(C)Two-Way/道徳/小・中学校/みんなからみんなへの手紙
青森県(青森市立甲田中学校)/寺田充伯
細羽正巳氏の「道徳・みんなからみんなへの手紙」の修正追試。
全員が、クラス全員に、その子の良いところについて手紙を書きます。1時間で終わります。
修正点
1 自分の紙の自分の欄を細羽氏は×印か工事中としたが、「自分の長所や頑張っていることを書きなさい。」に変えた。
2 指示6の「やめなさい。次の人に回しなさい。」を「5・4・3・2・1。(5秒前からカウントダウンする。)ハイ回して。」に変えた。
※原実践は小学校2〜6年生を対象としている。
黒板に「みんなからみんなへの手紙」と書く。
指示1 これから、みんなにみんなへの手紙を書いてもらいます。では、用紙を配ります。
手紙を書く用紙として名列表を配布する。(原実践では全員の名前の横に空欄があり、その欄外上に四角い枠がある用紙)
指示2 一番上に四角の枠があります。そこに自分の名前を書きなさい。
名簿の自分の名前の所に「自分の長所や頑張っていること」を書きなさい。
説明1 それでは用紙を全員に回し、全員から手紙を書いてもらいます。
回し方を説明します。(下の図を黒板に書く。)
一番前に座っている人は左隣の人に紙を回します。
それ以外の人はジグザグに一筆書きで回るように紙をまわします。

指示3 では、次の人に回します。
うまく回ったか確認する。
指示4 紙の一番上に名前が書いてある人へ手紙を書きます。
内容は表の一番上に書いてある「こんないいことしたね。」「こんないいことしてくれたね。」
「いいなあと思うところ。」です。
自分の名前の欄に書くのです。時間は一人一分です。
指示5 よーい、はじめ!
1分計る。(最初は30秒たったら教える。5秒前からカウントダウン)
指示6 5・4・3・2・1。(5秒前からカウントダウンする。)ハイ回して。
これを全員分くり返す。
書き終わらない者を待つことはしない。
ほんの少し書いて次の人へ回そうとする者がいるときは
助言 時間より大分早く終わってしまう者がいる場合 → 他の人のいいところがたくさん書ける人は素敵だね。
全く書けない者がいる場合 → 係活動や部活動、運動会、クリーン作戦など行事を思い出すといいよ。
学級の人数×1分の時間がかかる。
教師の分も回すと教師への評価の一端が分る。
全員分が回ったら
指示7 自分のところに戻ってきましたね。それを読んで下の欄に感想を書きなさい。
(原実践では 小学校低学年では「みんなへのお返事を書きましょう。」の方がいい。 としている。)
こどもたちはとてもいい表情で手紙を読んでいた。
その後、教師が回収し学級通信に感想を載せる。
掲載後は道徳のノートに貼らせておく。
原実践では 教師の知らないその子の良い面がわかる。 とあったが、
追試してみて教師にとってのメリットはもちろん、その他にも以下のような変化が見られた。
1 認められることのうれしさを知る。
2 お互いに認め合うことの大切さ・楽しさを知る。
・どんな行動をすると、人が認めてくれるのかが分る。
・人のいいところを普段から見ようと努力する。
3 自分では気づいていなかった長所に気づく。
4 これからも続けて頑張ろうと思う。
5 同じクラスなのにあまり知らなかった人に気づく。
その後、他の授業への取り組みも変わった。
(以前がダメだったわけではないが、発表の聴き方、集中力など良い方に変化した。)