248という男




私の直属の学部生。
名は・・・248という。

彼は、なかなか忠実に職務をこなす良い奴なのだが、いかんせん自分で物事の指針を決められないので、来年の研究を任せられる器かどうかはちょっと不安だ。
しかし、彼は去年のイネに比べれば遥かに優れた人物であるのだ。

まず、きちんと午前中に研究室入りする。ご挨拶も完璧。
帰るときもキチンと俺に報告をして帰るし、よく話もする。

そんな彼だが、ある日思いっきり遅刻してきた。
まぁ、俺的な実験時間だったのでいなくても支障は無いが、遅刻してきた。
遅れた理由を問いただすと「すいません、疲労で。」という。
その疲れた理由ってのを聞いてんだよっ!

248:「いや〜友人と海に行って、花火してきたんですよ〜。」

ほぉ。( ̄△ ̄)。

248:「女の子と一緒だったんで、スゲェ盛り上がって・・・。」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

ほーう。( ̄△ ̄)
怒りゲージは60%ほどまで上昇。
期待ゲージは90%を超えている。
この後、起こるべきことを聞かずにはいられまい!

「で、夜10時ぐらいで帰ったんですよ。」

け・・・健全すぎる!Σ( ̄ロ ̄lll)

オメー、もうちょっとあるだろう?
疲れて遅れたというから、先輩はてっきり・・・。
イイコトがあったと信じていたのに。

しかし、後日。
その花火に行った娘から248へ研究中に電話が入りました。
248は言いづらそうに
248:「あの〜・・・早めに帰って良いッスか?」
等と聞いてきやがる。
ッキショーメ!さっさと行ってきやがれ!(* ̄▽ ̄*)
聞いているコッチが照れてしまう。

248:「彼女、高校生なんで迎えにきてくれって!」

なんだと!Σ( ̄ロ ̄lll)
キミ、それはいかんよ。
昔、バイトしていた店では、高校生に奢らされるわ送迎させられるわでエライ目に遭わされた人を知っているぞ。
やめておけと止めたのだが、彼は去っていった。
だが、忠告だけは最後まで聞いてから出かけた。良い奴だ。


後日・・・248はティータイム中に言った。
248:「いやー、kappaさんの言うとおりでしたよ。」
コンビニで買い物してたら「これもー!」って持ってこられたり、その娘に呼ばれて行ったのに、面識も無い人が居て、「この子達送ったって〜♪」とか言って、何故か高校生カップルを家まで送らされたり散々だったそうである。

甘い誘いは、リスクを伴うものだ。
年の功ってのがあるから、疑ってかかるのだよ。