書体についてのタイトル

写経で使われている漢字について

経の中で使われている漢字に初めてお目にかかる人も多い事と思います。いま私たちが使っている簡略化された文字とは異なり、現在では余りお目にかかれない、文字が多く使われています。
  これらの文字は中国の隋・唐の時代のもので、この時代は仏教による影響が大きく美術、音楽、建築、文学などあらゆる面に於いて華やかに繁栄していた様です。
  漢字はこの時代より以前に書聖と言われている王義之(おおぎし)(307〜365)によって楷書・行書・草書体などがすでに完成されていて広く使われていました。
  また写経する漢字は、我々が現在使っている簡略化された漢字でするのも良いのですが出来れば先人達より伝えられてきた美しくて魅力ある古い漢字で、そして書道の基礎でもある楷書体、もしくは行書体で「写経」したいものです。またそうする事により古人の息づかいを感じながら、心をこめて丁寧に書いていく事により、その喜びが増するのではないでしょうか。


写経する経典(お経)について
  「写経」するのに適した経典は一般的には多くの宗派に読まれている「般若心経」で、これは「大般若経」を短くまとめられているものです。またこのお経は良く知られているのでお聞きになられた方も多いことでしょう。そして般若心経よりも、もっと短い「延命十句観音経(えんめいじゅっくかんのんきょう)」「華厳唯心偈(けごんゆいしんげ))」「舎利礼文(しゃりらいぶん)」などがある。少し長い経典では「法華経」の中の「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」これは通称、「観音経」と言われています。「理趣経」「薬師経」「大日経」「阿弥陀経」「観無量壽経」「無量壽経」等々まだまだ有るのですが省略させていただきます。また「真宗」の教えでは、ご自身で「行」などはしないのですが、親鸞(しんらん)さんが説かれた「正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)」を覚える為に書写しても良いのではないでしょうか。是非おすすめします。
  お経の解説や読み方などは、お近くの図書館あるいは書店などへ行けばあリます。それらを参考にしながら写経されると、よりお経の知識と仏教についても理解出来るのではないでしょうか。

ここでは解説はしていませんが「般若心経」のみ載せておきます。

般若心経

上の「般若心経」は実物(自筆)より縮小しています。

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