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海で危険な魚類
オコゼの煮物はその見かけとは違い 大変美味なものである。 だしがしみ出た汁がまたいける。 だたし,オニオコゼのみで その毒はおそろしい。 では,実際の様子をともさんに聞いてみましょう。
海で一番危険なのはオコゼである。 これにさされると、その痛みは格別で, うずきようは一方ならぬもので, 私も何回となくやられている。 シャコ取りなどで藻頭(藻の生え始めたあたり) で踏んだりけったりするとさあ大変で, 痛みがひくのを待つしかなかった。 中には痛みに耐えかねて, 干潟を泣きながら転げまわるものもいた。 そんな時,みんなで小便をかけてやった。 一時の痛み止めというか,まじないというか, 今思えは゛笑いのとまらない昔話である。 オコゼには2種類あり, メバルに似た赤オコゼは小さく毒もひどくない。 アイゴもオコゼと同じであるが,少し毒が薄い。 尾の中間に刺トゲがあるのはエイで, これで皮膚に穴をあけられた場合は危険である。 次に危険なのはメラ(クラゲの一種)。 正体不明とも言われているが, これにやられると24時間は毒が体内から消えない。 塩生の小学校が海岸にあった頃, 山間の小学校が臨海学校を開いていた。 この小学生が海水浴をするとよくこのメラにやられて, 大騒ぎして呼松に医者を迎えに来たものであった。 このメラは藻の中にしかいない。 私は夏よく漁の手伝いに行くことがあって, その時、何回もやられた。 2・3回目の時、見た! 茶色の斑点の有る丸い2センチ位のクラゲであった。 藻の中は決して素肌ではいけないことを知った。 毒の消えるのに24時間かかり, 4・5時間すると体内を飛び廻りだし, 手にきたかと思えば足に,次は胸にと, 始末の悪い毒であった。 |