天使の大工さん トントン


トントントン、トントントン
あれ?なんの音だろう?
トントントン また聞こえてくるへんな音
トントントン また聞こえてくる 
大きいような、小さいような音。

「ごめんね。驚いた?もうちょっとで終わるからね。」
トントントン そう言うと ハンマーを小気味よく振るいます。
ピンクのハンマーに、かわいい腹巻きと
ねじりはちまき、そして白い小さな羽をつけた小人が。
そう その小人が 天使の大工さんのトントン。
「あんたの心の扉あんまり立て付け悪いものだからさ
見てられなくて・・・・
小さな風でも パタパタしたり、一度閉まったら
今度はなかなか開かなかったり。
なおしといたからね。
これで 今までより楽に開けられると思うよ。
でも、この扉開けるのは自分でね。
外は寒い風ばかりじゃないし
グレーの雲ばかりでもないよ。
じゃまたね。」