベーターで一番上の階に上って、これを撮りました。確かView Boxの席あたりからのものです。)

(エレベーターで最上階に向かって)

 実はPress Boxを回る前、Paulaさんは駐車場の車に忘れ物を取りに行ってしまい、しばらくの間Scottと二人だけになり、いろいろ話をすることになりました。球場の最上階に向かう時、エレベーターの中はたまたま乗り合わせたIndiansの職員の方Scottの三人だったのですが、妙にお互い緊張して、視線が思いがけず合った時、なんとなく照れた?のをごまかすためか?!二人共笑ってしまいました。(爆)今でも、あの時のScottの破顔一笑の笑顔と、Indiansの職員さんが着ていた赤地に白いIndiansのロゴの入ったポロシャツとても印象的だったためか、鮮やかに目の前に甦ってきます。

(最上階の眺めは最高!

 エレベーターの扉が開くと、とても広い空間が目の前に色鮮やかに広がりました。案内されるまま、まず球場の写真を撮りました。私自身はこの上の方の席ではまだ観戦したことがなく、この階からの眺めは私にとっては初めてでした。試合前のストレッチをしている選手は実に小さく見えますが、代わりにこの広々とした光景美しい緑ロイヤルズのロゴが大きく入ったJumbotron王冠の形を模した電光掲示板、そしてどこまでも果てしなく続く青い空太陽の光を浴びて輝く白い雲これらはどこまで見ていても決して飽きることがありません。下の階には絶対にない、まるで天にすぅっと吸い込まれていくかのような開放感がこの場所にはありました。

(見渡す限りの地平線がそこに)

 その後、今度は球場とは反対側の方に行きました。こちらからは駐車場と隣の建物である、NFLのKansas City ChiefsのArrowhead Stadiumが見えるだけ。あとは駐車場に止まっている車が手前にあって、その向こうはひたすら緑と地平線が続いています。よくメジャーの試合の中継で、他のチームの球場の後ろにはビルとか建物とかはたまた海!とかがあったりしますが、これだけ何もない所はKCぐらいなんじゃないだろうかと思います。(笑)

(子供の時からここで働くのが夢だった)

 そしてしばらくの間、車以外何もない広大な土地青い空を眺めながら、Scottとゆっくり話をしました。まず私の方から、自分の家がお寺であって、私はその手伝いをしていることなどを少し詳しく伝えました。無論仏教などには全くなじみがない彼には、私が話していることはあまりにも別世界のことのようで、全く想像がつかなかったようです。ロイヤルズ仏教不思議な接点!はやはりなかなか理解してもらえませんでした。(苦笑)

 今度は私の方から彼に「なぜロイヤルズの職員になったのか?」と聞くと、「それが子供の頃からの夢だったから」と答えてくれました。生まれた場所こそKCではないけれど、物心ついた時からこの地で育ち、野球が大好きでずっとロイヤルズで働きたいと思っていたということ。大学生になって西海岸に進学のため引っ越したものの、卒業してからロイヤルズに就職するために再びふるさと。大学ではスポーツマネージメントの勉強をして、最初は研修生から出発、その働きぶりが認められてそのまま正式に職員となり、今に至っていること。

 「
生まれ育った地を離れて大都会に出ていった時、彼はその都会で働きたくはならなかったのだろうか?」とそんなことを思いましたが、それは聞く間でもないことだったようです。自分が生まれ育った土地への大いなる誇りその街の中心としての球団の存在。むしろ、「なぜ帰らない理由があるのだろう?」といった様子なのです。

 
ゆるぎない故郷への愛着と自信迷うことなく子供の頃からの夢を叶えた彼。そんなScottの迷いのなさが心からうらやましく、この地に住むことの幸せと喜びと感謝の気持ちを彼に見せつけられた風にすら感じられた一瞬でした。(2003/10/22)

ロイヤルズクラブ表紙  クラブ目次   2003年観戦記   前ページ  次ページ

Copyright(C)2003 Azarashi All rights reserved.