水島灘埋立2

 

 

工業県へと大転換を計る大工事は、

国家事業に肩代わりする県を賭けての大事業であり、

計画遂行には膨大なる予算が必要なため、

知事による国家予算に組み入れ嘆願の国家通いが始まる。

鍵を握るのは国会であり、

三木知事にとって政治生命を賭けての正念場国会であった。

戦後、瀬戸内海での埋め立ては、

山口県に次ぐ大規模な埋め立てであり、

石油コンビナート誘致の決定は国会通過の如何による。

県出身の国会議員はもとより、

有力関係議員の協力を求め、審議は行われた。

膨大なる予算金額に審議は難航を極めるも、

三木知事の詳細なる説明と、

候補地が内海の奥座敷水島灘の造成地ということが

国会通過のポイントとなる。

知事の度重なる熱弁が功を奏したか、

本会議上で国会通過となる。

かくして、大事業の埋め立て実現の運びとなり、

計画達成に自信を持った知事は随員と共に喜びを分かち合った。

こうして、県庁内は勇気百倍で活気はあふれ、

地元倉敷市の発展は確実となる。