口の要らない人々
卒業写真を撮るのだというドクターのご指示により卒業写真撮影会の段取りから何から何まで担当することになったkappa。
もちろん全員に時間のことや場所のことも通達したし、俺が電話したりしているのを全員が目撃しています。
・・・で、撮影当日。
研究も同時進行でやるのは当然なので、kappaは朝から先生のところへ質問に行ったり色々忙しく、帰ってきてもパソコンと向かい合うだけで、机には見向きもしませんでした。その間学部ゾーンを何度も何度も出入りしています。
ちょっと前までは敵対心剥き出しで出入り口まで分けていたんですが、態度を改めるべく少し学部に声をかけやすくしてやっているのだ。
昼前、写真屋がなかなか来ないのでおかしいと思いながら机の上を見ると、なんと今日写真屋から届くはずの撮影用の用紙がポンと置いてある。
なんや、写真屋さん来てたんか。
「おーい、お前等コレ受け取れよ・・・・っておい!」
何で既に持ってるねん!
つまりこういうことだ。
彼等は俺が留守の時にコレを写真屋から受け取り、自分等の分だけ抜き取って、俺の机に置いた。そして、他の院生に配ってやろうとかそういう気は毛頭無いらしい。
また、そういう事があったことを報告もしない。
協調性無いね、キミ達。
俺が、「おい、コレって何?」って聞いて初めて、「ああ、さっき写真屋が持ってきましたよ」と答える程度ではいかんのだ。俺が部屋に帰ってきた時に俺を訪ねて来た人がいたら、普通は「写真屋が来てましたよ」とか言うだろう。いや言えよ。
ああ、もう疲れる人達だな。
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