向精神薬、といっても、ここでは、精神科で主に使われている薬を解説しようと思います。
1 抗うつ剤
まぁ、わかりやすいですが、うつ病(またはうつ状態)の治療薬です。副作用が多いですが、
危険度は低いと言っていいでしょう。抗うつ剤には、主に3つのタイプがありまして、古い順に
3環系抗うつ剤、4環系抗うつ剤、SSRI類です。一般には重い患者には古い一般には重い患者には古い薬を
使いますが、人間の体との相性もあるので、処方だけで強い・弱いとは言い切れないと思います。
次に、主な薬剤を挙げてみたいと思います。
3環系抗うつ剤
代表的な3種類がトフラニール、アナフラニール、トリプタノールです。
これらは作用も強い反面、副作用も強いので、医師が重いうつ状態と判断した時に処方することが
多いようです。また、軽いうつでも、効果が現れるのが早いアモキサンを処方することもよくあります。
4環系抗うつ剤
主にルジオミールかテトラミドが処方されると思います。日中に服用に向いているのがルジオミール、
眠剤と一緒にテトラミド、という処方例を良く聞きます。
SSRI類
デプロメールとか、パキシルとかが日本で認可されていますが、正直なところ良く分かりません。副作用が少ないのが
この薬のいい所なのですが、処方された人の話を聞くとそうとも言い切れない様子ですし…
2 抗不安剤・睡眠導入剤
現在、こういう薬は非常に安全なものになってきました。また、抗不安薬の延長が睡眠導入剤と言ってもいいでしょう。
色々な診療科でも処方されているようです。なので、抗不安剤でも睡眠導入剤として使うこともあります。現に私の母は、
抗不安剤のデパスを睡眠薬代わりにしていました(笑) また、この系統は、効果時間と特徴的な薬効で
処方を決めているようです。代表的なものは、抗不安剤として、デパス、レキソタン、セルシン(ホリゾン)といった
辺りでしょうか。個人的にはデパスを高く評価しています。また、睡眠導入剤(=睡眠薬、と言っていいでしょう)の方は、
短期作用型としてハルシオン、レンドルミン、アモバンでしょうか。中期作用型はロヒプノール(サイレース)、
ベンザリンと言った所です。また、長期作用型の方もあるのですが、これらはあまり外来処方はしていません。
3 抗精神病薬
主には精神分裂病の治療薬なのですが、うつ病や躁病に効果があったり、神経症の一部にも効果があるので、「この薬だから…」と
はっきり言えない部分があります。分裂病でなくても、例えば強度の不眠に効果のあるウインタミン、ヒルナミン
(コントミン、レボトミン)にベゲタミンや、うつに効果のあるPZC、メレリル等、といった薬剤もあります。
また、神経症の場合でも、このカテゴリーの薬は処方されます。はっきり医師に「分裂病」と言われない限り、
変に分裂病を疑るのはかえって危険ではないか? と思います。
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