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寄木細工の旅日記
yosegizaiku no tabinikki

今、世間を騒がせている川辺川ダムに沈む予定の五木村を訪ねて
ご報告のつもりでしたが、新聞報道等でご承知の通り、むらはを二分す
るダム論争は裁判闘争も含め日ごとに熾烈さを増し、五木の歴史とロマン
を静かに語る環境ではありません。ダム論争に決着が付き、ダム賛成派
が勝てば、この子守唄の里は湖底に沈むことになります。3年前に訪れた
時の写真を掲載します。ご容赦下さい。上は、子守唄の歌碑です。俳優の
森繁久弥氏の書を自然石に彫りこんだもので、歌碑の前に立つと、何とも言え
ない物悲しい「正調・五木の子守唄」のメロデイーが何処からともなく流れてき
ます。日頃聞いている「五木の子守唄」ではありません。

子守の立像です。この近くに子別峠という地名があります。おそらく
子守奉公に出る子供をそこまで送って行き、ここらで泣く泣く親子
が別れたのではないでしようか。別れたきり一生会えない親子も
居たことでしょう。そう思いながらもう一度子守唄を口ずさんでいると
いつしか涙がこぼれてきました。秋頃には論争も収まることでしょう
から、もう一度挑戦しご報告いたします。拙い報告でゴメンナサイ。