呼松海賊

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「備前のカモナワ」「呼松海賊」

明治の昔、倉敷市呼松の漁師はそうののしられたそうな。

春はサワラのむれを追って、四国沿岸部まで網を流し、

冬はとりもちをつけたキビナガワラを海面に張って、

波間に羽を休めるカモをねらう。

獲物がなければ、船の中に隠してある

日本刀を振りかざして、

島々の民家に押し入り、食い物をあさる。

瀬戸内海をわがもの顔に、

流れの「ジプシー漁法」と神出鬼没の「押し入り強盗」に

伊予(愛媛県)讃岐(香川県)の漁師らが

おそれをなしたのが、

この悪名の由来らしい。

 

---瀬戸内からの報告 P201 中国新聞社編---

 


さて、上記のカモ縄。やり方はともさんに。

 

この縄は細い蔓(かずら)であり、

兵庫県の産地から求める事から始める。

鳥もちもこの方面で仕入れていたらしい。

蔓の太さは、4-5ミリくらいで1メートルあまりのものをつなぎ、

1本にまとめ長いものを作る。

これをわくに巻き取っておく。

かまにゆを沸かし鳥もちを入れる。

もちは水のようにのびてくるので、これを蔓にかける。

これを海に延ばして入れる。

最後の150メートル位はもちのついていないのを船につけておく。

この猟は明け方前からはじめる。

どこでもよいのではなく、

夜、陸の池や川などに行ったカモが、

明け方帰ってくる場所を知ることであり、

また、潮流、風向き、船のあまり通らない場所を選ぶ事だった。

この縄は浮いていて流れていくカモが、

泳いでいるか寝ているうちに縄が体につくと、

カモの体温によってもちがカモの羽や体について

動けなくなる。

動けば動くほど深く食い込んでいく。

仲間のカモにたすけを求めれば、

仲間も同じ運命になる。

 

王地の中田松之助さんが、

冬になると始めていた。

 

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カモの中でも一番美味だといわれるマガモ。

別名「アオクビ」。