讃岐の牛

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材料も色も形も焼き方もさまざまな置物。

しかし、どれも牛への愛情を感じることができる。

ここは、福田神社の牛神様。

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牛神様。

まわりを見渡せば、

広江の三菱化成団地の中にも牛神様がある。

隣の松江の王島山にも、后塚の隣にある。

usi3.jpg (10883 バイト) 松江の牛神様

昔から、関西では牛を農耕に使っていた。

もちろん、ここ福田地区も同様。

牛神様の数の多さでそれがわかる。

関東では馬。

だから、農耕具のすきの上で牛肉を焼いたすき焼きは、関東から始まった。

関西では、牛は神聖な存在で、食べるなんてとんでもなかった。

 

農機具がまだ機械化される前の呼松港。

評判の農耕用の牛たちが四国からやってきた。

ともさんによると、農耕用の牛は讃岐に限ると言う。

力が強く、よく働く。

買い手が水門に集まり、入札がはじまる。

魚市場のように次々と値を上げていくせりではない。

やり方は簡単。

買い手が売り手の着物のそでに手を入れて、

買値を指で示す。

売り手は、買い手の指を握って値を知る。

全員の値を把握した売り手は、

一番高い値をつけた買い手の名を告げる。

誰がいくらで申告したのか売り手しかわからない。

見事なそでの使い方。

 

こうやって、就職先の決まった牛は、

買い手に引かれ、呼松港からそれぞれの職場の田へ向かった。