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愛犬部屋


もう少し詳しい解説

《しつけ》 の大切さを知ってもらいたいんだわん☆


● なぜ 《しつけ》 が必要なの?

『しつけ』 とは、【人間社会で犬が一緒に生活していくために、最低限必要なルール・マナー】 を教えることです。
ルールを身につけている犬は誰からも愛されますが、反対に身につけていない犬は、わがままで凶暴な犬になってしまい、ついには飼い主の手にも負えなくなり、それが原因で最後まで飼いきれなくなることもあるのです。

どんな動物でも、ペットとして、家族として迎えたからには、最後まで人間が面倒をみてやらなければなりません。
これを 【終生飼養】 といい、犬の場合は 『しつけ』 をきちんとしておくことによって、飼いきれなくなるどころか、絶対に手離したくなくなる愛犬を育てることができるのです。
ですから、犬の 『しつけ』 は、大変重要なことであるといえます。

しかし、実際にはあまり堅苦しく考えずに、むしろ 『しつけ』 を楽しみながら、犬とゲームでもしているつもりで、無理なく進めていかれるとよいと思います。

【愛犬のために必要です!】

以下のような危険を防止できます。

★ 飼い主の言うことを聞かず、勝手に車道に飛び出して、車にはねられてしまう
★ 道に落ちていた腐った食べ物を食べて、お腹をこわしてしまう
★ 無駄吠えしてうるさいと、他人から虐待されてしまう、等

【飼い主さんのために必要です!】

飼い犬に反抗されるような飼い方は、思わぬ事故の元になります。
家庭内暴力をふるう犬と一緒に暮らしていても、ちっとも楽しくありません。
犬の問題行動を防止し、犬と生活する本当の楽しみ方がわかるようになります。

【社会のために必要です!】

犬に対する誤解、苦情が少なくなって、みんなが穏やかに暮らせます。
近隣に迷惑をかけることがなくなり、犬はみんなから愛され、かわいがられるようになります。

犬による咬傷事件などがなくなり、みんなが安心して生活できます。
最近、 『しつけ』 不足で放し飼いにされていた犬が、子供を噛んで怪我をさせたり、死亡させてしまう事件が相次いでいます。
新聞やニュースなどで、すでにご存じかと思います。
また、犬が喜んで飛びかかっても、相手が小さな子供だったりすると、押し倒したり、傷つけたりして、事故につながるおそれもあります。

きちんとした 『しつけ』 を受けられなかったために、問題行動を起こして捨てられる犬は、飼い主の方に問題があることも多いのです。
野良犬になって飢えてさまよったり、飼いきれないからと簡単に処分されてしまっては、人間の最良の友とも呼ばれる犬が、あまりにもかわいそうです。

『しつけ』 で身につけたルールをきちんと守りさえすれば、ヒトと犬は、ますます良いパートナーになっていくことでしょう。


● 《しつけ》 を始める前に知っておこう!

◎ 犬の習性について

犬の祖先はオオカミであるといわれています。
ですから、先祖のオオカミと同じ習性を残しています。
オオカミは、普通、リーダーを決めて群れで生活しています。
リーダーへの 【服従心】 が、そのまま、飼い主さんへの 【服従心】 になっています。

ところが、リーダーが頼りなかったり、群れを守る力がないと思うと、いつでも自分がリーダーになろうとする 【支配欲】 も、持っているのです。
家庭犬の場合、群れは家族ということになります。
犬にとってのリーダーは、犬以外の家族全員でなければなりません。
4人家族であれば、犬が5番目にこなければなりません。
犬は常に最下位であるべきなのです。

しかし、飼い主がリーダーであると認められないような行動をとると、犬は自分がリーダーになろうとして、飼い主に噛みついたり、唸ったりするようになることがあります。
このような、犬が飼い主を逆に服従させようとする状態を、【権勢症候群=アルファー・シンドローム】 といいます。

権勢症候群の犬とは、暴君のようなものです。
これが原因で、咬傷事件が発生する場合もあります。
権勢症候群に陥るきっかけといたしましては、主に以下のようなことが、認識不足として考えられています。

★ 人間のベッドに、犬を当たり前のように(ルールなしで)上がらせている
★ 食事を人間と一緒に(同時に)とらせている,食卓の物を与えてしまう
★ 犬が散歩に連れていけとうるさいので散歩に出る
★ 散歩の時、犬を先に歩かせている,リードをぐいぐい引っ張られている
★ 遊びのきっかけを犬の求めに応じている,引っ張りっこなどで常に犬を勝たせる

つまり、ヒトと犬が同格に扱われたり、飼い犬に飼い主が命令されるという事態を、絶対に許してはならないのです。
飼い主がリーダーだということを、犬にはっきり示してください。
犬はいつも最下位だから、かわいそうだと思われる必要はまったくありません。
犬は、尊敬できるリーダーと出会った時、心底喜んで服従する生き物なのです。

(逆に、犬を人間より上位にしてしまうと、犬は群れのリーダーとしての強いストレスにさらされ、精神的にも身体的にも、悪い影響を及ぼすことがあります)


◎ 《しつけ》 の時期について

基本的な 『しつけ』 は、生後3ヵ月位から始めるのがよいとされています。
なぜなら、この時期より思考力が発達してきて、【判断行動】 ができるようになるからです。
それから、生後7〜8ヵ月で、一通りの 『しつけ』 を終了するようにしてください。
この時期を過ぎると、いくら思考力が発達していても、かえって 『しつけ』 しにくくなる傾向があります。

ただし、子犬の頃に一通り教えたからといって、その後 『しつけ』 をしなくてもよいという訳ではありません。
『しつけ』 とは、終生復習し続けるもので、決して途中放棄してはなりません。
犬は常にリーダーの位を狙っているということを、忘れないでください。

ところで、子犬の 『しつけ』 には、原則的に体罰は必要ありません
【誉めること】 が基本です。
言葉だけで制止できない時は、体を叩くこともありますが、一度強くポンと叩くだけで、制止できたら、すぐに叱った時の何倍も誉めてあげましょう。
むやみに叩くと、かえって飼い主さんへの信頼を失うこともあるのです。
それに、叱るということは、怒るということではありません
成犬では、時に体罰が必要なこともありますが、できる限り誉めることが大切だということに変わりはありません。
問題行動の矯正と 『しつけ』 は、似ているようで、実は違うものなのです。

ヒトと犬の絆は、いわゆる 【主従関係】 が成立していなければなりません。
放任主義や溺愛主義では、性格のよい犬は育ちません。
自立心のない、わがままな犬になってしまうことがあるのです。
しかし、ただ厳しいというだけではだめで、家族と同じ、深い愛情が必要となります。
決して、甘やかすということではありません。
犬は賢く、感情表現にも富んでいますので、ついつい擬人化して考えてしまいがちですが、犬は犬として扱わなければならないのです。
人間とまったく同じ生活、食事、健康管理をしていては、犬のためになりません。

結局、一番大切なことは、その犬を愛しているから 『しつけ』 をしているのだ、ということを忘れないでいてください。
気持ちの上で、人間の子供を育てることと、基本的には何も変わりません。


◎ 《しつけ》 しやすい犬に育てるには?

子犬が新しい家に馴れて落ち着いてきたら、疲れさせない程度に、できる限りかまってやりましょう。
努めて手をかけるようにすると、子犬も喜びますし、飼い主も、犬との遊び方、付き合い方、楽しみ方がわかってくるようになります。
こうして遊びながら、どこを触られても嫌がらないような犬にすることが大切なのです。
子犬の体のすみずみまで手をかけてやるようにしましょう。
撫でている飼い主も、撫でられている犬も、楽しく自然に振る舞えるようにしましょう。

飼い主さんに対して、いつでも従順になれる犬は、ブラッシングやシャンプー、爪切りなど、手入れがしやすくなるばかりでなく、ケガや病気の治療もしやすくなります。
身体中をよく触っていると、昨日までなかったはずのしこりなどが手に触れて、病気の早期発見につながる場合もあります。
ノミやダニなども発見しやすくなり、早めに駆除することができます。
また、自分本位にふざけさせないで、人間が犬の体を押さえて、じゅうぶんに愛撫してやると、噛みつき遊びの防止にもなります。

犬と遊んでやることは、よりよい性格の犬を育てることにもつながります。
子犬を自閉症にさせてはいけません。
過保護のあまり、箱入り犬にして、臆病者にさせてはいけないのです。
これを犬の 【社会化】 といいまして、社会化に失敗した犬は、いろいろな問題行動をとることがあります。
飼い犬に対する過保護は、人間のわがままでしかありません。
他人にも、できる限り(安全な範囲で)触ってもらってください。
他の犬や猫とも遊んでもらった方がいいでしょう。
ヒトとの間だけではなくて、動物同士の社会化を教えることも大切です。

それから、犬と遊んでやる際に、おもちゃを使用することが多いと思いますが、上下関係をきちんとわきまえた、正しい信頼関係をつくるためには、遊び道具は飼い主さんが管理された方がよいでしょう。
ただし、ひとつかふたつ、ひとり遊び用のおもちゃを与えておくと、集中力のある犬に育てることができますし、留守番中のいたずら防止にもなりますので、どんなおもちゃに一番熱中するのか、よく観察して選んであげてください。


● 《しつけ》 を成功させるコツ

良い行動をしたら 【大いに誉めてやる】 ことが、最大のポイントとなります。
反対に悪い行為をした時は、その行為がおこなわれている時に叱るようにしてください。
すでに終わってしまった行動に対して叱るのは、まったく無意味となります。
つまり 【即賞即罰】 が最も効果的で、直後のタイミングが大事なのです。
それから、叱るのは一瞬、悪い行為をやめたらすぐに誉めるということも大切です。
『しつけ』 の最後は必ず誉めて終わってください。
叱りっぱなしでは、犬が落ち込んでしまって 『しつけ』 になりません。

ところで、叱るということは、犬を愛しているからこそできる行為で、これは 【厳格な愛情】 という言葉で表現できます。
注意の言葉(例 『イケナイ』)は時々必要になりますが、決して怒ってはいけません。
感情的な怒りは、犬を反抗的にさせることがあります。

それから、叱る時に犬の名前を呼ぶと、犬が勘違いをしてしまいます。
もしかしたら叱られるかもしれないと思い、名前を呼んで 『オイデ』 と言っても、来なくなるおそれがあります。
犬の名前を呼びたい時は、犬が喜ぶ時だけにしましょう。

犬にルールを教える時は、いつも同じ態度をとるようにすることも大事です。
【始終一貫、初志貫徹】 の決意で臨んでください。
まず、賞罰をはっきりとさせてください。
誉める時は大いに誉めて、叱る時はピシッと厳しく一喝してください。
次に、あるときにはやめることを要求し(叱り)、あるときには放任する(黙って見逃す)というようなことは絶対に避けてください。
飼い主さんが曖昧な態度を示すと、犬は混乱してしまいます。
ダダをこねれば許してもらえる、というような甘い考えを、犬に覚えさせないように気をつけてください。
それは、犬の、リーダーへの信頼を裏切ることにもなりかねません。
家族同士でよく話し合って、家族全員が協力するようにしてください。

家族全員で協力するといえば、 『しつけ』 の言葉を統一することも忘れてはなりません。
いろいろな言葉を、みんなが勝手に使ってしまう(例: 『コイ』 『オイデ』)と、犬は混乱して、 『しつけ』 がうまく進みません。
また、無駄な長い言葉より、調子のはっきりした短い言葉の方が、より効果的だということを、知っておいてください。

万が一、 『しつけ』 がなかなか進まなくても、あせる必要はありません。
感情的になって怒ったりすると、ますます 『しつけ』 の妨げになります。
簡単なことから、気長に教えていくようにすればいいのです。
一回に長時間かけて 『しつけ』 をする必要もありません。
犬が途中で飽きてしまっては、かえって逆効果となります。
散歩の時や食事の時など、特別に 『しつけ』 の時間を作らなくても、その度、教えることができる 『しつけ』 もあります。

『しつけ』 を上手におこなうには、成功の積み重ねが大事なので、できるだけ犬に失敗させないように注意してください。
そのためにも、最初から難しいことに犬を挑戦させないでください。
成功した時の喜びを、犬にも味わわせてあげましょう。
『しつけ』 は楽しくおこなうものなのです。
『しつけ』 が重荷になってしまっては、結局、長続きしません。

少し突っ込んだ方法といたしましては、犬の性格に合った 『しつけ』 をすると、さらに効果的といえるでしょう。

【硬性】 の犬 … 我慢強く、気分転換がうまい
 時には厳しくピシッと強く叱る(体罰)
 叱られた時は驚くが、すぐに誉めてやれば素直に喜ぶ

【軟性】 の犬 … 感受性が強く、気分転換がへた
 体罰はできるだけ避けて軽めに叱る
 強く叱り過ぎると怯えてしまう
 叱った後誉めてやっても、シュンと落ち込んだままになる

最後に、基本中の基本ですが、犬に(原則的に)健康で規則正しい生活をさせてください。
しっかりした気力や体力を養っておくことも大切です。

ひとやすみ

文章体裁&画像提供:NEZUMI(愛玩動物飼養管理士)


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