2001年4月28日
問題の”イェーガーユニット”
28日、TOMYは「イェーガーユニットの発売をこの度、断行した」との声明を発表、各界に波紋を呼んでいる。
この「イェーガーユニット」は、アニメ「ゾイド新世紀/ゼロ(”/”は”スラッシュ”と発音する)」の主人公、”ビット・クラウド”が乗るライオン型のロボット”ライガーゼロ”の換装パーツの一つ”超超高速戦闘仕様”であり、これを装着する事で時速330km近くまでスピードアップできるというものである。
尚、メーカー側はこの点について、「ただの前方方向への加速だけでなく、急激な方向転換などが容易に行えるのが最大の特徴であり、減速した時点からの立ち上がりも並の”高速型ゾイド”とは違う」と発表している。

深刻な打撃を直に受けたのが小売業界である。
「”シュナイダー”の時点で『こりゃ、またやられるかな?』と想像してはいたんですが、予想外の結果です。大体が”カスタムパーツ扱い”の品なもので、ウチの方ではそんなに入荷の予定がないんですよ、それにみなさん一斉にこれらるものですから・・・」
「大体、メーカーさんが発表されてる発売日の前に店頭に並べられる小売店が多いみたいで、発売の前日あたりからそんな感じのお客様が多くいらっしゃいます、熱心な方ですと、そうですね、発売の1週間前あたりでしょうか?そのあたりに来られまして、”イェーガーユニットの入荷予定はあるか”等お尋ねになるお客様もいらっしゃいましたね。」
「イェーガーユニットもそうなんですが、それよりもいまだに”ライガーゼロ”の方がアブナイですよ。店頭に出したら即日売り切れます。結構多いんですよ、年配の方が発売日の、 お昼頃かな?、そのあたりによくいらっしゃいまして、先ほど出した商品を買っていかれます。ちょっと子供達にはライガーゼロ、手に入らないみたいですよ。」
”シュナイダー”とはイェーガーと同様、ライガーゼロに装着する強化パーツの一つで、”シュナイダー”は”格闘戦闘仕様”と位置付けられており、体中に剣を装着している。
話を聞いていると、なんと来月にもまた、その第3弾である砲撃戦仕様”パンツァー”ユニットの発売も決定しているという。
メーカーに問い合わせたところ、”いろいろな外装パーツを、子供達の思い思いに付け替えて自分だけのゾイドを作ったりとか、メーカー側では対応しきれない「細かい改造」と、「それを作る楽しみ」を広げたいというコンセプトの下に企画したものです、決して「細かく売って多くの利益をあげたい」「集めなければならないという圧迫感を感じさせる」為のものではありません。ただ、年配の方々がゾイドに熱中されるのはこちら側としましても予想外でしたね”とのことである。
小売店の話を聞いてまわっている最中にも”イェーガーユニット”の入荷状況を尋ねる大人を目撃した。
「ここは今日2件目なんですけど、やっぱりないですね、私なんかよりずっと”マニア”な人たちはインターネットで1ヶ月ほど前に予約してる人がほとんどだと思います。代引手数料やなんやで割高になるのが多いんですが、それでも欲しいんですよ」
最近の傾向として、客層が掴めなくなった原因の一つに「インターネットの普及」が絡んできているのも事実のようだ。どうやら”マニア”と呼ばれる人たちは、広大で密室の電脳空間でホビーライフをエンジョイしているようだ。Yahooなどの検索サイトで”ゾイド”と入力すれば、そこは無数のファンの集合。消えたイェーガーユニットは店頭に並ぶ前に密室の電脳空間にあっという間に吸い上げられたようだ。
注意
新聞記事っぽく仕上げたかったので、かなりの「ハッタリ」が入っていますが、それを見破ってから笑ってください(笑)
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