阪神大震災では、予想以上の大きな被害が生じた。被害を最小限に抑えるためには合理的な耐震設計が必要となる。人命の安全及びライフラインの機能を確保するため、構造物の局部的損傷は許すものの崩壊させない耐荷力を持たせる事が要求されている。

都市高速など市街地における高架橋は、立地的な条件から様々な構造形態の橋脚が使用されている。名古屋高速道路公社の既設鋼製橋脚の約一割は上部構造重量が偏心載荷される単柱式鋼製橋脚(逆L形橋脚)である。偏心載荷の場合、地震後の残留変位が偏心載荷側に中心軸圧縮橋脚よりも大きくなることが予想される。また、橋梁の機能保持の観点から強度と変形性能を検討しておく事が重要である。

本研究では部材を細長くスマートに見せることができ、美観上優れた構造形式とした正八角形断面鋼製橋脚を取り上げ、偏心量e=01r を有する逆L形橋脚について繰り返し載荷実験を行い、強度と変形性能について検証を行う。

直線上に配置
卒業研究