クローン病って?


皆さんはクローン病ってご存知ですか?
ひょっとしたら、知ってらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが
ここでは知らない方の為に自分の場合を例にして
簡単にご説明させていただきます

ただしこの病気はその人その人によって出てくる症状が違う事もありえますので、あらかじめご了承ください

クローン病とは?

クローン病は難病の一種で消化管全域にわたって非連続性の潰瘍ができる炎症性の疾患です。
主に小腸や大腸に病変部があることが多いのですが、口腔から肛門までどの部分にも潰瘍ができる可能性があります。

私の場合、大腸の上行結腸と下行結腸に病変部(狭窄)があります。

どんな症状がでるの?

クローン病の主な自覚症状として、発熱・下腹部痛・下痢・体重減少などがあります。
また、貧血なども現れます

私の場合、自覚症状としては
発熱は37度程度の微熱、腹痛はさほどひどくはありませんでした。
下痢はひどい時には一日10回くらいトイレに行っていたでしょうか?
体重減少は一月で10kg以上減りました。

また、時折ですが出血もあります。
便が黒くなったり、タール状の便が出たりします。

治療法ってあるの?

この病気を起こす原因はわかっていません。
ですので、完治するための治療法は現在の所見つかってません。
しかし、病気をコントロールして普通の生活に近い生活を送ることは可能です
その為には薬物療法の他に食事療法が極めて大事になります

療法としては内科的療法がメインになります。
絶食しIVHなどの点滴で栄養を補給するか、
『エレンタール』や『エンシュアリキッド』などの成分栄養剤で栄養を補給し腸管の安静を保ちます。
ただし病変部の状態によっては(狭窄の進行による閉塞や穿孔したりした場合など)手術をして切除しなければならない場合もあります

私の場合、4回の入院歴がありますが幸いな事に内科的療法のみで緩解できました(緩解:病気の症状が治まる事、完治したわけではありません)

この緩解の期間を少しでも永くするためには、食事療法が欠かせません

食事療法

食事で気をつけなければいけないことは、高タンパク・高カロリー・低残渣の食事をとることです。
低残渣の食事とは、いわゆる『カス』として残る物の少ない食事です。
繊維質とかの『カス』は潰瘍部に刺激を与えますし、狭窄してる部分を通過しにくくなります。
あと、脂質・糖質なども腸管を刺激しやすいので制限されます。
『エレンタール』という成分栄養剤がクローン病患者にとって一番腸管に刺激を与えないのでよいのですが、
あまりおいしいとは言えないのが最大の欠点です(苦笑)

私の場合『エンシュアリキッド』を使ってます
これは『エレンタール』よりは脂質・糖質を含んでるのでクローン病患者にはあまりよくないのですが
『エレンタール』を飲むのが(私には)苦痛なので、ストレスを貯めるよりはいいだろうと、先生も仕方なく処方してくれてます。

また比較的調子の良い時は、普通食に近い食事を食べてます
それでもあまり脂っこい物や繊維質の多い物はさすがに避けてますけどね。

薬物療法

薬物療法としては、サラゾピリン(ペンタサ)、副腎皮質ホルモン剤、免疫抑制剤等が用いられます。

私の場合は、ペンタサ(5−アミノサリチル酸)を一回4錠一日三回(計12錠)、副腎皮質ホルモン剤を一日一回1錠(5mg)、その他にガスター散・マーズレン・ラックビー等の胃腸薬を使ってます。
免疫抑制剤は使った事がありません。

現在の私の状況

現在の私の体の状況です。
ここ数年は入院してません。
この年末年始で若干体調が落ちたのですが、食事を『エンシュアリキッド』中心の生活に変えてなんとか落ち着かせようとしてる所です