

写経を始めるための準備
「写経をするための用具」
| ● | 紙について |
| 特に決まりはないのですがが、初めは手本になるお経を下におきそれを写して書いていくので薄手の美濃紙が良いでしょう。 また界線(かいせん)の入った写経用の紙が市販されているので、これを使用されると良いでしょう。慣れて来て少し長いお経を写経する場合、鳥の子紙などに、ご自身で界線も入れるようにするとよいでしょう。金泥で写経する場合は、紺紙か藍紙を使うと金泥とよく調和して美しく仕上がりますよ。 |
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| ● | 筆について |
| 細字用の筆を使います。腰があり弾力性のある筆が良いでしょう。始めは練習用なので高価な筆でなくてよい。お求めになる前に,写経をするのでどんな筆が良いのか、お店の人に尋ねてみるのもよいでしょう。とにかく色々使ってみてご自身の使い勝手の良い筆を使用すればよい。私の場合は、中国製の「写巻」を使用しています。お値段もてごろです。 また界線を画くには、面相筆を使うと良いでしょう。 |
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| ● | その他の用具 |
| 「硯(すずり)」「墨(すみ)」「文鎮(ぶんちん)」等をそろえると良いでしょう。 わざわざ新しいものを用意しなくてもよいですよ。 |
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| ● | 「写経」する場所と心のご準備 |
| 寺院などの道場で写経する場合は、各寺院の指示を必ず守り、静かに行なって下さい。ご家庭で写経をする場合いは、ご自身が落ち着ける所ならどこででもよいのです。姿勢についても、昔は厳しく定められていたようですが、椅子に腰掛ける、正坐、あぐらの姿勢でもよいのです。「半跏趺坐(はんかふざ)」と言って坐禅するときの姿勢で「あぐら」は決して悪い姿勢ではないのです。また心を落ち着かせるために静かな音楽があってもいいと思います。そのうち集中すれば音楽も耳に入らなくなるでしょう。ようは疲れが出ない自然な姿勢でよいのです。ただし「写経」を始める前と、終えた時は必ず「合掌」するように心掛けたいものです。 | |