発表当日
発表の日の朝、先生の話を聞いた。
「いやー、学部のみんな。直前まで凄くよく練習してたよ。
今年はやっぱりみんな頑張ってるね♪」
先生、またアンタ勘違いしてます。
出来てる人は直前に練習なんぞしませんよ。
むしろそれは出来が悪いからこそ直前まで躍起になって頑張ってるわけで、むしろ普段のサボりの証明なんですよ。イイヒトの先生にはわかんないだろーケド。
先生の言葉の後、振り向いて先生に見えないように何でやネンと空ツッコミを入れてるとこを、目撃していたドクターの方にご理解を頂けた。ありがたいことだ。
さて、発表をとりあえず聞いた。
イネの発表は、とりあえず規定時間内に終った。
彼は俺が実験を行った事項についてもさも自分がやりましたというような発表の仕方をしてくれたので、かなり頭にキました。
しかし、その後の質問で自分でやってない事がバレバレになってしまい、場の雰囲気を大いに盛り下げてくれた。ケケケ。ザマーミロ。
先生方はイラストがチャチいとか、日本語がおかしいとかには触れなかったが、俺ならたっぷり糾弾してやりたいところであった。
何故穏便に終ったのか不思議でしょうがないものがある。
タカオの発表は時間超過も無く割とスムーズだった。
質問に時折答えられていなかったが、先生方がさほど攻めなかったので普通に終ったようだ。
コニー氏の発表は普通だった。
時間もちょうど。質疑応答もスムーズ。
この辺は、さすが次期院生である。
野人氏の発表は疑問が多かった。
毒々しいワインレッドの背景に謎の模様がついているという見づらい・・・ってか
むしろ見てると気分を害するパワーポイントのファイル。
おまけに強調の文字はピンク。
それが美しいとでも思ってんのかい?とツッコミ入れたかった。
明らかにゴテゴテっつーかゲテモノというか・・・。
しかも質問には満足に答えられていなかった。
それなのに卒業させていいのだろうか?
まぁ、次期院生だがコイツなどどうでも良いわい。
発表は無事に終わり、学科全体で軽い飲み会がささやかに行われた。
研究班同士で座っていくのが通例で、大概のトコはそうしてる。
だが、我が班の恥さらし者・イネは勝手にヨソの研究班にいる友達に合流して、教授と一緒に座ろうとしなかった。アンタは状況を見て行動するって事を知らんのかい?
とんでもなく身勝手な野郎だ。
ちなみに卒論提出の前だというのに来る時間がなめてるほど遅かったり、人のパワーポイントを修正せずにそのまま利用して感謝の言葉も無い態度にムカツクので、彼とは最近は一言も口もきいてません。
明日からそのツラ見なくて済むと思うと、心も晴れやかです。
|
 |
 |
|