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通生の般若院
私が就職して間もない頃、 研修で住職にお話を伺ったことがある。 「四苦八苦」とは仏教から来た言葉で、 四つと八つの苦しみを具体的に説明して下さったのを 今でも 鮮明に覚えている。 もう20年も前の事になる。 さて、我が呼松太鼓の字も、ここの住職にお世話になった。 力強く伸びやかな字形は、 我々にぴったりである。
倉敷市では山の上にある寺社仏閣が古く、 干拓で作られた平地にあるのは、比較的歴史が新しい。 ところが、この般若院、 僧 行基が開基したのが697年。 児島通生庄の総鎮守 本荘八幡宮の別当寺 八幡院として。 804年には、坂上田村麿再興。 十一面観音般若菩薩を安置。 だが、このとおり、平地に建立されている。
実は、般若院、最初は寺山にあったが、 兵火にかかり、 1560年、椿とともにここに移された。 それで、歴史があるのに平地に建てられている。
その時から少しずつ根を張り枝を膨らませたこの椿。 樹齢400年余り。 早春に真紅の花をつける。 倉敷市指定の天然記念物。 2001年12月28日、少しずつつぼみから花へ。
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