も く じ

1.ハイティーにいこう
2.水周りの話
3.島へ行く


ハイティーにいこう

何を隠そう、私は甘いもの大好き人間です。日本にいた時から、ケーキの食べ放題情報を集めては友人を引き込んでホテルへ繰り出していました。 そんな私がシンガポールへ来て、とにかく実践したのがハイティー。 ハイティーはイギリスの午後のお茶会の習慣に端を発し、現在のシンガポールではケーキ食べ放題+ローカルフード、すし、何でもありのシンガポール観光のひとつの数えられるような存在になってきています。

以下の記述はここ3年間のものなので古い情報もありますが、これからハイティーする方は参考になさってください。

<シンガポールのハイティーの特徴>

1.あたりはずれが大きい
2.メニューがバラエティーに富んでいる
3.値段はS$20代が多い
4.メジャーなところがよいとは限らない

シンガポールのハイティーは味、雰囲気、メニュー、サービス、すべての点でバラエティーに富んでいます。 (とくに料理は、ケーキはもちろん、和洋中、エスニックなど、幅広い。)だから、如何にして自分の目的にあったハイティーを選ぶかがキーになります。

Hi-tea.jpg (12290 バイト)

以下の表はあくまで私個人の印象です。値段などはかなりいいかげんなので目安程度に考えてください(順不同)。
変更が頻繁にありますので、事前に電話をして実施時間、空席状況等を確認することをおすすめします。

ホテル名

TEL

場所 値段 メニュー 雰囲気 サービス
マンダリンホテル

737-4411

オーチャード S$26 過不足がない。欲を言えば飲茶系がもっとほしい。リプトンのティーパックはちょっと。 特にサラダがおいしい。 ゆったり落ち着いて食事ができる。 気がきいたサービスはないが、いえばやってくれる。
ヒルトンホテル
(EnglishHiTea)

737-2233

オーチャード S$23 サンドイッチ、スコーン、ケーキ類各数種のみ おいしいけど、炭水化物ばかりでもたれる。 ゆったり落ち着いてお茶ができる。照明が暗い。ビュッフェ式ではなく、ウェートレスがなくなった種類の食べ物のお皿をもってきてくれる。 過不足なく、気持ちいい。
ラッフルズホテル

337-1886

シティホール S$27 サラダがほしい。あとはGood。 さすがにおいしい。 せまいが明るくて優雅。 人気があるのでしょうがないのかもしれないが、客の回転を第一に考えるようなサービスはいただけない。
グッドウッドパークホテル

737-7411

オーチャードの奥 S$27 甘いもの中心 おいしい。でも、しょっぱいものがもっとほしい。 日本人が多い。せまいが明るい。 紅茶をいわなくても足してくれる。
ANAホテル

732-1222

オーチャードの奥 S$26 日本人好みでくせがない。 もう少し甘さをひかえてくれるともっと食べられるんだけど。 オープンテラスの席がおすすめ。中は日本人の子供ずれがいてにぎやかなことも。 日系のサービスはやっぱり心地いい(オープンテラスの席は中に比べるときめが粗い)。
シェラトンタワー

737-6888

ノベナ S$25 とにかく豊富。すし(もどき)まである。 悪くはない。でも、一切れが大きすぎて、種類をこなせない。 抜けの天井で2方面ガラス張り。明るくてよい。 気がきいたサービスはないが、いえばやってくれる。
シャングリラホテル

737-3644

オーチャードの奥 S$27 洋食中心。種類は少ない。 どれもおいしい。はずれがない。 ゆったりしていていい。ウェッジウッド(ミントンだったか?)の食器とウェートレスさんのチャイナドレスが魅力的。 各人にお茶がティーポットでもらえるので安心していられる。お茶の葉の交換が無料だったらいいのに!1999年後半リニューアル。
オムニマルコポーロホテル オーチャードの奥 S$25 種類が豊富。特にノニャと野菜の充実がうれしい。 悪くない。 気取らない雰囲気で楽しく食事ができる。 普通のレストランビュッフェよりやや良い程度。
パンパシフィックホテル

336-8111

マリーナスクエア S$23 豊富。洋食、中華が多い。 悪くはない。 大衆的。シンガポーリアンが多い。 お客に対し人手不足というかんじ。質は悪くないと思うのですが。
インターコンチネンタル ブギス S$25 炭水化物系が多い。 すしを除いておいしい。 天井が高く、生のハープ演奏が聞ける。 いえばやってくれる。
リージェントホテル(1F)

733-8888

オーチャードの奥 S$25 サンドイッチ、スコーン、ケーキ類のみ おいしいけど、炭水化物ばかりでもたれる。お茶がおいしい。 ゆったり落ち着いてお茶ができる。ビュッフェ式ではなく、ウェートレスがなくなった種類の食べ物のお皿をもってきてくれる。 ウェートレスのサービスがいい。
トレーダーズホテル オーチャードの奥 S$25 炭水化物系が多い。コーヒー・紅茶はセルフサービス やや大味 天井が高く、明るい。 お皿を下げるのが早すぎるくらい。

1998.9.23.

 

 

 
水周りの話

台所、お風呂、トイレ。水周りは、住人の生活習慣が顕著に出るところだと思います。 今回は水周りを通してシンガポーリアンの生活を考察してゆきたいと思います。

その前にちょっと水の話
シンガポールは水をマレーシアからの輸入に頼っています。 マレーシアとシンガポールを結ぶジョホールバルの橋の脇には太いパイプが数本通っていますが、それは水道管だそうです。 シンガポールでは水道料金はかなり安く、私の場合(独身女性一人暮らし)一ヶ月S$20くらい。 水はすべてWHOの基準を満たしています。しかし、塩素臭(?)がして、おいしくありません。 大きなマーケットには世界中のミネラルウォーターが日本と同じくらいの価格で売られていますが、マレーシア、オーストラリア、インドネシア産のものを特によく見かけます。浄水機は日本ほど普及していません。 オフィスでは、シンガポーリアンは水道水の湯冷ましを「ミネラルが多い」といって好んで飲みますが,日本人は業者の持ってきた給水機の水をもっぱら飲むという二分化現象が見られます。 一説によるとシンガポールの水道水は微量のフッ素を含んでおり、シンガポーリアンの虫歯発率が低い要因の一つとなっているそうです。なぜか洗濯物は日本に比べかなり早く黄ばんでしまうので、白い洋服の寿命は短いです。

台所
部屋の割合に対して貧弱です。気候が暖かいためか、ホーカーズセンターという便利なものがあって自炊の必要性が低いためでしょうか。一般家庭ではお湯が出てくる流しは少なく、油にまみれた食器を洗うときは不便です。 民族によって台所道具がぜんぜん違います。共通しているのは油、スパイスを良く使うことです。 食事のマナー一般ですが、中華系の食べ方は食い散らかすかんじで私は好きではありません。 これは、料理と関係あるのかもしれません。マレー系、インド系は、手やフォーク、スプーンで色付きの 香辛料を使ったカレーっぽい物を一人分ずつよそい、散らかりにくい(散らかったら大変)です。 一方、中華料理は色がついてないし、固形物も多く、大勢でシェアして箸で食べるようにできています。 (シンガポーリアンはどうしてナイフをほとんど使わないのでしょう?)HDBの室内洗濯物干し場=台所だというのもうなずけません。

お風呂
ほとんどのHDB(国民の80%近くが住む公団住宅)はバスタブがありません。 ほとんどがトイレとユニットになっているシャワーで(しかもカーテンなどの境目がない。)、お湯が出ないものも少なくありません。 給湯機がついていたとしても貧弱なものが多いため、日本のように湯船にたっぷりのお湯を家族で楽しむなんてのは贅沢に相当します。 「1日に何度も、カラスの水浴び式」が熱帯のこの国での正しい入浴法で、熱いお湯につかる必要性も重要性もないのはわかるのですが、 フリークの私としては凝ったお風呂や入浴グッズ、温泉への禁断症状がでてしまいます。そんな時は市民プールで水につかり、欲求不満を解消。

トイレ
100%下水完備。つまり、シンガポールに汲み取り式便所はありません。 そのかわり、ウォシュレットもありません(市販されていないのでは?)。 デパート、会社などの公共のトイレは和式より洋式が多く、ペーパーの盗難防止のためかペーパーホルダーがトイレの入り口についていることがよくあります。 また、個人宅のトイレのペーパーホルダーはシャワーで濡れないようにカプセル型になっています。

公共トイレの使い方は悲惨です。便器が濡れていることは当たり前、床もぬれています。 ホーカーズセンターなど観光客が使わないようなところは旧国鉄のトイレよりひどいありさまです。 東南アジアの和式(?)便器は日本のものの2/3ほどの大きさです。設備が古いのは平気なのですが、使い方が汚いトイレはパスしたいところです。

何年か前にゴーチョクトン大統領が「トイレの使い方は文化度に比例する。 国民の皆さん、トイレをきれいに使いましょう」といった趣旨の演説をしましたが、便器をひとまわり大きくしたほうが効果的なのではないかと思います。 聞くところによると、インド系は洋式でも和式のように便器をまたいで用を足すそうで、マレー文化圏では用を足した後ペーパーで拭かずに水で洗うそうです。 以前、マレーシアンのお宅におじゃました時、トイレにペーパーホルダーがなく、水桶とひしゃくがあってびっくりしたことがありました。 バスルームとの境目がないつくりはこの風習のためでしょうか? しかし、家ではどうであれ、公共のトイレでは便器や床が濡れない使い方をしてほしいものです。それから、ハンカチを持たないのはいいのですが、手洗い場をびしゃびしゃにして、手を拭き終わったトイレットペーパーを散らかさないでほしいです。

まとめ
平均的シンガポーリアンは日本人と比べ、水周りに無頓着。 これだけインフラが整い生活が西洋化されているのだから、もう少し水周りに気を使ってもいいと思います。

1998.10.7

その後、読者の方から水道のメンテナンスについての質問があったので、シンガポーリアンの年配の知人にきいてみました。

私: 「HDB(公団住宅)の水道管や水質の検査は定期的にしているの?」
彼: 「水道管は10年か20年かに1度とりかえているはずだよ。」
私: 「定期的な検査はないの?」
彼: 「?」
私: 「水質検査は?」
彼: 「処理場で管理してるよ。」
私: 「シンガポール内に処理場があるの?」
彼: 「貯水池と処理場が国内に3、4個所あるはずだよ。でも、そこだけでは需要にはとても応えきれないけどね。」
私: 「いつごろから水をマレーシアから輸入するようになったの?」
彼: 「Long Long Ago。」

語学力の不足もありかなりおおざっぱな答えしか得られませんでしたが、誰に聞いてもたぶんこんなものだろうと思います。 安価で(一応)清潔なこともあり、シンガポーリアンの水に対する関心はかなり低いのです。

1998.11.4

関係業種にお勤めの日本のKさんとシンガポールのUさんがメールこんなことを教えてくれました。

Kさんからのメール
余りにも細かいので、今回はシンガポールでみた高層住宅くらいの建物の水道管理について説明します。

シンガポールでも同じだと思いますが、日本全国の道路の地下には水道管が通じています。これを「本管」といいます。一般家庭で水道を使う場合、この「本管」に「支管」を通して水道を使います。

一般家庭はこれでよいのですが、マンションのような高層住宅の場合、水道管にかかる水圧が低いので、支管をそのまま通したのでは最上階まで水があがっていきません。そこで、高層住宅では一旦支管から引いた水をタンクにためておき、ポンプを使って水圧をかけ直して、最上階まで水を通しています。このタンクを「受水槽」といいます。ゆうさんも日本にいた頃、マンションの裏や屋根に大きなタンクが載っていたのをみたことがないでしょうか?

日本ではこの「受水槽」を年一度洗浄しなければならないことになっています。また保健所でも点検を行っており、洗浄していないと法律で罰せられます。最近までは4階建て程度の比較的小規模のマンションではこの法律は適用されなかったのですが、環境問題の高まりのせいもあり、市町村によっては、この洗浄を義務づけるようになってきました。

以前私がシンガポールに行った際、気を付けてみなかったせいもあるでしょうが、高層住宅の屋根にタンクをみた記憶がありません。高層住宅の最上階まで水を汲み上げるにはおそらくこの「受水槽」方式しかないと思いますが、もしよければ公団住宅の裏手や屋根にタンクがあるかどうか確認してみてください。

Uさんからのメール
隔膜式タンクというのがありまして、これはタンクのなかに伸縮性のある仕切(たしかゴム製だったと思います)があり、その片側には水道水、反対側には圧縮空気が入っています。水道管から来た水はポンプによってこの高圧のタンクの中に入ります。タンクの入り口には逆止弁というバルブがついていて、逆流しないようになっています。


このタンク内の圧力は、水を屋上まで運ぶのに必要な圧力となっていて、ポンプと圧縮空気を送り込むコンプレッサを適当に自動運転することによって、常時圧力水がストックされるようになっているそうです。
このタンクは、地上あるいは地下に設置可能です。HDBの屋上にタンクがなければ、この方式を採用している可能性が高い様です。

ちなみに、香港ではトイレの水洗には海水を使っています。シンガポールでは、生活用水の需要増加に対し、従来のようにマレーシアからの輸入を増やすのではなく、海水から真水を作り出すプラントをつくり、国内で水の生産?をすることを計画しているそうです。

私のまとめ2
シンガポールはテクノロジーで水を守る工夫は優れていると思います。しかし、水を使う側の教育はもっと大切で地球規模で急を告げているのではないでしょうか。この章の読者からの反応(主に同感)は予想以上におおきなものでした。天の底が抜けたようなスコールが降るこの国では水の大切さはなかなか自覚しにくいことではあります。

2000.4.12

 

 

 


島へ行く


プラウ・ウビン
ウビン島はマレーシアのビレッジのイメージをもつシンガポールの小島です。 たまの休日、新鮮なサイクリングを楽しみたい時にこの島をおすすめします。 タンピネスのMeredian Hotelの向かいにある波止場から船がでています。私が行ったのは日曜日でしたが、人数が定員になり次第10〜15分間隔で運行していました。 船を待っている人たちはBBQの道具を抱えているシンガポーリアンか、Meredian Hotelの宿泊者と見られる身軽な白人でした。

片道S$1.5、15分でウビン島に着きます。船着き場を出て、左手に簡易インフォメーションセンター、右手には貸し自転車屋がずらりと並んでいます。 私は一番手前の店で2時間S$5で借りてしまいましたが、5、6軒あるので全部見てから決めても遅くはないでしょう。 自転車は古いものがほとんどですが、ブレーキが利くかどうかだけは確かめたほうがいいです。 なぜなら、この島は坂道が多くかなり急なものも含まれているので、運悪くそういう自転車を選んでしまった場合、急な上り坂だけでなく、下り坂でも自転車を押して歩く羽目になるからです。 また、お店はフェリーターミナル付近にしかないので、飲み物も最初に購入しておいて下さい(シンガポール島内と同じ価格)。

島内は、緑に覆われ、気持ちがいいです。道路は舗装され、車も少ない。また、分岐点には必ず表示があるので走りやすいです。 私の場合は海岸を目指して走りましたが、20分あまりで着きました。 海水はシンガポール本島よりもきれいです。その場所は湾になっていたためか、波もなく、目の前の島があるはずのタンカーを目隠ししていてくれます。 しかし、残念なことに波打ち際にはかなりのごみが打ち上げられています。やかん、ビニール、シャンプーの容器…。「うーん、お掃除おじさんはここにはいないか。」こういうところに本当の姿が現れてしまうのだと思いました。

私は、このショートサイクリングのみで帰ってきてしまいましたが、島内を1周しても、2時間ほどで回れるのではないでしょうか?BBQピット、キャンプ場もどこかにあるはずです。 シンガポールから15分で行けるマレーシアのような農村の演出はナンバープレートのない廃車寸前の車と行き合ったたくさんの野良犬(?)がしてくれました。

ビンタン島
ビンタン島は、シンガポールのタナ・メラ フェリーターミナルから45分(往復S$38)で行ける島です。 大きさはシンガポールより一回り大きく、南部は工業地帯、北部はリゾートになっています。ビンタン島はインドネシア領なのすがリゾート地区に宿泊する場合、通貨はS$だけでも事足ります。これはシンガポール経由でこの島にくる観光客がいかに多いかを示しています。しかし、タクシーや地域の雑貨屋さんなどではルピアが必要になる場合もたまにあります。党内の行動半径を広げたいと思っているのならルピアもあったほうが便利でしょう(チップなどにも便利です)。 リゾート地区は3年ほど前から開発が始まったのですが、去年、Club Medができたことで、宿泊費の価格が下がってきました。 そのチャンスを利用して5星リゾートのバンヤンツリーに泊まってみた(S$280/2名:交通費+1泊)ので、レポートします。

バンヤンツリーはすべてが独立したコテージで、ジャグジーかプール付きになっています。 敷地内は結構広くアップダウンが多いのですが、移動には2人乗りのバギーを頼めます。 それにトコトコ揺られて2つのプールやレストランまで行くのはなかなか楽しいものです。 配置図から察するに、すべてのコテージから海が見えるのでは?わたしが泊まったのは一番安いジャグジーヴィラでしたが、 ジャグジーに寝そべりながら椰子の木の向こうに海が見えるように設計されていました。

ヴィラの入り口はお寺の境内のような木の扉です。そこをあけると2台のビーチチェア、木製の円卓と椅子2脚、4人でも入れそうなジャグジーがあります。 本戸、網戸、ガラス戸の3枚の引き戸をあけると、中は10畳くらいのベッドルームです。高い天井には大きなファン、室内には天蓋付きのダブルベッド、その両脇に机と椅子。 頭を回して、海側に面した部分は大きな窓の下にベッドにもなりそうなカウチチェア、ソファテーブル、その脇にインテリアライトとテレビ&ミニバーと冷蔵庫の収納棚があります。 さらに奥の引き戸を開けると中央にクローゼット、その脇に2つの洗面台、その奥にシャワーとトイレがコンパクトに横一列に配置されています。 外を通るバギーの音以外は、そこは完全に外界と切り離されたプライベートエリアです。

部屋でくつろいだ後は、プールや海で泳いだり、マッサージサービスを受けたり、食事をしたり…。 食事に関しては質、量、価格ともに食い意地の張っている私も満足のいくものでした。海の見えるプールサイドで飲む冷たいソフトカクテルは最高です。 どこをとっても絵になるエレガンスなバンヤンツリーは大人のカップルがくつろぐのにぴったりの場所です。 次は彼とプールヴィラに泊まってやる!と硬く誓ってしまいました。
バンヤンツリーのホームページへ

プラウ・テマンギ
この島は、Strait Timesのツアー広告で見つけました。場所や価格はおぼろげにしか覚えていないのですが、コテージ3泊4日でS$300代でした。 歩いて一周できるほどのマレーシアの小島です。シンガポールからマレーシアのメルシンという波止場まで半日、そこから島までフェリーで1,2時間程度だったと思います。 その海は驚くほど澄んでいて、高さ5メートルほどの桟橋から小魚の群が見えます。私はこの海で始めてシュノーケリングを体験しました。 ボートでポイントまで連れていってもらい、ライフベストやフィンを着け、いよいよもぐります。 太陽が幻想的に反射する海底は色とりどりの珊瑚で覆われ、大小さまざまな魚が潮に揺られています。 初めての肉眼で見る海の底は時間を忘れるほど美しいものでした。

さて、旅行社の方が薦めてくれた「プラウ・テマンギで一番良い宿」についてですが、ひとつひとつ独立したコテージで、温水、冷房付き。 夜になるとドアの入り口にランタンを灯してくれ、空は満天の星、白砂を踏んで敷地内のレストランまでの道のりも楽しめます。 日本ではまず味わえないこの雰囲気でこの価格ならば、かなり、リーゾナブルといえるのではないでしょうか?
移動が少々大変ですが、このマイナーな島では手垢のついていないサービスと美しい海を堪能しました。

バリ島

日本から各種ツアーの出ているインドネシアのバリも、ここシンガポールからは2時間ほどのフライトで行けます。 ただの観光地であろうと甘く見ていたのですが、良い意味で裏切られました。 確かにクタビーチあたりは俗化されていて物売りもうるさいのですが、「神々の住む島バリ」はまだ健在であったのです。

特に森に囲まれたウブドゥは異邦人の私にも神聖さを感じさせてくれたし、ヌサドゥア/ベノア地区の海のきれいさにも感動しました。 キンタマーニ近辺は絶景でバティック売りがうるさいのが玉に瑕ですが、お土産を買おうとするならここがバリ島の中では一番価格設定が安い(もちろん、価格交渉は必要)のでは?

バリ島での買い物はルピアが基本です。US$も受け付けるところがかなりありますが、やや割高のように思いました。ただ、私の体験では一軒だけダイバー手配でUS$しか受け付けないところがありました。(たぶん、ぼっていたのだと思いますが。)そういう場合を考慮してUS$もほどほどあってもいいかもしれません。町中に両替商はありますがいんちきが多く、多少レートが悪くても日本やシンガポールで気持ちよく確実に両替していったほうがいいと思いました。

バリは芸術の島でもあります。ウブドゥ近辺には美術館が点在し、バリの画家達の作品が展示されています。 好みもあるでしょうが、伝統を継承したこれらの作品は血が通っていて力強く、深い印象を受けました。 また、祭事にまつわる音楽、踊りも観光用ですが、毎日のように催しているようです。 ショッピングやグルメはクタビーチ周辺で。お手頃価格でそこそこのものが手に入ります(ただし、工芸品以外は、妥協が必要かも)。 特にPOLOは、国内工場があるとかでかなりのお買い得です。

さて、バリ島では友人がちょっとした事件に2回遭いました。1回目はホテルの部屋に封筒に入れた現金を置きっぱなしにして紛失してしまったこと。 2回目は身分証明書、クレジットカード等の入った財布をタクシーに置き忘れてしまったことです。 1回目はホテル(5つ星の一流ホテル)の支配人に通知はしておいたものの、そのお金は戻ってきませんでした。 2回目は出発前夜だったにもかかわらず、ホテルの支配人、タクシー会社(特にドライバーさん)のおかげで財布はそっくりそのまま戻ってきました。 友人は他国を旅行するのに必要な注意を怠っていたと思います。私たちが1回の旅行で使い切ってしまうおこずかいでも彼らにとっては月収や年収に相当するのです。
戻ってきたそのお財布にはバリの良心がつまっているようで、それが私の一番の思い出となりました。

1998.11.16
 

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