海で危険な魚類

 

オコゼの煮物はその見かけとは違い

大変美味なものである。

だしがしみ出た汁がまたいける。

だたし,オニオコゼのみで

その毒はおそろしい。

では,実際の様子をともさんに聞いてみましょう。

oniokoze.jpg (8226 バイト)オニオコゼ

haokoze.jpg (6295 バイト)ハオコゼ

 


 

海で一番危険なのはオコゼである。

これにさされると、その痛みは格別で,

うずきようは一方ならぬもので,

私も何回となくやられている。

シャコ取りなどで藻頭(藻の生え始めたあたり)

で踏んだりけったりするとさあ大変で,

痛みがひくのを待つしかなかった。

中には痛みに耐えかねて,

干潟を泣きながら転げまわるものもいた。

そんな時,みんなで小便をかけてやった。

一時の痛み止めというか,まじないというか,

今思えは゛笑いのとまらない昔話である。

オコゼには2種類あり,

メバルに似た赤オコゼは小さく毒もひどくない。

アイゴもオコゼと同じであるが,少し毒が薄い。

尾の中間に刺トゲがあるのはエイで,

これで皮膚に穴をあけられた場合は危険である。

 

次に危険なのはメラ(クラゲの一種)。

正体不明とも言われているが,

これにやられると24時間は毒が体内から消えない。

塩生の小学校が海岸にあった頃,

山間の小学校が臨海学校を開いていた。

この小学生が海水浴をするとよくこのメラにやられて,

大騒ぎして呼松に医者を迎えに来たものであった。

このメラは藻の中にしかいない。

私は夏よく漁の手伝いに行くことがあって,

その時、何回もやられた。

23回目の時、見た!

茶色の斑点の有る丸い2センチ位のクラゲであった。

藻の中は決して素肌ではいけないことを知った。

毒の消えるのに24時間かかり,

45時間すると体内を飛び廻りだし,

手にきたかと思えば足に,次は胸にと,

始末の悪い毒であった。